この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年7/24.7/25日放送のおしん99話100話の内容です。
おしん99話100話では、露店を仕切ってる親分がおシンを訪ねてきます。何かと竜三は謝りますが、この親分健さんはおしんと同郷の山形出身です。話があって盛り上がり再び露店で反物を売ることができるのでした…
<おしん99話100話のあらすじ>
寝ているおしんに竜三がおかゆを持ってきます。
起きようとしないおしんを見てやはり医者を呼ぼうかと竜三は心配しまう。
「どう考えても悔しいの。露店だったらいちいちお店回らなくたって、お客様が向こうから来て下さるんです。高い品物には手の出せないお客様には喜ばれるし、お客様のためにだってあんなにいいことないのになぁ、、、」
でも、世界が違うのだからもう諦めろとおしんに言う竜三。
そこに源右衛門が的屋の親分がおしんに話があると店先に来ていると伝えに来ましたが、竜三は追い返せと源右衛門に指示します。
外でのやり取りの声を聞いておしんは昨日の親分だと分かり布団から起き上がります。
「いや何言いに来たのか知らないけど、言いたいことだったらこっちにだってあるんだ!夕べは大人しく引き下がったけど、今日は黙っていないから‼」
おしんが喧嘩腰に親分とやり合う中で竜三が割り込みます。
「お初にお目にかかります。私がこの店のあるじですが、女房が大変ご迷惑をおかけしましたそうで。何分世間知らずの女のこと、何もわきまえんでしましたことけん、どうか大目に見てやっておくんなさいまし‼」
抑えようとする竜三に黙っていないおしんです。
そんなおしんを相当向こうっ気の強い姐さん言いながら死んだ自分の妹に似ていると男は話はじめます。
そして男は懐から袋を取り出したのでした。
「肝心なもの落として帰ったんでは、何のためにあんな苦労したか分からねえでねえか。中の銭には手触れてはいねえから、まあ調べてみておくんなさい」
親分は世知がない世の中だけど盗っ人や強盗の真似だけはしたことはないと言います。
親分は的屋の仕組みを簡単に説明してから竜三に言いました。
「あんた、しっかり者のかみさん持って幸せ者だねぇ。大事にしねえと、罰当たるよ」
親分が帰ろうとした時におしんは親分に話しかけます。
「お兄さん! 場所代払ったら、あそこで商売さしてもらえるだろうか」
おしんの為に一肌脱いでくれると言う親分にもっと話が聞きたいから上がって欲しいと頼むおしん。
そして源右衛門に酒を買ってきてくれと頼んで親分を家の中へ引っ張り込んだおしんでした。
「懐かしいなぁ北の言葉は。だけどあんたが山形の出身だなんてねえ。ほんとに何か縁があるんだなあ」
そう言いながら親分はおしんの事が気にっているのでした。
何としても田倉商店を立て直したいと熱く語るおしんだが口上ひとつとっても難しいと言います。
「あれ? 残念ながら俺はまだ聞いてはいねえけど、サブのやつが言ってたぞ。なかなか堂に入ったもんだって⁉」
それからおしんは親分から渡世人の挨拶の口上を教わり始めたのでした。
おしんは帳簿で生地の仕入れ価格を調べていると竜三が来てあの男を信じるのかと言います。
「信じてますよぉ。山形の人間はね、いい加減なことは言わないわ。口に出したら守るし、できないことは約束しないの。ま、口は重いけども嘘はつかないわね⁉」
そんな事までしなくても自分が勤めにでれば何とかなると言う竜三にふたりで一緒に働きたいのだと言うおしん。
「源じいだっていてくれるんです。やってみましょうよ。もし失敗したって、2人で苦労したってことが私達2人の絆になっていくと思うし、、、。それが私達の宝物になってくれるような気がするの、、、」
昼間、おしんが電話で話しています。
相手は的屋の親分で健さんと呼ばれていたのでした。
電話を切った後で、嬉しそうに健さんが約束通り今夜から露店に出れるようにしてくれたのだと源右衛門に伝えます。
竜三と源右衛門が反対なら自分ひとりでも行くと言うおしんに自分はお供すると言う源じいでした。
