朝ドラ「おむすび」のネタバレ12週あらすじ（56話〜60話）「働くって何なん？」（12月16日〜12月20日）
の解説です。
おむすび12週ネタバレ（56話〜60話）あらすじ 「働くって何なん？」（12月16日〜12月20日）
朝ドラ『おむすび』第12週「働くって何なん？」
（56話〜60話）あらすじ ネタバレ（12月16日〜12月20日）
### 社会の厳しさ
初出勤の日、米田結（橋本環奈）は、東京のホテルで腕を磨いたシェフの立川周作に全く認められず、挨拶しても無視されます。
**結:** 「立川さん、まだ何も分からないので、何でもいいので手伝わせてください。」
**立川:** 「栄養士さんにやってもらうことなんてありません。」
献立作成や施設の衛生管理、食材の発注管理などを担当することになった結は、原口の指示に従いながら、パートの人たちと一緒に仕込みや皿洗いなどの雑用をこなしていきます。四ツ木翔也（佐野勇斗）は社員食堂で結が立川に叱られているのを見て励まします。
**翔也:** 「辛いことがあったら俺に言えよ。これからは毎日会えるんだから。」
### 社食の問題点
1週間が過ぎました。ホールの片付けをしていた結は、女性社員の大久保と田中が食べ終わった皿に唐揚げや肉が残っているのに気づき、声をかけました。
**結:** 「うちの食堂、量が多いんですね。」
**女性社員:** 「味付けも濃いし、野球部にはいいけど私たちにはちょっと。」
女性社員の中にはコンビニ弁当を買う人もいると話します。そこで結は、メニューの味の濃さやラードの使用量の多さを立川に指摘しました。
**立川:** 「野球部のためだ。」
**結:** 「ラードはコクが出て料理はおいしくなりますが、飽和脂肪酸が多く含まれていて生活習慣病のリスクが高いと言われています。このままラードをたくさん使う調理をしていては野球部のためにならないと思います。メニューを一から見直してみませんか？」
**立川:** 「じゃあ、俺辞めるよ。辞めてやる！なんでこんな若造に俺のやってきたことを否定されなきゃならないんだ。」
若手シェフの原口尚弥が間に入りますが、立川の機嫌は直らず、パートの酒井が谷岡部長を呼びに行き、結の謝罪を受けてようやく怒りが収まりました。
### レシピは盗むもの
帰宅して両親に愚痴ると、父と母の意見が食い違い不穏な空気になります。昼間、母・愛子（麻生久美子）が父（北村有起哉）に「ヘアサロンヨネダ」のホームページを作ろうと提案したところ、相手にされなかったことを怒っているのでした。
翌朝、結が出勤すると、立川に朝までカラオケに付き合わされたことを原口から聞かされました。以前、原口も結と同じことを立川に進言したものの、今回以上に怒られた経験があることや、社食のレシピは立川の頭の中にしかないことなどをバックヤードで語りました。
**結:** 「レシピ、何とか作れるかも。」
大忙しのランチタイム。立川が忙しそうに生姜焼きを作り始めます。結は仕事をしながら立川をチラチラ見て「醤油大さじ何杯」「ラード何グラム」など、調味料の量を手元のメモに書き込んでいきます。親子丼やカツ丼の割り下なども盗み見て、少しずつレシピが増えていきました。
### 陽太
一方、四ツ木翔也は肩に違和感を感じていました。自然治癒しない大きな怪我をしているのではないかと不安になりますが、そのことを疲れている結に言い出すことはできません。
病院にも行けずにいたある日の休日。結と「中華太極軒」でデートしていると、突然、幼なじみの古賀陽太（菅生新樹）が店に入ってきました。
**陽太:** 「久しぶりだな〜おむすび。」
福岡のIT企業でシステムエンジニアをしている陽太は、出張で神戸にやってきたのでした。システムエンジニアの陽太にホームページを作ってもらうことを思いついた結は、米田家に連れて帰ります。陽太に教えてもらいながら「ヘアサロンヨネダ」のホームページを作ろうとする結。まだ両親のケンカは続いています。
### バレる
そんな中、結と原口が立川のレシピをメモしていることがばれてしまいます。書き溜めたノートも取り上げられてしまいました。
**結:** 「別に立川さんに逆らうとかじゃなくて、私は栄養士としてこの社食のために役立ちたいんです。」
**立川:** 「役に立ちたいなら言われたことだけやっとけ。」
立川はそのまま行ってしまいました。
### 母の家出
その話を帰宅した結が両親に話すと、ホームページが必要かどうかで対立していた愛子と聖人は、自分たちの立場に置き換えて、また言い争いを始めました。
