虎に翼 130話(最終回)あらすじ感想【寅子が選んだ地獄の道は?】

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今回は『虎に翼』の130話(第26週)9月27日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。

 

【寅子が選んだ地獄の道は?】と題して第26週130話(最終回)をお送りします。

 

寅子は横浜家裁所長を祝う席で、桂場と法律談義を戦わします。

 

そして桂場が寅子たちが特別でなくなった時代になったと考えを改めてくれたとき、母であるはるの声が聞こえたのでした。

 

“どうだった?地獄の道は?”

 

<虎に翼 第26週130話(最終回)のあらすじ>

 

寅子がこの世を去って15年がすぎた平静11年に『男女共同参画社会基本法』が施行されました。

 

それは、生前の彼女が訴えつづけていた性別に関係なく個性と能力を発揮できる社会の実現を目指した法律だったのです。

 

そのころには一人娘の優未も55歳となっていて、着付けや茶道教室を自宅で開いたり雀荘の仕事や寄生虫研究の雑誌編集にも携わっていました。

 

そして85歳になっても茶目っ気たっぷりでひ孫たちの面倒を見ながらの生活を送っていた幼馴染で義姉となっていた花江。

 

航一は子供たちに縛られず自由に過ごしたいと老人ホームに移り暮らしていました。

 

そんな航一が一時帰宅で自宅に戻ってくると家族が暖かく出迎えます。

 

家具職人として活躍するようになった長男の朋一、芸術を満喫する長女ののどか、そして優未。

 

そして優未は自分の内にあったものを航一に打ち明けたのです。

 

そのころの優未は法律を身近に感じるようになっていて、法律とは母である寅子だとしみじみ告げたのでした。

 

“だからね、今すごく近くに感じる”

 

“感じると心が軽くなる”

 

“み〜んなの中にあって、寄り添ってくれるものなんだよなって、、、”

 

そのあと優未がいなくなってから、傍にいた寅子にいたずらっぽい笑みを浮べて話しかけた航一。

 

“だそうです”

 

すると照れながらも嬉しそうなようすの寅子は、得意気で幸せそうな顔を浮かべたのでした。

 

そして25年前のあの日の事を思い出します。

 

それは1974年春にあった、『笹竹』で仲間たちが寅子の家裁所長に就任を祝う席での出来事でした。

 

最高裁長官を退任した桂場は寅子から法律談義を持ち掛けられ、今も女性が法律を学んだり法職に就くことに反対だと口にしたのです。

 

それは女性が法を知れば知るほど社会が不平等でいびつだと云うことに傷つけられ苦しむからだと言った桂場。

 

“そんな社会に異を唱えて何か動いたとしても、社会は動かないし変わらん”

 

社会の現状を冷静にまとめた桂場の話でしたが、それに意を唱えた寅子。

 

“でも、今変わらなくても、その声がいつか何かを変えるかもしれない”

 

“未来の人たちのために自ら雨垂れを選ぶことは苦ではありません”

 

“むしろ至極光栄です”

 

寅子が自信たっぷりにそう言い返すと、うしろで聞き耳を立てていたよねたちも大きくうなずきます。

 

すると桂場は圧倒的に不利になったことを察して苦笑いを浮かべながら自分の発言を撤回したのです。

 

“のようなご婦人が特別だった時代はもう終わったんだな、、、”

 

するとさらに自分の想いを桂場にぶつけた寅子。

 

“はて?いつだって私のような女はごまんといますよ”

 

“ただ時代がそれを許さず特別にしただけです”

 

そう口にした寅子の耳に懐かしい声が聞こえてきたのです。

 

“寅子、どう?地獄の道は?”

 

それは何と母であるはるの声でだったのでした。

 

思わず涙ぐむ寅子でしたが、すぐに満面の笑みを浮かべます。

 

そして腕で大きな輪を作ってはるに答えた寅子。

 

“最高!です!”

 

それから寅子は周りに集ってくれていた掛け替えのない仲間たちに法律談義を持ちかけたのでした。

 

“ねえ皆さんにとって法とは何かしら?”

 

<虎に翼 第26週130話(最終回)の感想>

 

いきなり平成11年になっていてびっくりした視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。

 

強引に『男女共同参画社会基本法』を挟みこんできた感がありましたよね。

 

それにしても桂場の女性が法律に携わることに反対する理由が優しすぎでした。

 

『虎に翼』は三淵嘉子さんをモデルにしたドラマでしたが、法律もさることながら”特別”についてあらためて考えさせらえましたよね。


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