出がけに竜三が帰ってきます。
竜三はまだ健さんの事を信じていませんでした。
飴をしゃぶらされて痛い目に合わされるのがオチだと言う竜三。
でも、おしんは竜三に今度だけ自分の我儘を許して欲しいと頼んだのでした。
痛い目に合わなきゃ分からない様だから生地はおしんにくれてやると言いながら源右衛門におしんを守るよう頼んだのでした。
露店街で健さんに出会いお礼を言うおしん。
先日、おしんに怪我をさせた健の子分も品物を並べるのを手伝ってくれています。
「1人、病気して店休んでるじいさんがいたんでよ、話通してじいさんの代わりってことに、、、」
親分はおしんと自分の死んだ妹を重ねていて他人だと思えなかったと言うのでした。
準備を手伝ってくれた子分にもお礼を言うおしんです。
「ロクさんもサブちゃんもありがとう!」
そして、いよいよおしんの露天商デビューです。
「さあさあさあさあ、ちょっと見てごらん!見るのはタダ。ねっ。いじったら持ってけ、見たから買ってけなんて言うんじゃないんだから!嘘だと思ってんでしょ?冗談じゃないよ。正真正銘舶来の羅紗だぁ!それが市価の半値だ! お兄さん!お兄さんちょっとちょっと!ほらここ見てごらん。『Made in England』って織り込んであるでしょ?これ本物の印なんだから。ねっ!お兄さんお兄さん、ちょっと背広作ってみてよぉ。またモテちゃうよ女の子に! これ以上モテたらどうする?」
呼び込みを手伝ってくれている健さんとサブです。
店は大盛況で生地が飛ぶように売れていきます。
おしんが生きいきと客を捌いていく姿を歩いてきた竜三が見つめていました。
圭とおしんが歩いているアスファルトの道の両側には露店が並んでいます。
すると”やげん堀”の七味唐辛子の屋台から歌う様な調子の口上が聞こえてきます。
祖母はあんな風に上手には口上ができなかったのではと訊く圭です。
「やりましたよ。ああ調子よくはいかないけど。それでも露店を出す前にわざわざ勉強に来てさ、見よう見まねでまくし立てたんだよ。人間その気になったらどんなことだってやれないものはないって、つくづく思ったわねぇ、、、」
露天商でのおしんの噂は人伝いで広がり遠くから本職の洋服やらしき人まで買いに来てくれたので、田倉商店の生地の在庫は10日あまりで無くなってしまったと言います。
あの時の事は未だに忘れないと言うおしんです。
「あの時のことは生涯忘れられないね。難しい商売の約束事なんか知らなくていい。いい品物を安く売れば必ず買ってもらえるってこと、骨の髄までたたき込まれたんだからね」
それでスーパーをやる気になったのかと訊く圭でした。
竜三が疲れたような顔をして田倉商店に戻ってくると、少し前まであった生地の在庫の山が綺麗に無くなっていたのでした。
その頃、露店街では健さんの音頭で一本絞めが行われていました。
おしんが世話になったお礼を健さんだけでなくロクさんにもサブちゃんにも言いました。
「いやあいがったいがった! これであっしもお世話のしがいがあったってもんだ! 肩の荷下りたってもんだ。ハハハハ」
おしんがこれからも引き続いての付き合いを頼むと喜ぶ3人でした。
おしんは田倉商店に戻って自分の我儘を許してくれた竜三に感謝します。
そしてミシンを買って子供服を作ろうと竜三に言うのでした。
在庫を整理して資金を作ったことはおしん自身の大きな自信にもなっていて、次の夢を膨らませていたのでした。
<おしん99話100話の感想>
的屋の親分聞いたら普通の人なら尻込みしまよね。
さすがと言うか無謀と言うかおしんはひるみませんでしたね。
逆にその向こうっ気の強さが健さんから好かれるばかりか同郷だったことで一気に距離が縮まりました。
その結果であれほど苦労した在庫の山を10日間で無くすことができて良かったです。
そろそろ下がっていた運気も上向きになりそうです。
果たして、竜三とおしんは田倉商店を再興できるのでしょうか。
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