『エール』は2020年の春から放送が開始されたNHKの102作目の朝ドラです。
今回はエール第79話と第80話のあらすじを紹介します。
エール79話のあらすじネタバレ
音は今まで避けてきた婦人会から誘われた『音楽挺身隊』への参加について迷っていました。
その活動内容は軍需工場や戦時産業にかかわっている施設などを訪問して戦争を盛り上げようとするものでした。
歌うと云う自分の好きなことをしたい音でしたが、婦人会への苦手意識や間接的とは言え戦争にかかわることに抵抗を感じていたのでした。
そんな音の様子を見ていた豊橋からやってきていた梅がせっかく歌える機会なんだからと姉の背中をおします。
そして妹の後押しもあって音はようやく『音楽挺身隊』への参加を決めたのでした。
初めて活動に参加する日がやってきました。
不安を抱えながら慰問の会場に足を運んだ音でしたが、そこで東京帝国音楽学校時代に一緒だった筒井潔子と再会します。
同級生との再会で不安と緊張から解き放たれた音は久しぶりにステージに立って声高らかに歌うことができたのでした。
そして歌い終わった『音楽挺身隊』に送られた惜しみない拍手で音は自分のなかで何かを感じていました。
ふたたび輝きを取り戻した音の様子を見て裕一は喜びますが、姉の吟は何故か厳しい態度を見せます。
その頃の吟はありのままの自分を押し殺していて鬱憤をため込んでいたのでした。
<第80話のあらすじ>
また歌えることの喜びを味わっていた音でしたが心の底で自分との葛藤に悩んでいました。
戦争がますます厳しくなっていったため『音楽挺身隊』の活動が戦争に加担しているように思えてたのでした。
軍事歌謡を作曲している夫の裕一と同じ心の悩みを持つようになっていた音。
しかし、音楽も軍需品だから国のために歌わなければならないと言い切る『音楽挺身隊』の責任者でした。
そんなある日に同郷の鉄男が古山家を訪ねてきました。
作詞家を辞めて新聞記者になっていた鉄男は同じ時期にコロンブスレコードに入社した作曲家の木枯を連れてきていたのでした。
気の置けない仲間と久し振りに酒を酌み交わして楽しい時間を過ごす裕一たち。
3人の話題は自然に戦争と音楽のことになります。
鉄男と木枯らしは裕一とは違って戦争色に染まっていく世間や音楽を受け入れる事ができずに創作から遠ざかっていたのです。
そんなふたりは戦時歌謡をたくさん作曲している裕一に向かって軍に利用されていると言い心配してくれます。
しかし、本意ではなくても国民のひとりとして出来ることをやっていくことが使命だと返したのでした。
エール79話と第80話のあらすじ
『音楽教室』が戦争色に染まっていく世間から時代不相応として追いやられた音は『音楽挺身隊』で歌う事の喜びを見つけましたね!?
でも苦手意識の強い婦人会よりも間接的に戦争に加担していることが音を悩まし始めます。
同じ頃に、懐かしい鉄男や木枯から軍事歌謡対応について指摘された裕一は建前と本音の狭間で苦悶しています。
体制に背くことは非国民扱いされるので戦争から距離を置こうとしている旧友の様子をみて裕一のなかで何かが動くのでしょうか?
その頃に苦しい生活を強いられていた国民は何の為の戦争だと思っていたのでしょうか?
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