『エール』は2020年3月30日から放送開始のＮＨＫの102作目の朝ドラです。
今回は柴咲コウが演じたオペラ歌手の双浦環のモデルと言われている三浦環さんの恋愛遍歴と彼女の遺産相続について紹介します。
エール柴咲コウのモデル：三浦環の恋愛遍歴
関内音が憧れていたオペラ歌手の双浦環は名前が一字違いで実際に世界を股にかけて活躍した三浦環さんです。
一般的には大柄な女性だったと思われている三浦環さんですが、若い頃はスレンダーな美人だったようで歩いていても自転車に乗っていてもすれ違った人たちが立ち止まって振り返ったと言います。
それが、特にアメリカなどの海外での長く滞在した際の食事のせいで体形が変わっってしまったようです。
そんな周囲の人の目を引き付けるほどの美人だった三浦環さんですから言い寄ってくる男性も少なくなく、実際に数々の男性遍歴があることもよく知られていることです。
学生時代から多くの男性が近づいてきていた彼女なので、それなりのかわし方も得ていたようですが、実際には恋いに落ちたことも多々あったようです。
三浦環さんは最初の夫である藤井善一さんと結婚していることを周囲には伏せていました。
そのため、東京音楽学校時代にピアノを習っていた滝廉太郎と恋愛関係になっていたようで、実際に廉太郎からプロポーズされます。
その時すでに結婚していた三浦環さんはからり困っていたようですが、滝廉太郎がドイツに留学にいくことになって窮地を脱したようです。
しかし、その後ほどなく１人目の夫である藤井善一さんと離婚しました。
離婚の理由は明らかにされていませんが、同僚のユンケル先生と不倫関係にあったとの話も残されているようです。
離婚したあとの環さんは東京帝国大学医学部の内科権威の三浦謹之介の助手をつとめていて将来が有望だと言われていた三浦政太郎さんと付き合い始めやがて結婚します。
しかし、政太郎さんの周囲は環が彼を誘惑したと騒ぎ立てて彼女に危害を加えようと企てるのでした。
その結果、ふたりが選んだ道はその時の仕事を辞めてドイツに渡ることでした。
政太郎さんがドイツ行きの費用を捻出するために単身でシンガポールに行っている間に、三浦環さんは音楽活動を再開します。
すると新聞記者をしていた千葉秀甫さんが環さんに仕事をもってくるようになります。
その時の環は千葉秀甫さんとも恋愛関係になっていたと云う説を唱えるひともいるようです。
しかし、千葉秀甫さんから結婚を迫られるようになった環さんは身の危険を感じ三浦政太郎さんがいるシンガポールに逃げます。
彼女を追いかけてシンガポールまできた千葉秀甫さんでしたが、総領事の嘘に救われた環さんでした。
その後、三浦環さんは夫の清太郎さんとヨーロッパに渡ります。
環がイギリスで演じた『蝶々夫人』が大好評になり、その勢いをアメリカにも持ち込みます。
その後、三浦環はさんフランケッティさんと出会い恋愛関係になりますが、結局は彼の弟子のベアードさんに奪われてしまいました。
しかし、それまでは環さんは彼がつくった『浪子さん』をより多くの演奏するようになっていたのでした。
失意の環さんが日本に帰国することを考えたときに夫の清太郎さん逝去の訃報が届きアメリカに居続けたと言われています。
その他にも、三浦環さんは本人の発言から俳優の早川雪州さんや医師の野口英雄さんとも関係があったことが明らかになっています。
エールモデル：三浦環の遺産相続＞
世界を股にかけて活躍した三浦環さんですが生涯子供を産むことはありませんでした。
しかし、彼女が死んだときに残した遺産は100万円ほどあったと言われていて、現在の貨幣価値だと数千万円になります。
三浦環さんは生涯で2回結婚していますが、いずれの時も子供を産んでいません。
遺産のことも考えて環さんは親族から養子を迎え入れることも考えたようですが、彼女の恋愛遍歴は親族から快く思われていなかったこともあり実現していません。
結果的に三浦環さんはマネージャーの井上元佶さんを養子にして、遺書で彼への遺産相続を明記してから亡くなっています。
一説では井上元佶さんとも恋愛関係にあったと言われています。
しかし、環さんは異母兄弟にも元佶さんと同じような遺書を書き残したため、彼女の死後に元佶さんと異母兄弟の間で相続問題が発生してしまいます。
結局は井上元佶さんの遺書の日付が新しいということで異母兄弟が引き下がり争いは収まります。
こうして三浦環の遺産を相続した井上元佶さんですが、相続額は相続税が課税されえる10万円にも満たなかったと公表しており100万円を否定していたのでした。
エール柴咲コウモデル双浦環（ふたうら三浦環ネタバレ志村けん山田耕作との関係
＜感想＞
世界を股にかけた三浦環さんの恋愛遍歴は憶測も含めて多くが語られています。
音楽に全てをささげた彼女がパートナーに求めたものは何だったのでしょうか？
彼女は寂しがり屋で自分の近くにいる人をすぐ好きになる性格の持ち主だったのかも知りませんね!?
すぐに感情移入してしまう人柄だったからこそ、歌にも気持ちを込めて観衆を魅了したように思われます。
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