『あんぱん』あらすじ第24週ネタバレあらすじ タイトル「あんぱんまん誕生」
24週(116~120話)放送日は2025年9月8日(月)〜2025年9月12日(金)
目次
朝ドラ『あんぱん』第24週「見上げてごらん夜の星を」
タカシの再出発漫画家として伸び悩み、一時は筆を折ろうとしていたタカシは、再び「おじさんあんぱんまん」を描き始めていた。妻のノブ(今田美桜)は、そんな彼の姿をそっと見守り、静かに応援する日々を送っていた。ある日、手塚治虫(眞栄田郷敦)の映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインの締め切りが迫る中、作業に一息ついたタカシが、疲れた顔で帰宅した。彼の隣には、手塚治虫の姿があった。手塚治虫:
「ノブさん、お久しぶりです。実は、柳瀬さんの力を借りたいことがありまして…。」
手塚治虫は、ノブにある頼みごとをする。彼の映画を完成させるために、タカシの才能が必要なのだと熱く語る。ノブは、タカシの才能が認められていることを知り、胸がいっぱいになる。飛べ、あんぱんまんその夜、ノブは一人、タカシが描き始めた「おじさんあんぱんまん」の絵にそっと話しかけていた。ノブ:
「タカシくん、また漫画を描き始めたんやね…。嬉しい…。でも、なんで『おじさんあんぱんまん』なんやろ。」
ノブは、タカシがこれまで描き続けてきた「おじさんあんぱんまん」の絵を、愛おしそうに見つめる。ノブ:
「いつの日か…、飛べ、あんぱんまん。」
ノブは、タカシがいつか、この漫画を世に出すことができると信じていた。その思いを、絵に込めて語りかける。映画の大ヒットと新たな扉それから半年が過ぎた。手塚治虫の映画『千夜一夜物語』は、予想をはるかに超える大ヒットを記録する。手塚治虫は、大ヒットのお礼にと、タカシを食事に誘った。手塚治虫:
「柳瀬さん、本当にありがとうございました。あなたの描いたキャラクターは、この映画の成功に不可欠でした。」
タカシ:
「…いえ、手塚先生のおかげです。僕には、才能が足りないと思っていましたから…。」
手塚治虫:
「そんなことはありません。あなたの絵には、人を惹きつける力がある。だから、これからも描き続けてください。そして…、あなたの『あんぱんまん』を、絵本として世に出してみませんか?」
手塚治虫の言葉に、タカシは驚きと喜びで言葉を失う。そして、ついに『あんぱんまん』が絵本として世に出ることになった。それは、タカシの苦悩と転機、そしてノブとの絆が結実した、奇跡の瞬間だった。あんぱん25週ネタバレ「ばいきんまん誕生」あらすじ予告朝ドラあんぱん23週ネタバレあらすじ「ぼくらは無力だけれど」予告朝ドラ
『アンパンマン』誕生秘話:タカシの苦悩と転機 史実より24週詳細解説
漫画の神様からの電話:アニメーションへの挑戦
1967年10月のある日、タカシのもとに手嶌治虫から突然の電話がかかってきました。タカシにとって、10歳年下ながらもすでに「漫画界の神様」と称される手嶌は、まさに雲の上の存在。アニメーション制作に一度も関わったことのない自分に、なぜ声がかかったのか…。不安と戸惑いを抱えながらも、彼はこの大きな依頼を引き受けることにします。手嶌治虫:
「今度、日本ヘラルドと組んで長編アニメ映画を作ることになりました。美術監督は柳井さんがいいということになりましたので、よろしくお願いします。」
練馬区富士見台にある虫プロダクションは、古い木造アパートを改装した建物でした。一歩足を踏み入れると、そこには大勢の若いアニメーターたちが、活気に満ちて忙しそうに働いています。タカシが任されたのは、大人向けのアニメ映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインでした。最初は「イメージボード」という言葉すら知らなかったタカシですが、物語のシナリオを読み込むうちに、登場人物がまるで目の前で動き出すかのようにどんどんリアルになっていくのを感じました。「どんな顔つきで、どんな体つきで、どんな服を着ているのか…」映画好きのタカシは、俳優をキャスティングするような楽しさを見出していきました。しかし、終盤になると現場は猛烈な忙しさになり、徹夜が続く日々でした。原案や脚本、総指揮まで手掛ける手嶌は、いつ寝ているのか分からないほど働き続けています。描くスピードも信じられないほど速く、タカシはただただ圧倒されていました。無数の女性が登場するシーンで、タカシはキャラクターを描き分けることができず、筆が止まってしまいます。すると、手嶌がそのシーンを一人で引き受け、すべてのキャラクターを描き上げてくれたのでした。タカシは、この「神様」の妥協を許さない完璧主義な姿勢に、ただただ感服するばかりでした。
心を込めた物語:『やさしいライオン』の誕生
1969年に公開されたアニメ映画『千夜一夜物語』は大ヒットを記録。手嶌治虫は、タカシの貢献に心から感謝しました。手嶌治虫:
「柳井さん、本当にありがとうございました。あなたに頼んでよかった。」
手嶌はタカシを食事に招待し、そこで一つの提案をします。手嶌治虫:
「お礼と言ってはなんですが、短編アニメーションを作りませんか?好きなものを自由に作ってください。」
この申し出を受け、タカシは以前ラジオドラマとして発表した『やさしいライオン』のアニメ化を決意します。実はこの短編アニメの制作は、虫プロの会議では赤字を理由に否決されていたのですが、手嶌が個人的に費用を負担してくれていたのでした。『やさしいライオン』の主人公である、母犬に育てられた子ライオン「ブルブル」は、幼少期のタカシ自身を映し出す存在でした。物語の結末は子ども向けとしては衝撃的なものでしたが、人々に深い感動を与え、毎日映画コンクールで大藤信郎賞を受賞するなど、高い評価を得ました。
そして、永遠のヒーローへ
『やさしいライオン』が絵本として出版されたことで、フレーベル館の編集者から「もう一冊、絵本を書いていただけませんか」と依頼が舞い込みます。この時、タカシの心の中に、ずっと温めていた一つのアイデアがありました。それは「お腹を空かせた人に自分の顔をちぎって分け与える、弱くて優しい主人公」の物語です。1973年、54歳になっていたタカシは、この物語を『あんぱんまん』という絵本にしました。長い長い下積み時代を経て、タカシの人生を照らす希望の光が、ついに世に出ようとしていたのです。
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