純ちゃんの応援歌ネタバレ最終回!出演者や実話モデル子役相関図全情報

純ちゃんの応援歌出演者ストーリーネタバレ 朝ドラ再放送

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朝ドラ再放送の純ちゃんの応援歌

の、キャスト出演者・子役一覧の相関図と あらすじストーリー最終回マデのネタバレ、実話やモデルはいる?のじゅんちゃんの応援歌の全情報をお届けしていきます。追加情報があれば随時アップしていきます。

 

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⇑山口智子(やまぐちともこ)さんの貴重なデビュー作です。

ドラマは野球の大好きな少女の小野純子(おのじゅんこが)が、阪神甲子園球場に近い旅館の女将となり、一人前になっていく姿を描いたストーリー。

唐沢寿明さんとは、このドラマの共演がきっかけでご結婚されました(^^)

 

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純ちゃんの応援歌 キャスト出演者相関図一覧

小野純子→速水純子
演 – 山口智子
主人公。兄弟思いで面倒見が良く、心優しいが、ヤキモチ焼きな面も見せる。大阪に渡り食堂を経営、後に旅館の若女将となる。
速水秀平(トーマス・S・ハヤミ)
演 – 髙嶋政宏
純ちゃんの応援歌】のキャストと相関図|山口智子主演
カリフォルニア州出身の日系アメリカ人。カメラマンを目指している。父の遺髪を収めるため、祖父の墓を探しに和歌山の純子の住む村にジョージ北川(後述)と共にやって来た。マンザナール収容所時代に野球を覚え、進駐軍と村人との試合ではホームランを放つ。秀平の祖母アグリは法律家・清原欽一郎の妹。

美山村

小野家

小野陽一郎
演 – 川津祐介
純子の父。旧制中学校時代久助とバッテリーを組んでいた。満州で会った雄太(後述)を連れて中国大陸から帰国。
小野あき
演 – 伊藤榮子
純子の母。芯が強く、裁縫が得意。
小野恭子
演 – 松本友里
純子の妹。宝塚歌劇団を目指している。
小野昭
演 – 西川弘志(幼少期:子役:岩芝公治)
純子の弟。やんちゃな性格で、トラブルを作ることもしばしば。
林雄太
演 – 唐沢寿明(幼少期:高岡俊広)
満州で両親とはぐれ、偶然会った陽一郎とおよそ1年半行動を共にし、共に中国大陸から帰国、小野家の世話になる。後に小野家の養子になる。

速水家

速水陽子
演 – 尾後あすか(幼少期:村上沙織)
純子と秀平の娘。

興園寺家

興園寺つや
演 – 白川由美
久助の姉。興園寺林業の主。純子の成長や活躍を暖かく見守る。
興園寺正太夫
演 – 笑福亭鶴瓶
つやの長男。気が弱いが、時には男らしいところも。純子に片思いしている。
興園寺清彦
演 – 生瀬勝久
つやの次男。気弱な兄・正太夫をあまり快く思っていないよう。
興園寺綾
演 – 繁田知里(幼少期:春木みさよ)
つやの長女。正太夫とは対照的で、なかなか気が強い性格。

牛山家

牛山金太郎
演 – 高嶋政伸(幼少期:新田勉)
村のガキ大将。昭や雄太とは仲がいい。
牛山もも
演 – 藤山直美
金太郎の母。未亡人。後に純子と共に食堂を営む。
きん
演 – 正司照枝
金太郎の祖母。彼女も未亡人。
うめ
演 – 津島道子
金太郎の曾祖母。彼女も日露戦争で夫を失った。
牛山かき
演 – 河東けい
田丸の母。
牛山田丸
演 – 佐々木保典
金太郎のいとこ。

立花家

立花徹
演 – 麻生敬
静尾の夫。
立花静尾
演 – 押谷かおり
純子の友人。とても行動的な女性。
立花小百合
演 – 野崎佳積(幼少期:望月千春)
静尾の妹。小学校ではアイドル的存在。