**聖人:** 「俺は立川さんの気持ちがわかる。長年やってきたことを新人にケチつけられたら気分悪いに決まってる。」
**愛子:** 「お店のために提案してるならいいことでしょ。」
**聖人:** 「いいことも何も、俺の店だ。どうしようが俺の勝手だろう。」
その晩、愛子は家出をします。送られたメールには「しばらくストライキさせていただきます」と有馬温泉で満面のピースをする愛子の画像付き。
### 日替わり定食の献立づくり
**立川:** 「なあ、栄養士って料理作れんのか？」
出勤すると唐突にそんなことを質問する立川。作れると答えた結に立川は、今日の日替わり定食の献立を材料費200円以内で考えるよう指示します。結はスコッチエッグの野菜添えの試作品を作り上げました。立川のOKをもらい、ランチタイムが始まります。
その日のランチタイムではスコッチエッグの日替わりが飛ぶように売れました。味付けは好評ですが、すぐに注文に追いつかなくなり、他の料理の提供にも支障が出てきました。ランチタイム終了後、結は頭を下げました。
**結:** 「すみませんでした！」
**立川:** 「今日11人の人がランチを食べられなかった。それだけ売上がマイナスってことだ。いいか、働くということは金を稼ぐことだ。」
許可した自分が責任を取って部長に謝りに行くという立川に結は深く頭を下げました。
### 翔也の肩
その頃、四ツ木翔也は、大河内に勝負を挑まれ、ホームランを打たれています。そのまま肩を押さえてうずくまる翔也。その夜、結は、米田家に泊まっている陽太に立川との話をしました。すると陽太は実は、自分は会社ではただのアシスタントだと結に告白しました。
翌日、結が愛子の代わりに店を手伝っていると、ホームページを見たという客が次々にやってきました。家出した愛子が旅先でホームページを完成させ、公開していたのです。結と聖人が慌てていると、愛子が店に戻ってきてエプロンをつけました。聖人は愛子に謝り、2人は仲直りしました。
そんな2人を見た陽太は、帰って色々考えると言い、糸島に戻って行ったのでした。
翌日、翔也に呼び出された結は、星河電器野球部のグラウンドに向かいました。
**翔也:** 「どうしても結とキャッチボールがしたいんだ。」
結は翔也がプロポーズをやり直すのではないかと期待します。
しかし、翔也が投げる球はなぜか山なりの緩い球ばかりです。
**結:** 「手加減しなくてもいいよ。」
**翔也:** 「手加減なんてしてないよ。もうこういう球しか投げられないんだ。」
翔也は肩を壊してしまっていたのです。
もちろんです。以下の文章を表現を変えて書き直しました：
### 12週の予習レビュー
今週の注目ポイントは、主人公の敵役の登場と翔也くんの故障です。
#### 主人公の敵役
主人公の敵役は、結ちゃんの職場の上司である調理師の立川さんです。立川さんが結ちゃんの敵になる予兆は前週から見られました。
前週、神戸栄養専門学校を卒業した結ちゃんは星河電器に就職し、社員食堂の栄養士として働き始めます。しかし、初出勤の日に立川さんは結ちゃんに「うちに栄養士はいらない」と言い放ちます。どうやら栄養士を雇ったことが気に入らないようです。
気に入らないなら人事部に文句を言えば良さそうなものですが、立川さんは結ちゃんに八つ当たりします。ここまで書くと立川さんは悪役にしか見えませんが、実際に今週の前半はヒロインをいじめる敵役に見えるかもしれません。
敵役が悪役のままで終わる脚本は後味が悪いので嫌われる面だけでなく立川さんについても心配しましたが、立川さんは嫌われるだけの人ではないようです。
#### 今週の後半の立川さん
立川さんは頑固な職人です。職人ゆえに最初はとっつきにくいですが、頑固な職人は自分の仕事に愛情と誇りを持っています。より良い仕事をしたいというのが立川さんのスタンスです。
より良い仕事をするために、結ちゃんのアイデアも柔軟に取り入れるようになります。そして、ついに結ちゃんのレシピを採用します。しかし、結ちゃんのレシピは調理に時間がかかり過ぎるため、社員食堂向きではありませんでした。混乱する厨房。その混乱を救ってくれるのが立川さんです。そして、混乱を招いた全責任を引き受けるのも立川さんです。
立川さんは今週の前半には感じの悪いおじさんとして登場しますが、後半には間違いなく男前キャラになっているでしょう。
#### 翔也くんの故障
翔也くんが肩を壊してしまいます。ゆるい球しか投げられなくなります。しかし、翔也くんの故障の描写は今週はゆるい球しか投げられなくなったと結ちゃんに打ち明けるところで終わります。翔也くんの試練は次週のメイントピックです。
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