今回は『虎に翼』の128話(第26週)9月25日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【執行猶予付き判決となった美位子】と題して第26週128話をお送りします。
いよいよ最高裁にて尊属殺の判決が言い渡される日がやってきます。
そこで示された判決は、懲役2年6カ月で執行猶予3年だったのでした。
<虎に翼 第26週128話のあらすじ>
昭和48年4月4日は最高裁にて尊属殺の判決が言い渡される日です。
そして美位子を弁護してきたよねと轟が出かける前にと山田轟法律事務所に立ち寄った寅子。
“応援していると、どうしても伝えたくて”
よねと轟を笑顔で送り出した寅子は、事務所で判決を待つ美位子に話しかけます。
寅子から、原判決が破棄されれば執行猶予により、すぐに社会に戻れると聞かされ戸惑った美位子。
そして罪悪感に苦しむ胸の内を打ち明けた美位子に、寅子は尊厳を奪った者を肯定しないために幸せな人生を送って欲しいと励ましたのです。
“あなたができることは、生きて出来る限りの幸せを感じ続けることよ”
そのころ、最高裁判所大法廷ではよねと轟が緊張した面持ちで判決を待っていました。
そして裁判長の桂場が判決を言い渡す瞬間が訪れたのです。
“原判決を破棄する”
“被告人を懲役2年6カ月に処する”
“この裁判確定の日から3年間、右刑の執行を猶予する”
それは、尊属殺の重罰規定が違憲だと認められた瞬間でした
昭和25年の合憲判決から実に23年もの年月を経ての、歴史が動いた判決だったのです。
裁判の後で催されたささやかなお祝いの会。
よねと轟と恋人の時雄と美位子は酒を酌み交わします。
そして美位子から感謝されたよねは、彼女の母親の想いを本人に伝えたのです。
何と母親である寛子は美位子の子どもたちを自分で育てるから、新しい人生を生きて欲しいというのでした。
“もう誰にも奪われるな”
“お前が全部決めるんだ”
そう言ってよねは美位子を勇気づけるのでした。
一方で、学生運動も下火となり少年法改正を提議した首相も法務大臣もかわったことで法制審議会少年法部会は形骸化していました。
寅子はもう言い争いは無益ではないかと審議員たちに問いかけた寅子。
“ならば今日は愛について語り合いませんか”
そして子どもたちのために、愛に溢れ血の通った話をしよう提案し、少年法対象年齢の引き下げも最終的には見送られたのでした。
寅子が星家に戻ると、優未を訪ねて美位子がやってきていました。
そして、よねの紹介で新潟の涼子の店で働かせてもらうことになったと明かした美位子。
それを聞いた寅子が安堵していると、美位子がボソッとこぼします。
“人生に失敗したことがない人たちはかっこいいな、、、”
すると優未が大学院を中退してプラプラしている自分も失敗だと微笑みます。
ところがそれを聞いた寅子は、何故かムキになって二人の人生を肯定したのでした。
“美位子さんも優未も人生を失敗なんてしていない”
そのあと、優未と美位子が『笹竹』にいくと出てきます。
家に残された寅子は、優三の写真を眺めながらひとり呟きます。
“本当に変なところにムキになっちゃってやぁね”
“根本的に向いてないのよね、、、”
自分はいつまでたっても母親として失敗ばかりすると落ち込んでしまった寅子。
するとそこへ怒ったようすの優未が戻ってきたのでした。
<虎に翼 第26週128話の感想>
定年退官を翌月に控えた桂場長官は皆が納得する判決を出してくれましたね。
そして尊属殺人の特別扱いを違憲とした判決は歴史にしっかり刻まれました。
気が付けば言い出した政府も変わったことで少年法改正も見送りになって良かったのかな。
美位子が新潟の涼子のところでやり直すことになって、残すところ『虎に翼』も2話です。
どんなエンディングが待っているのか楽しみですね。
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