おしん【あらすじ89話90話】生活が苦しいためたかの長谷川髪結店でおシン働く

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この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。

再放送:2019年7月12日、13日放送内容です。

89話90話の【主な出演キャスト】田中裕子,並樹史朗,今福将雄,日向明子,谷川みゆき,渡辺美佐子【あらすじ簡単】田倉商会が洋服の生地をおろしている一番大きな取引先の洋服店が倒産した。おしん(田中裕子)は、やりきれない気持ちであった。しかし、貧乏は怖くはなかった。。。

<おしん89話90話のあらすじ>

 

おしんが掃除をしていると米屋が勝手口から集金にやってきます。

 

おしんに家の費用を渡さなければと言う源右衛門に米屋には自分が払っておいたことを伝えたおしん。

 

「みんな苦しいのよ、こんなご時世だもの。だけどこんなにうちが苦しいなんて私初めて知った。旦那様も源じいも何にも話してくれないんだから」

 

そう言うおしんに今竜三が集金に行っていると言う源右衛門です。

 

それを聞いて懐から封筒を取り出すおしん。

 

「ほら、佐賀のお父様から結婚の披露をしなさいって頂いたあのお金。みんなに祝ってもらったからお金使わないで済んだし、役に立つんだったら」

 

源右衛門がそれは大事な時に使う金だと言うと、今がその大事な時だとおしんが言います。

 

それならと借りる事にする源右衛門に竜三には内緒と念を押すおしんでした。

 

その時入って来た男に竜三の不在を告げるおしん。

 

「ああ、田倉さんとは話はついてる。この間届けてもらった生地返品することになったから、、、」

 

男が言うには竜三が強引に置いていったものだとのことです。

 

表の大八車には返品の生地が積まれていました。

 

「また戦争でも起きてくれんことには、この不景気はどうにもなりゃしないな!」

 

帰ってきた竜三に戦争が起これば景気はよくなるかも知れないけれど悲惨な戦争が起こるのを期待しているのはおかしいと思うと言うおしん。

 

自分はどんな暮らしでも我慢できると言うおしんに竜三は嬉しそうな顔をしませんでした。

 

暗くなった店内に源右衛門がひとりで座っています。

 

「源じいももうお店閉まって。みんなも帰ったんでしょ? 旦那様お一人じゃお寂しそう‼」

 

源右衛門は何とか店だけはつぶさずにやっていけたらと、、、

 

それを聞いてかける言葉を見つけることが出来なかったおしん。

 

その時、誰かが店の戸を開けたのでした。

 

訪ねてきたのはりつでした。

 

「お願いしたいことがあって。無理なことは分かってるんです、でもあんまりお師さんが気の毒で見ていられなくて、、、」

 

りつが言うのは暮れになって日本髪を結う客が急に増えたのだと言います。

 

たかは折角来てもらった客を断るのは申し訳ないと頑張っているがもう限界だと言います。

 

たかに怒られることもおしんの無理も承知で暮れの間だけおしんに手伝って欲しいと頼みに来ていたのでした。

 

それを聞いておしんは竜三と相談してみると、、、

 

竜三は笑顔で頷いてくれました。

 

「ああ。おしんがそうしたいんなら行ってやればよか‼」

 

竜三の世話は任せてくださいと源右衛門も言ってくれたのでした。

 

たかの店の勝手口から入るおしん。

 

りつが割烹着のおしんに気づきます。

 

「お忙しいのではないかと思ってお手伝いに上がりました。お役に立つかどうか分かりませんけど、、、」

 

たかは戸惑いながらも頭を下げておしんを受け入れたのでした。

 

田倉商店では竜三が番頭と晩酌をすながら弱気になっています。

 

こんな大変な状況におしんまで巻き込んでしまい結婚するのではなかったとさえ口に出すありまです。

 

源右衛門はおしんはそんな弱い女ではないし、切り詰めていけば半年やそこらは耐える事ができると断言する番頭でした。

 