村の人々

雑賀久助
演 – 桂枝雀
昭たちの通う小学校の校長先生。陽一郎と小学校時代からの友人。後に作家になる。
忠吉 / 中村 / 田中
演 – 汐路章 / 堀内一市 / 児玉博之
興園寺林業の番頭。
清原欽一郎
演 – 浜村純
美山村に住む法律家。秀平のいとこおじ。
清原澄
演 – 小林泉
欽一郎の妻。秀平のいとこおば。薬が欠かせない、寝たきりの状態。
文 / 厚 / 勝 / 新一 / 松男 / 安秀 / 正紀
演 – 落合智子 / 北野真也 / 小谷豪純 / 高橋龍一 / 南照憲 / 嶋谷隆司 / 小野和彦
昭の小学校の同級生。
正行
演 – 高橋友洋
村の子ども。
青年団員
演 – 花乃種吉
村長
演 – 岡村嘉隆
村民
演 – 田口哲、三村伸也、村井義之助

大阪

稲本
演 – 森本鉄朗
陽一郎が就職を断った株式会社東和生命の専務

旅館の女将

演 – 坂本和子
純子、正太夫、北川らが泊まった旅館

寺内ぬひ

演 – 西岡慶子
純子を「とうさん」と呼び慕う、阿倍野の商人。かかあ天下。
スティーブ西川
演 – 北京一
小野家の隣に住む。パントマイム芸人だが、あまり売れていない。
村山
演 – 原哲男
阿倍野の商人頭。
古賀昌代
演 – 日色ともゑ
雄太の実母。満州で息子を見捨てたことを後悔している。
節子
演 – 布施真穂
久助が働く「わらべ出版」の秘書。

西宮

野中キク
演 – 紅萬子
純子が働きに向かった旅館の前女将。

その他

ジョージ北川
演 – 細川俊之
秀平と共に来日。詐欺師だったが、つやとの出会いから改心。
大原
演 – 赤塚真人
小野陽一郎の満州での消息を小野家に伝える。
マックスゲイン大尉
演 – マストロ・ジョバンニ・フランク
軍曹
演 – アンディー・ハンキンソン
通訳
演 – ジェームス・ロス
通訳
演 – ロイド・ウォーカー
河北絹子
演 – 宮田圭子
雄太の叔母。
河北守
演 – 亀井賢二
絹子の夫。

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じゅんちゃんの応援歌の子役出演者キャスト一覧 弟のあきらなど

  • 岩芝公治……役:小野昭(おのあきら)/純子の弟。

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  • 高岡俊広……役:林雄太(はやしゆうた)/小野家の養子。

