今回は『下剋上球児の実話も教員は無免許で偽造？犯罪で南雲は教師今後どうなる？』と題して解説します。
「下剋上球児」ドラマ2話で南雲先生の過去の秘密が明かされ、そして4話では「教員免許の偽装」 という衝撃事実の真相や今後どうなるか？など急展開があると言われてます。
本来なら有印公文書偽造罪で3か月以上5年以下の懲役刑という犯罪です。
「下剋上球児」で原作があるので、実話ではどうなっているのか？南雲先生が今後どうなるか？について気になるところを解説していきます⇓⇓
目次
『下剋上球児』の教師が無免許！教員免許偽造は実話でも本当か？
ドラマ『下剋上球児』に登場する無免許教師は、実話に基づいているわけではありません。
このドラマは日曜劇場で放送されており、三重県立白山高校が甲子園初出場を果たした「日本一の下剋上」を描いたノンフィクション本『下剋上球児』を「原案」としています。しかし、このドラマは原案本から着想を得た「創作」であり、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべて架空のものです。
ドラマ公式サイトでは以下のように説明されています。
■原案
「下剋上球児」（菊地高弘／カンゼン刊）
このドラマは「下剋上球児」（菊地高弘／カンゼン刊）にインスピレーションを受け企画しましたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。
TBS「下剋上球児」HPより
つまり、無免許教師のエピソードはドラマオリジナルのものであり、実話ではないということです。
しかし、ドラマを見ている視聴者の中には、ドラマの舞台となっている越山高校のモデルである白山高校の東監督（2018年当時）も無免許教師だったのではないかと疑う人もいるでしょう。
実話の白山高校元監督の東拓司さんは教員免許偽造？教員資格を持っているか？
東拓司さん（白山高校元監督）は教員資格を持っています。↓
白山高校（三重県津市）の野球部前監督の東拓司教諭(45)がこの春の教職員人事異動で昴学園高校（大台町）に転任した。
伊勢新聞(2023-04-09)より
また、原案本においても東監督が教員資格を持っていないという記述はありません。
無免許で教師になった実話もある
一般的には、教員養成課程を修了して教員免許状を取得し、教員採用試験に合格して学校に採用されることが教師になるための条件です。
『下剋上球児』では南雲（鈴木亮平）が教員免許を持たないまま、教員採用試験に合格したことから、偽造することになってしまったわけですが…実際にも無免許で教師として働いていたというニュースや実例が多数報告されています。
◆2023年には東京都で以下のようなニュースがありました↓
都内の公立小学校に任用されたばかりの23歳の男性教員が、教員免許を取得していないことが判明し、都教育委員会は任用を無効にすると発表しました。この教員は今月の始業式から授業を担当していたということで、都教育委員会は「このような事例は聞いたことがなく、確認の徹底を周知したい」とコメントしています。
任用の際に、区の教育委員会が本人と面接したとき、免許状がなく、取得に必要な申請もしていなかったことが判明し、急ぎ手続きをするよう指示したものの、今月に入っても提出されなかったということです。
◆NHKニュースWEB(2023年4月25日)より
4月7日の始業式から免許がないまま授業をしていたのですが、都教育委員会は4月21日付けで任用を無効にしました。1ヶ月以内に発覚してよかったですが、驚きですね…。
◆2019年には千葉県で以下のようなニュースがありました↓
千葉県教委は１７日、我孫子市立小学校の男性臨時講師（２３）が、授業に必要な教員免許を持っていなかったことを公表しました。４月１日付で男性を採用したとき、免許の確認を怠ってしまったそうです。今月１０日まで担任していた１年生のクラスでは、男性が担当した授業１２コマ（各４５分）の補習を行うことになりました。県教委は男性の採用を無効にしました。
教職員課によると、男性は今年春に大学を卒業。東葛飾教育事務所は「免許取得見込み証明書」の提出がないまま採用手続きを進め、免許の原本も確認しないまま採用したそうです。本来であれば、着任日までには教育事務所や校長などによる原本確認が必要だったのです。
千葉日報(2019年5月18日)より
「無免許教師なんてバレるからあり得ない！」と思っている視聴者も多いかもしれませんが、免許の原本を確認しないで4月から5月10日まで担任をさせていたケースもあるのです。あり得ない！とは言えませんね。
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教員免許状の偽造は犯罪につながる可能性も！
「教員免許状がない人が教師になるなんてあり得ない」という声と同時に「教員免許状を偽造するなんてできるのか」という疑問もあるでしょう。しかし、福井県福井市内の特別支援学校で講師として働いていた男（2022年当時27歳）は、教員免許状を偽造して提出したことで、有印公文書偽造・同行使の罪に問われたことがあります。この男は2年以上も講師として活動していました。
福井県の教育委員会や男が勤めていた学校も、教員免許状が本物だと信じ込まされていました。教員免許状の様式は全国で統一されておらず、「すかし」などの紙幣のような偽造防止策も施されていません。今回の事件はその隙を突いたものです。
ちなみに、文部科学省は2018年に、教員採用時に「原本」を確認するよう都道府県教委に通知しています。全国で無免許や失効した免許を隠したりした事例が多発したためです。
