今回は『カムカムエブリバディ』の24話(第5週)12月2日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【たくましく生きる安子】と題して5週24話をお送りします。
大阪にやってきて2年が過ぎたころには、安子は大阪で『たちばな』を再建していたのです。
最初は芋飴さえ売れなかったのに大したもので、いつの時代も子供を持つ母親は強しですね。
<カムカムエブリバディ24話のあらすじネタバレ>
安子がるいを連れて岡山から大阪にやってきて、2年の月日がたった昭和22年の夏になると、ふたりの毎日は茹で上がった小豆の香りで始まるようになっていました。
そのころになると、戦後の混乱もおさまってきていて、お菓子作りに必要な米や砂糖や小豆なども少しずつ手に入るようになっていたのです。
そして、行商から始めた芋飴売りも自宅を改造した店での販売に切り替え、さらに金太譲りの秘伝あんこを入れたおはぎも作り始めていた安子。
安子は店に『たちばな』の看板を掲げて娘のるいとつつましく暮らせるようになっていました。
商売する一方で、安子は倹約してラジオを購入していたのです。
すると、ある日『全国中等学校優勝大会』が7年ぶりに開催されるニュースが流され、幼馴染で自分を岡山から逃がしてくれた勇のことを思い出した安子。
そして、夕方6時30分になると、安子はるいとラジオの前に座ってラジオから流れるであるカムカム英語に耳を傾けるのでした。
安子の楽しみになっていたカムカム英語は日本人のありふれた日常生活が題材として使われていて、英語の勉強をしながら思わず稔とるいとの3人での生活を想像してしまいます。
それはかつて安子が想い描いていた家庭の姿でしたが、今となっては手に入れることができないものだったのです。
翌年の春ごろになって、『たちばな』に大口の注文が舞い込んできます。
それは、毎朝『おはぎ200個』を納入して欲しいというものだったのでした。
夜明け前から仕込みを始めた安子は、るいを連れて200個のおはぎを依頼先まで届けにむかいますが、距離が遠かったため3歳のるいが途中で音を上げてしまいました。
それでも、何とか品物を届け終わってから、すぐに自転車とリアカーを購入することにした安子。
それからの安子は、リアカーにおはぎを入れた木箱とるいを乗せて配達するようになります。
毎日、かつて稔から乗り方を教えてもらった自転車でリアカーを引きながら気持ちよさそうに風を切って走ったのです。
そんなある日、安子が大家に家賃を納めにいったとき、小椋くまからるいが稔にそっくりだと言われます。
そして、良く頑張ったと目を細めたくまは、あの世で稔もそう思っていると安子を労ったのでした。
そのあとから、久々にるいとふたりで稔との思い出が残された河原を散歩する安子。
すると、安子はるいから稔がどんな人だったのかを訊かれます。
優しくて大きな夢を抱いていたことを教えた安子は、るいの名前は稔がつけたものであることを明かしたのです。
どこの国とも自由に行き来できて、どこの国の音楽も自由に聴けて演奏できるそんな世界を生きてほしい。
安子はるいと云う名前に込められた稔の想いを伝えて、ルイ・アームストロングというアメリカの音楽家からとっていることを明かします。
ひとしきり愛おしいるいを抱きしめた安子が『たちばな』の前に戻ってくると、ひとりのスーツ姿の男が立っていたのです。
その男の顔を見た途端に安子は息が止まりそうになります。
そこに立っていたのは義父の雉真千吉だったのでした。
★次週以降のネタバレ⇓
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