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  • 新田勉……役:牛山金太郎(うしやまきんたろう)/村のガキ大将。
  • 北野真也……役:厚(あつし)/小野昭の小学校時代の同級生。
  • 高橋龍一……役:新一(しんいち)/小野昭の小学校時代の同級生。
  • 南照憲……役:松男(まつお)/小野昭の小学校時代の同級生。
  • 嶋谷隆司……役:安秀(やすひで)/小野昭の小学校時代の同級生。
  • 小野和彦……役:正紀(まさのり)/小野昭の小学校時代の同級生。
  • 高橋友洋 ……役: 正行(まさゆき)/小野昭の小学校時代に野球をやっていた子供。
  • 小谷豪純 ……役: 勝(まさる)/小野昭が通っていた小学校の生徒。
  • 丸尾和典 ……役: 中学生/雄太が入学早々喧嘩をした中学生。
  • 飛松二郎 ……役: 酒井進二郎(さかいしんじろう)/雄太と昭が通う中学校の野球部員。
  • 長谷川佳 ……役: 村山和彦(かずひこ)/組合長の子供。久代の連れ子。
  • 狩山恵一 ……役: 村山文彦(ふみひこ)/組合長の子供。久代の連れ子。
  • 坂本国博 ……役: 木崎(きさき)/甲子園北海道代表校の生徒。
  • 滝知史 ……役: 宮下(みやした)/甲子園北海道代表校の選手。エース投手。
  • 北村英知 ……役: 水沢(みずさわ)/甲子園北海道代表校の選手。
  • 正村春伸 ……役: 生徒/甲子園北海道代表 道北学園の生徒。
  • 向井直樹 ……役: 生徒/甲子園北海道代表 道北学園の生徒。
  • 三戸詞介 ……役: 生徒/甲子園北海道代表 道北学園の生徒。
  • 岡田英男 ……役: 生徒/甲子園北海道代表 道北学園の生徒。
  • 本多新也……役:生徒/ 甲子園北海道代表 道北学園の生徒。
  • 長谷川アンドリュー ……役: 今津春男(いまづはるお)/施設をでて蕎麦屋で働いてる。
  • 藤本修 ……役: 生徒/雄太が監督を務めている野球部の生徒。
  • 宮宇地雅之 ……役: 生徒/雄太が監督を務めている野球部の生徒。
  • 井上隆 ……役: 生徒/雄太が監督を務めている野球部の生徒。
  • 板垣寛人 ……役: 松沢(まつざわ)/雄太が監督を務めている野球部の生徒。
  • 田豪 ……役: 牛山桃太郎(うしやまももたろう)/金太郎と綾の長男。
  • 塩見敦 ……役: キャプテン/日本海高校野球部の生徒。
  • 矢折数彦 ……役: 田畑/日本海高校野球部の生徒。
  • 尾後あすか→村上沙織 ……役: 速水陽子(はやみようこ)/純子と秀平の長女。
  • 春木みさよ ……役: 興園寺綾(こうえんじあや)/つやの長女。
  • 望月千春 ……役: 小百合(さゆり)/静尾の妹。
  • 米田美帆 ……役: 興園寺美佳子(こうえんじみかこ)/正太夫と節子の長女。
  • 中江ひろ子 ……役: 女の子/のど自慢大会に参加した恭子の歌声をラジオで聞きに来た女の子。
  • 米元小夜夏 ……役: 女の子/のど自慢大会に参加した恭子の歌声をラジオで聞きに来た女の子。
  • 藤綱安以 ……役: 女の子/のど自慢大会に参加した恭子の歌声をラジオで聞きに来た女の子。
  • 松本麗花 ……役: 女の子/のど自慢大会に参加した恭子の歌声をラジオで聞きに来た女の子。
  • 森愛子 ……役: 女の子/ぬひの店におばあちゃんとやってきた女の子。
  • 柴立朝美 ……役: 村山勝代(かつよ)/組合長の村山の子供。久代の連れ子。

 

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純じゅんちゃんの応援歌 あらすじネタバレ1週から13週まで

終戦から2年の時間が流れた初夏のある日に和歌山のとある山村が久々に華やぎます。

 

美山村で青年団主催の大運動会が催され賑やかな雰囲気に包まれていたのです。

 

しかし、集まった人々の顔ぶれが女と子供が多いのは村の男は復員したものもいたが戦死したり行方不明になっていたりしたものが少なくなかったからでした。

 

純子も疎開先である美山村の父親の友人である雜賀久助の家で満州に行ったままになっていた小野陽一郎の帰りを待っていたのです。

 

晴れ上がった空のもとで繰り広げられる運動会の熱気がしばし戦争の記憶を消し去っているときに『進駐軍司令部』だと称する二人組があらわれます。

 

ジョージ北川と速水秀平は闘争的な騎馬戦は軍の指示として競技種目から外すことを命じてから運動会を見物し始めたのでした。

 

最初こそ村人たちも不審な二人のことを気にしていたものの何時しか忘れて運動会に熱中します。

 

そして、いよいよ純子もエントリーしていた障害物競争がはじまります。

 

運動神経に長けていた純子は食べ盛りの弟や妹のことを思って2等商品である白米を狙って二着を維持するのに力を加減しながら競技をすすめ、最終障害の『借りもの』に差し掛かったのでした。

 

『制服を着た人』と書かれた紙を取った純子は迷うことなく『進駐軍司令部』の速水秀平の手を取ります。

 

ところが純子に選ばれた秀平は彼女を抱き抱えると疾風の如く先頭を走っていたペアを抜き去ってしまったのです。

 

ガッツポーズする秀平の傍らで白米が消えたとその場にへたり込む純子。

 

そんな純子を秀平は怪訝そう目で見つめたのでした。

 