ドラマ『下剋上球児』の舞台は、この通知より前の2016年です。三重県の教育委員会や県立越山高校の関係者が騙されたとしても「ありえない！」と言えないでしょう。
無免許教師は現実に存在するし、免許偽造も不可能ではない…。でも、南雲（鈴木亮平）がやったことは許されるべきではありません。だから、3話以降、どういう展開になるのか気になります。
山住（黒木華）を説得するために他に方法がなくて「嘘」をついたということであれば良いのですが、南雲の真剣な表情からそういうオチは難しいかもしれません。
私は「単位不足で」卒業できなかった理由が分からなくて、そんなミスをする人がいるのかと思ってしまいます。何かの科目で単位を落としたのか、単位の計算間違えで科目を履修しなかったのか…。
ゼミの教授が論文を読んで「これじゃ単位は出せない」と言ってくれた励まし（指導？）を真に受けて、実は卒業できる条件（法令で定められた科目及び単位を修得している状態）を満たしていて教員免許状も申請可能だったけど、自信を失って引っ越してしまったとか？そうしたら大学から連絡が取れなくなってしまっただけとか？そんな馬鹿げた予想、妄想も浮かんでしまいますが…。
でも教員免許状の授与申請をしていないので、どう考えても有印公文書偽造・同行使の罪にはなります。
無免許教師の問題はどう解決するのでしょうか。黙って教師を辞めて、もう一度大学卒業・教員免許取得を目指して、卒業＆免許取得したら、越山高校に戻ってくる…なんて、そんなことはありませんよね。本当に、どういう展開にするつもりなのか予想がつきません。
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ドラマで犯罪になり南雲は教師今後どうなる？
教員免許を偽造して高校教師をしていた南雲先生の秘密が、日曜劇場「下剋上球児」第2話で明らかになりました。このドラマは小説が原作で、実話ではありませんが、南雲先生の教員免許偽造はどのような経緯で行われたのでしょうか。
また、その罪にどのような刑が科されるのでしょうか。そして、南雲先生は野球部の監督として活躍できるのでしょうか。この記事では、これらの疑問に答えていきます。
まず、南雲先生が教員免許を偽造した理由は、大学卒業に必要な単位が不足していたためです。南雲先生は教員採用試験には合格していましたが、卒業証明書を偽造して教員免許を取得しました。その時、妻が妊娠中で連れ子もいたため、家族を養う安定した職業が必要だったと語りました。しかし、この行為は有印公文書偽造罪にあたります。
この罪は3か月以上5年以下の懲役刑とされています。実際に福井市内の特別支援学校に講師として勤務する際に偽造した教員免許を示した男性が懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を受けた事例があります（引用元: 朝日新聞）。
次に、南雲先生が野球部の監督としてどうなるかですが、これは校長先生の判断に委ねられます。高校野球の監督には教員免許は必要なく、「校長が適任者として委嘱したものに限る」という規定があります（日本高等学校野球連盟大会参加者資格規定第4条）。
つまり、南雲先生は社会科の教師をやめても野球部の監督だけを続けることが可能です。ただし、その場合でも教員免許偽造の罪は免れません。
ドラマ「下剋上球児」では、南雲先生が野球部や家族とどう向き合っていくかが描かれます。2016年から2018年までの2年間に何が起こるのか注目です。
モデル白山高校の目標は菰野高校！面白いエピソードも
白山高校の甲子園出場への道のりは、菰野高校との因縁に満ちていました。2017年夏と2018年春の予選では、菰野高校に敗れて悔しい思いをしました。
そのため、白山高校にとっては、甲子園よりも菰野高校を倒すことが最大の目標でした。
「菰野高校」…それは白山高校が乗り越えなければならない最強の敵でした。白山高校が見事に優勝した2018年夏の予選では、3回戦で両校が再び対戦しました。
この試合には驚くべき出来事がありました。8回表にワンアウト満塁のチャンスを迎えた白山高校ですが、打者がサードゴロを打ってしまいます。
しかし、三塁走者の伊藤君がホームベースに走らずに三塁に戻ろうとします！？（※注釈：満塁でのゴロの場合、走者は次の塁に進まなければなりません。逆に言えば、帰塁する必要はありません）伊藤君は猛暑の影響で頭がぼーっとしていたようです。
しかし、この奇妙な行動に相手の三塁手はパニックに陥ってしまい、ボールをレフト線ファールゾーンに投げてしまいます。白山高校は一気に逆転しました。
この場面について原案本の著者は「不穏な三塁ランナー」「誰もが終わったと思った瞬間」と表現しています。
その後も菰野高校の反撃を耐え抜いた白山高校は、ついに菰野高校を下しました。この「三度目の正直」で勝ち取った勝利こそが、白山高校にとって2018年夏の予選で最も重要な試合でした。
ドラマでは松平健さんが演じる賀門英助（がもん えいすけ）監督率いる強豪校・星葉高校野球部が越山高校のライバルとして登場します。おそらく二度敗北して「三度目の正直」で勝利する展開になるのではないでしょうか？と推測します♪
白山高校の他にも興味深いエピソードがあります。
視力が悪くても裸眼でプレーしていた強打者が守備時に限界を感じてコンタクトレンズを装着するまでの「コンタクトレンズ事件」
故障したピッチングマシンの代用として顧問たちがマウンドより前から投げ込んで速球対策を行った「ピッチングマシン」問題。
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