今回は『おちょやん』の72話(第15週)3月16日火曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【最後くらい父親らしくしたいと思うテルヲ】と題して15週72話をお送りします。
テルヲは何とかして千代に許してもらおうと身辺をうろつきますが、今までの度重なる仕打ちで千代のテルヲに対する心は冷え切ってしまっていたのです。
何とか償おうとするテルヲの気持が千代に伝わるのか気になりますね。
<おちょやん72話のあらすじネタバレ>
天海家で朝目覚めた千代はいきなり驚かされます。
何と、テルヲが誰に断るでもなくすべりの悪かった玄関の戸を直していたのです。
すべりの良くなった戸を開け閉めして良くなっただろうと自慢気な顔をするテルヲ。
しかし、勝手に他人の家に入ってきたテルヲに対して怒り心頭の千代は、自分の父親を蹴り飛ばして外へ放り出したのでした。
その後もテルヲは千代に冷たくされ続けますが、まったく落ち込むことなく娘の行く先々に笑顔であらわれたのです。
しかも、千代の周囲の人に向って娘を良くしてくれていることに感謝した上で、この先もよろしく頼むと頭を下げて回るテルヲ。
愛想よく頭を下げて回るテルヲに周りの人は警戒心を抱きつつも何かただならぬものを感じ取っていました。
ある日、テルヲは『鶴亀家庭劇』の劇団員がよく出入りしている居酒屋にあらわれて、そこで飲んでいた一平に向って娘を弄ぶなと睨みつけたのです。
そんなテルヲに向って今まで散々自分のせいで娘を苦しめてきたのによくも父親振れるなと言い返した一平。
ところが、その言い合いが切欠で一平とテルヲは酒の飲み比べで勝負をつけることになってしまったのです。
一方、テルヲから口留めされていて千代に父親の命が残り少ないことを告げられずにひとり悩んでいました。
そして、とうとうシズはテルヲのことを訪ねてきた千代に明かすことにしたのです。
千代に事実を告げたシズは今まで散々な目に遭ってきたから気持ちは良くわかるが悔いだけは残すなと助言します。
憎しみしかないはずの父親の余命のことを知った千代は激しく動揺してしまうのでした。
自分の動揺を一平に悟られないように笑顔を作って天海家に帰宅した千代でしたが、そこには酔い潰れた一平を運び込んできたテルヲの姿があったのです。
一平との飲み比べの勝負に圧勝したことを自慢するテルヲに千代は怒りを爆発させて、早死にしたらいいと言い放ちます。
テルヲは父親でも何でもない赤の他人なのだから死のうが生きようが自分には関係ないと言う千代。
余りにも辛辣な娘の言葉に流石のテルヲも意気消沈しますが、自分は情けをかけてもらいたくて会いに来たのではないと告げ、最期くらい父親らしいことがしたくなったからだと本音を明かしたのでした。
しかも、千代に向かって役者など辞めて子供を産んで母親になることが一番の幸せだと娘を諭したテルヲ。
ところが、自分が苦労を重ねて築き上げた役者の道を否定された千代の怒りは頂点に達して、かつてテルヲと暮らしていたときよりもずっと幸せだと言い返したのです。
そのとき、一平が目を覚ましたことで自分を無視して夫の介抱を始めた娘の姿をみたテルヲは寂しそうにその場を去ります。
寝たふりをして親子の会話を聞いていた一平はふたりの僅かしか残されていない時間のことを気にしますが、何を言われても千代の心は冷え切ってしまっていて響かなかったのでした。
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