運動会が終ると北川と速水の目的が米軍住宅用木材の買い付けであることが明かされます。

 

それもあって村一番の材木問屋の興園寺家に滞在することになった二人。

 

興園寺家では母親のつやが純子を長男である正太夫の嫁にと考えていました。

 

ところが、ふたりが滞在することになった母親のつやは北川に惹かれ、自分が密かに想いを寄せていた純子が秀平との距離を縮めていくことに気が気ではない正太夫。

 

純情な正太夫は純子の前ではついつい三枚目を演じてしまってきていたのでした。

 

そんなある日、秀平から呼び出された純子。

 

すると秀平が自分たちはGHQではなく興園寺家から金を騙し取ろうと企んでいることを純子に打ち明けて、何とか北側を止めて欲しいと頼まれたのでした。

 

話を聞かされた純子は考えた末に北川を訪ねる事にします。

 

純子の必死の説得に心を打たれた北川。

 

しかも、翌日になって何と本物の進駐軍が材木の買い付けに美山村に現れたことで、北川はその場を取り繕って姿を消します。

 

一方、ひとり残された秀平はそのまま村に残る事にして材木問屋で働くことになったのでした。

 

それからしばらくして進駐軍が村の子供たちにと野球道具一式をプレゼントしてくれます。

 

そして開かれた日米対抗の野球大会が純子と弟たちの野球人生の始まりとなったのでした。

 

しかも、その数日後に待ちわびていた父親の陽一郎が帰ってきて、母親のあきをはじめ家族全員が喜び抱き合ったのです。

 

陽一郎は自分が満州で助けた少年を日本での身寄りを探すために引き連れていました。

 

林雄太は両親と生き別れて彷徨っているときに大怪我を負って瀕死の状態で倒れているところを

陽一郎が救っていたのです。

 

ところが、母親に捨てられたと思い込んでいた雄太は心に深い傷を負っていて家族とも打ち解けようとしません。

 

始めのころは純子の弟の昭とも距離があったものの野球によって少しずつ心を溶かされた雄太。

 

その頃、美山村ではアメリカで野球をやっていた秀平をコーチ役にして少年たちは放課後に練習するようになっていたのです。

 

雄太が野球を通じて村の少年たちと少しずつ心を通わすようになった頃に長野に身寄りが見つかります。

 

そっそく純子が雄太を連れて親戚である農家を訪ねますが、食糧難もあって実の甥に冷たく引き取りを拒まれてしまったのでした。

 

そんな雄太をふたたび美山村へ連れ帰った純子を待っていたのは陽一郎の仕事先が決まったと言う朗報だったのです。

 

ところが小野家の喜びは一瞬のもので陽一郎が倒れて病床についてしまったのです。

 

そんなある日、純子は親友の立花静尾から秀平から英会話を習わないかと誘われます。

 

アメリカに戻る前に教えて欲しいと静尾が秀平に頼み込んでいたのです。

 

静尾は何かと理由をつけては秀平に近付きたがっていて、そんな親友の態度が何故か気になってしかたなかった純子。

 

そして英会話の教室として自宅を提供することにした純子は部屋の大掃除をしながら心を躍らせて受入の準備をします。

 

すると小野家にやってきた秀平は床に伏せていた陽一郎の前で、カメラマンになって世の中の真実を見つめて行きたいと目を輝かせながら将来の夢を語ったのでした。

 

純子には自分の道を歩もうとしているそんな秀平が羨ましく思えたのでした。

 

いよいよ帰国する日が近づいてきたある日に別れを告げるために小野家に純子を訪ねてきた秀平。

 

純子と逢えたから来日してよかったと明かした秀平は一緒の記念写真を撮って日本をあとにしたのでした。

 

もう二度と会えないかも知れないと心に灯っていた小さな想いの日を消そうとする純子は遠く離れて暮らすことが逆にふたつの心を強く結びつけることがあることに気づいていませんでした。

 

しばらくしたある日、小学校校長の雑賀久助が職を辞すと言い出します。

 

遠足にでた昭や雄太たち6年生が嵐に巻き込まれてしまった事件の責任を取ろうとしていた雑賀校長。

 

