今回は『カムカムエブリバディ』の72話(第15週)2月11日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【何もできないひなた】と題して15週72話をお送りします。
親友から高校卒業後に家業を手伝うことを勧められたひなた。
さっそく家に戻って母親から回転焼きの焼き方を教えてもらいますが、出来栄えは悲惨なものになってしまいます。
ひなたのように壁に突き当たって自暴自棄になった経験は誰にでも多少はありそうですよね。
<カムカムエブリバディ72話のあらすじネタバレ>
ひなたがひとり店の留守番をしていることに不愛想な男が突然やってきます。
男は店主がいないことを知ると落胆した様子でひなたでもいいから新しい回転役を焼けと命令口調で注文してきます。
しかし、ひなた自身では焼けないことを知らされた不愛想な男は呆れた顔をして作り置きの1個をくれを言います。
そんな態度と注文した数に驚いたひなたは顔では愛想笑いをしていたものの、腹の中は怒りが爆発していたのでした。
しかも、男はひなたから受け取ったつり銭を数えて、計算はできるんだと嫌味まで言い放ったのです。
ますます気に入らないひなたは、帰っていくその男に向かってエアー袈裟切りを放ったのでした。
高校三年生になっていたひなたは、学校に行く前にNHKで始まった朝ドラ『おしん』を観るのが日課になっていて、ヒロインの悲惨な境遇に心を痛めます。
そして、大月家も『おしん』ほどではないにしろ、その暮らしは楽ではないことを子供ながらに感じ取っていたのでした。
学校の昼食中に親友の一恵と小夜子と自分の進路について話していたひなた。
ひなたは、家の経済的問題もあるから自分はやはり卒業後したら就職になりそうだ明かします。
しかし、口ではそう言ったものの働くといってもどんな仕事に就きたいのか希望もなかったこともあって、できることなら永遠に高校三年生のままでいたいと言い出すのでした。
ひなたの話を聞いた小夜子は回転焼き『おおつき』を手伝えばよいと提案すると一恵もそれに賛同します。
学校から帰ってきたひなたは唐突に母親のるいに向かって、回転焼きをやいてみたいと告げます。
さっそく、るいに教わりながら回転役を焼き上げたひなたでしたが、見た目が酷く皮は破れて中のあんこがはみ出してきている出来栄となります。
そんな娘に向かってるいは、気まぐれで生まれて初めて焼いてみたところで上手に焼けるはずがないと慰めたのでした。
しかし、ひなたは家業の回転焼きもまともに焼けない自分が情けなくて涙が溢れだしてきて、このさきどうやって生きていけば良いのかと言い残しで家を飛び出していってしまったのです。
大月家を飛び出したひなたは、気が付けはやはり『条映太秦映画村』に向かっていました。
映画村の中をひとりトボトボ歩いていたひなたの耳に聞き慣れた台詞が入ってきます。
暗闇でしか見えぬものがある。
暗闇でしか聴こえぬ歌がある。
その台詞は時代劇のスターであるモモケンこと桃山剣之介を模した記念撮影用パネルに設置されていたスピーカーから流されていたのです。
聞きなれた台詞なのに、お先真っ暗な今日の自分には特にしみると感じたひなたは、おもむろにパネルに顔を突っ込んだのでした。
そして、これまで呪文のように何度となく繰り返してきた言葉を口にしたひなた。
侍のように凛として弱音を吐かず、こうと決めたことは命懸けでやり遂げる自分になりたい。
ひなたが理想と現実のあまりもかけ離れた違いに落胆していると、目の前に掲げられていたポスターに目が留まります。
そのポスターには『ミス条映コンテスト』と記されていて、条映のお姫様を探すためのものだったのです。
優勝の賞金は50万円もあり、何と優勝者はドラマ『黍之丞シリーズ』に出演できるとなっていたのでした。
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