くたくたになったおしんが帰ってくると源右衛門が起きて待っててくれました。

 

翌日は何人もお客が待っている状態です。

 

そしてやっとの思いで最後の客を送り出したりつも思わずあくびをしたのでした。

 

おしんはたかにお茶を入れています。

 

「ほんとに助かったよ。おしんのおかげで何とか長谷川の体面を保つことができた。ありがとう‼」

 

おしんも久しぶりに働いたように思うとたかに笑うのでした。

 

たかはおしんに手当てを渡そうとします。

 

恩返しだと言うおしんに一人前の髪結いなんだから貰うものは貰うように言うたか。

 

たかに言われて手当てを貰ったおしん。

 

封筒の中には50円が入っていました。

 

翌日の早朝に田倉商店に帰ってきたおしん。

 

「遅くなりすぎて朝早くになっちゃいました!」

 

雑煮の支度をしていた源右衛門におしんは明るく挨拶します。

 

そして今でくつろいでした竜三にも挨拶します。

 

「明けまして、おめでとうございます‼」

 

そして自分が働いた分としてたかから貰った50円を出ます。

 

50円もの大金に驚くふたりですが、祝儀をはずんでくれる客が多いのだとおしんは説明するのでした。

 

そして手当ては受け取れないと一旦は断ったことも伝えたのでした。

 

「そう言いました。でもお師匠さんも一度言い出したら聞かないお人だから。いいのよ、せっかくのお師匠さんのお気持ちだし。お師匠さんの顔も立ったっておっしゃって下さってるんだもの。それにこれがあれば、ねえ源じい。お店のお支払いの分これで払って下さい。まだ迷惑かけてる部分があるでしょ?」

 

女は金の事を心配するなと言う竜三に田倉の人間として一緒に苦労するのは当たり前で景気が良くなった時には贅沢をさせて貰うとおしんは言い返したのでした。

 

松も取れたというのに品物が動かない状態が続いています。

 

竜三も苦労して一番の客が倒産してしまたたことと新しい客を探そうとしているがますます競争が厳しくなったことで中々商売がうまくいっていないのだと源右衛門は教えてくれます。

 

いざという時は店をたたんで佐賀に戻ることを進言するつもりだと言う源右衛門でした。

 

おしんが長谷川髪結店の勝手口から入るおしん。

 

りつからたかが居ることを聞いたおしんは急いで上がり込みます。

 

たかの前であらたまって話はじめるおしんです。

 

「お師匠さんは、こちらで洋髪のお客を取るつもりはないとおっしゃっておいででした。それは重々承知しております。でももし、私に洋髪をやらせて頂けるんでしたら、、、いえ、やらせてもらいたいんです」

 

妻の仕事の傍らにできる仕事ではないと言うたかに田倉の家の為に自分が働かなければならないのだと事情を説明したおしん。

 

するとたかは仕事を続けたいと云う自分の本音を話しはじめたのでした。

 

そしてたかはおしんが長谷川髪結店ではたらくことを受け入れてくれたのでした。

 

竜三の身体をマッサージしながらたかの店で働くことにしたことを報告したおしん。

 

反対する竜三を夫婦が東京で暮らし続けるためだと説得するおしんでした。

 

<おしん89話90話の感想>

 

最大手の取引先が倒産したこともあり竜三は新しい取引先を探しますが不景気のせいもあり思うようにはなりませんね。

 

また、小売店も在庫を圧縮して自分を守ろうと品物を返してきます。

 

取り立てる方も必死で何がなんでも回収しようとしてきます。

 

源右衛門は切り詰めれば半年くらいは持ちこたえられると言いながら最後は佐賀に引き返すなどと言われておしんが奮起しましたね。

 

おしんが選んだのは世話になったたかの店を守りながら自分も稼ぐと云うものでしたね。

 

この不景気はいったいいつまで続くんでしょうか。


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