しかし、親友であった陽一郎が雑賀校長の決意に猛反対します。

 

ところが、陽一郎から定年まで職務をまっとうすることがあるべき責任のとりかただと厳しい口調で責められた雑賀校長が言い返したことでふたりは喧嘩状態に陥ってしまったのです。

 

何日も口をきかなくなってしまった二人の間でおろおろしていた純子でしたが、母親や興園寺つやからふたりの大喧嘩は何度も繰り返されてきていることを知らされ驚かされるのでした。

 

二人は相手のためを思いながらも互いに不器用であったため幾度となく喧嘩をしていたのです。

 

それでも純子の仲を取り持ってやがて二人は仲直りして雑賀校長も辞表を取り下げます。

 

さらに雑賀校長は中学時代に二人で野球チームにいたときの逸話は童話にして書き上げたのでした。

 

それを切欠にして純子は両親の青春時代の話を知ることになります。

 

母親のあきが雑賀校長の初恋の相手だったことや興園寺つやが父親の陽一郎に密かに想いを寄せていたことを聞いて何故か秀平のことを思いだし胸が苦しくなった純子。

 

新年が明けた小野家では久々に家族全員が集まっての幸せな正月を迎えます。

 

その頃になると、雄太もすっかり家族に馴染み、陽一郎の容態も小康を保っていたため大阪での就職もきまり春には大阪に引っ越そうとしていました。

 

また宝塚に憧れていた妹の恭子はのど自慢を勝ち抜きながら一歩ずつ夢に近付こうとしており、純子はカリフォルニアに住むことになった秀平からの手紙を楽しみにいたのです。

 

ところはそんな小野家のささやかな幸せは長くは続かず、就職を祝う宴席でまたしても陽一郎が倒れてしまい帰らぬ人となってしまったのです。

 

最期まで自分が想う理想の生き方を追い求めた陽一郎の葬儀が執り行われ、一連の行事が終る三日間というもの自分がこれからの小野家の中心になっていかなければならないとの思いで涙を堪えて泣かなかった純子。

 

そんなときに、ひとり心の中で苦しむ純子のことを受けとめてくれたのは北川だったのです。

 

涙は神様がくれた美しい贈り物だと言う北川は涙で悲しみを洗い流すために泣けと諭します。

 

そして泣いたからと言って弱虫ではないと励まされた純子は堪えきれずに北側の胸に顔をうずめて泣き続けたのでした。

 

そうして昭和23年の春になると小野一家は予定通り大阪に居を移すことにします。

 

小野一家が大阪に頼っていったのは、かつて女中として働いていた寺内ぬいでした。

 

亡くなった陽一郎に恩義を感じていた彼女は阿倍野で食料品屋を営みながら夫の小平次と暮らしていたのです。

 

ところが小野家が引っ越してくるまえに事件が勃発してしまいます。

 

何と土地の顔役がぬいたつに立ち退きを約束させられていたものを保護にしたるい。

 

すると連日のように荒くれものがやってきて店の商売を邪魔しはじめたのです。

 

命の危険さえ感じるようになったぬいの元に姿を現したのは北川でした。

 

ぬいから事情を聞いた北川は自分の任せろと言って本物の進駐軍の友人を連れてきてあっさり荒くれものを追い払ってくれたのです。

 

さらに土地の顔役とも話を付けようと乗り込んでいった北村と進駐軍の友人。

 

ところが顔役と称された男は以前に北村から隠匿物資を巻き上げられていて恨みを持っていたのです。

 

そして悪事が明るみに晒されたことでふたりとも刑務所に収監されてしまったものの寺内商店は平穏を取り戻すことができたのでした。

 

そうして小野家の家族が大阪での生活を始めます。

 

純子はたちまち店の看板娘となり昭と雄太は揃って中学の野球部にはいります。

 

そして恭子も見事に念願だった宝塚に合格しますが、興園寺正太夫は大阪支店長になって純子の周辺に出没し続けたのでした。

 

そんなある日、秀平からの電報を受け取った純子。

 

秀平はアメリカの野球チームの通訳として来日しているから明日に会いたいと伝えてきたのです。

 

久々に秀平に逢えることを喜びたい純子でしたが、雄太の母親があらわれて息子にあいたいと言ってきていたのでした。

 

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純じゅんちゃんの応援歌 あらすじネタバレ14週から25週まで

 

雄太の母親は自分では雄太を守れないと他人に託して自らは川に身を投げていましたが一命を取り留めていたのです。

 

彼女は夫に連れ子がいるため引き取れないもののひと目だけでも我が子に会いたいと訪ねてきていたのです。

 

母親と相談した純子は雄太にすべてを明かして実の母親との再会を勧めますが、首を縦に振ろうとはしなかったのでした。

 

そんなときに秀平が姿をあらわして事情を聞いたうえで雄太を説得します。

 

そして雄太は純子と秀平に付き添われて満州で生き別れた実の母親である昌代と再会したのでした。

 

元気な姿の雄太を見た昌代は涙ながらに詫びる言葉ばかりを話し掛けます。

 

しかし、雄太は冷ややかな目でそんな母親を見つめるだけで別れ際の挨拶にひとことだけ発したのでした。

 

そんな雄太を見て秀平が叱りつけます。

 

秀平にはこれほどまでに愛されているにも関わらずふてくされていた雄太が許せなかったのです。

 

しかし、今度は純子が自分の弟である雄太は自分で叱ると秀平に食ってかかってしまったのです。

 

そうして久々の再会であったにも関わらず喧嘩別れをしてしまった純子と秀平。

 

それから数日後に純子に分厚い手紙が届きます。

 

それは秀平がアメリカを発つ前に投函していたにも関わらず手違いでひと月の遅送となってしまっていたのです。

 

そこには純子に逢うために無給に近い条件ながら仕事を引き受けたことが綴られていました。

 

手遅れかも知れないと思いながらも秀平の東京での宿泊先宛に仲直りしたい旨の手紙をだした純子。

 

するとすぐに秀平からの電報で返事が送られてきて、大阪駅のホームで待ち合わせることになります。

 

不安を抱きながら大阪駅に向かう純子でしたが何と自分も謝りたいと昭と雄太も付いてきてしまったのです。

 

秀平は明日に帰国を控えて東京から特急をつかってトンボ返りすることにしていて会える時間は5分しかなかったのです。

 

しかしいざ再会しても何を話したらいいかわからない純子をよそに弟たちは野球の話で盛り上げってしまいます。

 

わざわざ時間を裂いて会いに来てくれた秀平と純子が交わせた言葉は和歌山のミカンを手渡すことだけだったのでした。

 

列車が動き出しても窓越しに見つめ合っていたふたり。

 

その後、純子は野球好きの陽一郎の夢を受け継いで甲子園球場の近くの旅館で女将を目指すことにします。

 

そしてまたまた来日した秀平からプロポーズされて晴れて結婚できた純子。

 

純子と秀平の新婚生活が始まった昭和9年の初夏のある夜に昭は新地のキャバレーで妹の恭子のステージを見ていました。

 

自分の夢を叶えて宝塚に入団した恭子でしたが端役しか演じる事ができなかったため退団を決意してジャズ歌手としての道を歩み始めていたのです。

 

しかし、現実は厳しく恭子は歌など聞く気もない酔っぱらい相手のステージを続けていたのでした。

 

家族に心配をかけまいと黙っていた恭子でしたが昭によって全員のしるところとなってしまいます。

 

すぐに辞めるべきという意見と頑張っていれば機会が訪れるという意見が小野家の家族の間でも交錯しましたが、知られてしまったことを機に引退を考える様になります。

 

ところがせっかくの恭子の縁談が盛り場で歌っていたことを理由に相手側から破談を申し入れて来たのでした。

 

そんな傷心の恭子を小野家の大阪時代に隣に住んでいたパントマイム芸人のスティーブ西川です。

 

40歳を過ぎても自分の芸が認められることがなかった西川は大阪に見切りをつけて上京してきていたのです。

 

恭子がその生きざまをかねてより尊敬して西川でしたが自分の芸を廃業して東京で就職すると言います。

 

昔から何かと励ましてくれた西川の話を聞いた恭子は自分が働いて食わせるから芸を諦めるなと告げたのです。

 

小野家は突然の恭子の結婚話に猛反対しますが両社が折り合う事はありませんでした。

 

そしてある日の未明にひとり荷物をまとめて西川のもとをと向かった恭子。

 

母親のあきは怒り心頭で娘の行方を探そうともしない状況で純子は気を揉みますが秀平は大人なんだからと取り合ってもくれなかったのです。

 

家出からひと月がたち恭子の居所を知った純子は妹を訪ねて上京します。

 

すると恭子が場末の劇場で歌いながら西川はパントマイムを続けていたものの一緒には暮らしていなかったのです。

 

自分の気持に間違いがないかを見極めるまで別々に暮らすことを明かした恭子。

 

戻った純子はそんな妹の様子を母親のあきに報告して安心させます。

 

それから半年の月日が流れた頃、恭子と東京から小野家に挨拶にきてあらためて結婚の許しを申し出た西川。

 

そしてあきが嬉し涙を流しながら西川に娘を託したことで小野家に笑いが戻ったのでした。

 

しばらくして、大学に進んだ昭が野球部で正捕手の座を手にします。

 

長きに渡って野球を続けてきたのに一度もレギュラーになれなかった昭が初めて手に入れた栄光だったのです。

 

ところが野球部の合宿に喜び勇んで出かけていったのに二度と小野家に戻る事がなかった昭。

 

昭は合宿先の海外で溺れている子供たちを助けようとして無理をしたあまり自分も溺死してしまったのでした。

 

それからのあきは意気消沈してしまい昭の部屋に閉じこもって亡き息子の机や学生服を眺めては涙を流す生活を続けます。

 

純子がそんな母親を何とかしなくてはと昭の想い出が多い阿倍野から離れることを考えているところに興園寺家の御曹司である正太夫から面白そうな話が持ち込まれます。

 

興園寺家は借金の抵当としていた西宮の旅館を手に入れていて、従業員はそのままで経営を小野家にやってみないかと言ってきたのでした。

 

余りにも突飛な話に戸惑いはあったものの純子がいい機会かもしれないと思っていると母親のあきも同じように感じていたようで昭のことを吹っ切るように賛同してくれます。

 

こうして、秀平も異存がなかったことで小野家は小さな旅館である『浜風荘』を営むことになったのでした。

 

しかし、『浜風荘』は長らく経営者がいない状態で好き放題にされていたため怠惰な従業員が目につきます。

 

性格的にもきっちりした純子がすぐさま改革にとりかかると従業員との対立が始まってしまうのでした。

 

新しい年を迎えてしばらくすると選抜高校野球大会の予選を勝ち抜いて甲子園に駒を進めた高校からの予約が入ります。

 

純子が父親や弟たちが目指していた甲子園球児たちの世話をすることに感動している一方で従業員たちとの対立は激しさをましていったのでした。

 

小野家が『浜風荘』の仕事にどうにか慣れ始めたころ興園寺家の御曹司である正太夫がひとりの女性に惹かれるようになっていました。

 

純子への失恋から何とか立ち直っからずっとあちこちをふらふらする日々を送る中で叔父である雑賀久助がいる出版社である『わらべ出版』にも顔を出すようになっていた正太夫。

 

『わらべ出版』は雑賀の道楽に合わせたような会社であったため散々な業績でたったひとりの社員である節子への給料も遅れがちになっていました。

 

『わらべ出版』で文句も言わずに働くのは童話作家の雑賀を崇拝していたからで、毎日のように取り立てにやってくる借金取にも挫けずに頑張っていた節子。

 

正太夫はそんな節子に好意を持つようになっていたのです。

 

ところが節子がちゃらんぽらんな自分の気持を受け入れてくれるか不安になって純子と秀平に相談しにやってきた正太夫。

 

話を聞いた純子と秀平は一肌脱いで仲をとりもとうと思って節子に正太夫の想いをつたえます。

 

しかし、正太夫の気持を知らされて戸惑った節子は雑賀に相談してしまったのでした。

 

良い人間だと思うが結婚の相手としてはと真っ向から反対する雑賀。

 

そして、叔父の雑賀はそれを甥の正太夫にぶつけたのです。

 

叔父からどうして自分で求婚しないのかと責められ追い込まれてしまった正太夫。

 

節子の面前で罵倒された正太夫は決死の想いで自らの口であらためて求婚。

 

汗をかきながら不器用な言葉で求婚された節子は短いやりとりの末に何と正太夫の申し出を受けてくれたのでした。

 

それから8年の歳月が流れます。

 

その頃になると純子が女将をつとめる『浜風荘』は高校球児相手の旅館としてだけでなく年間を通じて繁盛していて小野家も家族も多忙を極めていました。

 

純子が秀平との間に授かった陽子もすでに6歳になっていて子育てにも追われていたのです。

 

一方の秀平も週刊誌ブームの流れにのってカメラマンとして忙しく仕事をしていて帰宅できないことも多くなってきていたのです。

 

気付かぬ内にそんなふたりのあいだで気持ちのズレが起きてしまいます。

 

ある日、はしかにかかってしまった陽子を仕事と掛け持ちで純子が看病しているときに、秀平は仕事を断れずに北海道に出掛けてしまったのです。

 

家庭のことも十分に考えての秀平の行動でしたが純子には夫の身勝手に見えてしまったのです。

 

それが切欠となって深刻な夫婦喧嘩状態に陥ってしまった純子と秀平。

 

冷戦状態にあった純子の気持を変えたのは美山村に住んでいた法律家の清原の言葉でした。

 

清原から太陽のように自分で輝くのではなく月のように他からの光で輝く女性だと言われた純子は自分が根っからの世話付きであることを思い出したのです。

 

仕事のことも夫のことも世話をすることが楽しいからやってきたのだと迷いを吹っ切った純子だったのでした。

 

しばらくして朗報が舞い込みます。

 

何と、雄太が幼馴染の小百合と結婚することになったのです。

 

その頃の雄太は工業高校で野球部の監督をしていました。

 

甲子園を目指した亡き陽一郎の夢をかなえようと一生懸命でしたがまだまだ力不足で予選敗退を強いられている競合とは言えないチームを率いていたのです。

 

そんなふたりの結婚を祝うために懐かしい面々が一堂に会します。

 

何と、美山村の少年野球チームの仲間が集まってくれたのです。

 

そして、昔を懐かしんで皆で野球を楽しみます。

 

それぞれが大人になったかつての少年たちが青空のもとで白いボールを追いかけています。

 

それを眺めていた純子は亡き陽一郎の口癖を思わず叫んでいました。

 

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純ちゃんの応援歌は実話?実在のモデルはいる?旅館をモデルが

「純ちゃんの応援歌」は公式情報では発表されてなく、実話やモデルがいたわけではなく、公式での純子や旅館のモデルはないと思います。ですが、NHKから取材を受けていた旅館があり、その旅館のエピソードがドラマで使われているので、元ネタのひとつとは考えられますその旅館は神戸市にある「料理旅館 御影荘」♪春にはキレイな桜が咲くことで有名です♪🎵⇓⇓画像画像

 

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ツイッターコメント:今年も御影荘の樹齢100年のソメイヨシノを愛でながら、灘五郷の酒を堪能。 ありがとうございます⇑⇑

 

「純ちゃんの応援歌」の製作スタッフが御影荘に取材に行き、当時の女将さんに取材しています。

そして、旅館での様々なエピソードをお伺いしたそうです。

純子のモデルのひとりだと思われるのは、現在の女将の大鼓石美佐代さんの母親で前女将の大垣智子さんです!

大垣智子さんは当時、球児たちから母親のように慕われていたそうです。智子さんは球児たちが出かけるときは、必ず火打ち石で縁起担ぎをしていたといいます。

球児たちも智子さんを慕い、自分たちの親にも相談できないようなことを、智子さんに相談したり、就職したことを報告に来る子もいたそうです。

このように話の一部にモデルの参考にした人がいたということでした。


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