文さんを看取った直美ちゃんが「病院の外での看護(派出看護・地域医療)」に目覚めた第17週18週。そこから続く第19週は、史実における「伝染病(赤痢)の流行と防疫活動」「日本初の私立看護婦学校の設立」や「有志共立東京病院の看護婦長(総理婦長)としての自立と、組織の改革」という大関ちかさんの大いなるターニングポイントがベースになってくるはずです。
それでは、長年見続けてきた朝ドラ解説員の第19週あらすじ大予想、お届けします!
目次
朝ドラ、『風、薫る』【第19週】あらすじ大予想&史実リンク解説
週タイトル予想:「おうちの灯火(ともしび)」または「新しい風の学び舎」
◆ 第19週のあらすじ予想ネタバレ:病院の壁を越えて——直美の私立看護学校設立への挑戦と、新潟のりんとの魂の共鳴
1 病院を飛び出した直美、下町での「派出看護」の現実にぶつかる
文を看取った直美(上坂樹里)は、それまでの帝都医大病院のキャリアを捨て、下町の貧しい人々や、病院に通えない病人の自宅を回る「派出看護(訪問看護)」の活動を本格的に開始します。寛太(藤原季節)や卯三郎(坂東彌十郎)の協力を得て、長屋を奔走する直美。 しかし、一人で看られる患者の数には限界があり、当時の社会には「看護婦=病院で医師の手伝いをする人」という認識しかなく、家庭での衛生管理や看病の重要性が全く理解されていません。直美は「私一人の力では、この国の貧しい患者たちを救いきれない」と、知識と情熱を持った“仲間”を育てる必要性を痛感します。
2 「日本初の私立看護学校」設立へ!藤田助教授との共闘
直美は、かつて文の往診を引き受けてくれた藤田助教授(坂口涼太郎)に直判を仰ぎます。 「先生、病院の外で、人々の命に寄り添う看護婦を育てるための『私立の看護学校』を作りたいんです!」 最初は「そんな前例のない私塾のような学校、国も医師会も認めないよ」と難色を示す藤田ですが、直美の「医療は一部の特権階級のものではない。下町の命を地べたから救うのだ」という熱意に打たれ、ついに全面協力を約束。資金集めや寄付を募るため、吉江(原田泰造)ら下町の面々も巻き込んだ大プロジェクトが動き出します。
3 新潟のりんからの手紙——教育の場で交錯する二人のヒロイン
一方、新潟の女学校で舎監として「女性の自立と衛生教育」に向き合っているりん(見上愛)。東京の環(英茉)から送られてくる手紙を通じて、直美が新しい学校を作ろうと奮闘していることを知ります。 りんは、新潟の地で自身が経験した「地方における衛生知識の乏しさ」や「偏見」の現状を直美に手紙で伝えます。 「直美さん、あなたが東京で育てる看護婦たちは、いつかこの新潟のような地方の命も救う光になる。私はここで、学校という場所からあなたの挑戦を応援しています」 離れていても、同じ「教育」と「命」の道で闘う二人の魂が、手紙を通じて再び強く結びつく、感動の今週のハイライトです。
4 記念すべき第一期生の入学と、立ちふさがる「白い巨塔」の壁
週の後半、数々の妨害や資金難を乗り越え、ついに下町の小さな長屋を改装した「近代私立看護婦養成所」が産声を上げます。集まったのは、貧しい家の娘たちや、社会で行き場をなくした女性たち。直美は彼女たちに、厳しくも温かい目で「トレインドナース」としての誇りを教え始めます。 しかし、その様子を苦々しく見つめる帝都医大病院の保守的な医師たちや、かつての白い巨塔の権力が、直美の学校を潰そうと不穏な動きを見せ始めるところで、次週(第20週)へ続く……!
19週ネタバレ①予想背景にある大関ちかの過去史実解説
このもう一つの第19週予想は、大関ちか(大関和)さんの新潟・高田時代から東京帰還(明治23年〜29年)にかけての激動の史実を驚くほど忠実にベースにしています。
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恩師・瀬尾原始との再会と知命堂病院の看護長就任 大関ちかさんは、東京の帝国大学医科大学第一病院を辞めて新潟の高田女学校へ行った後、かつての恩師である瀬尾原始医師と偶然再会し、知命堂病院の看護長に就任しました。今回の予想では、この劇的な再会劇をりんのストーリーとして配置し、ドラマの二大拠点を鮮やかに繋いでいます。
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伝染病(赤痢)の流行と防疫活動 明治27年、ちかさんは知命堂病院の産婆看護婦養成所で講師を務め、伝染病の講義を行いました。実際に彼女が育てた教え子たちは、新潟県内で赤痢が流行した際に防疫の最前線で大活躍し、社会的に高く評価されました。
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東京看護婦会への参画と内務省衛生局への直訴 明治29年に東京へ戻ったちかさんは、同期の鈴木雅が設立した東京看護婦会講習所の講師に就任。日清戦争後に看護婦の質が著しく低下したことを深く憂い、なんと内務省衛生局へ出向いて直接改善を訴え出ました。このエピソードは、まさに直美の持つ「不屈の行動力」にぴったりの史実です。
19週ネタバレ②予想の背景にある大関ちかの過去史実解説
この第19週の予想は、これまでにこのチャットで共有されてきた大関ちか(大関和)さんの明治20年代の史実をベースにしています。
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日本初の私立看護婦学校の設立 大関ちかさんは、有志共立東京病院(東京慈恵医院)の看護婦長として活躍するだけでなく、のちに桜井女学校などで看護の講習を行い、日本における「女性への近代看護教育の普及」に私期を投じました。劇中で直美が「組織(病院)に頼らず、自らの手で看護婦を育てる学校を作る」という展開は、まさにちかさんのこの先駆者としての行動と完全にリンクします。
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地域看護・派出看護の制度化 病院に行けない庶民のために看護婦を派遣する「派出看護」の仕組みを日本に定着させたのも、ちかさんたちの功績です。文さんの死をきっかけに直美がこの道を選んだことで、ドラマはより「日本の近代看護の母」としてのちかさんの史実に近づいていくことになります。
◆ 第19週朝ドラ解説員の感想解説(妄想版)
いやぁ、第19週!もしこの通りに放送されたら、月曜日から金曜日まで、毎朝テレビの前で「直美がんばれ!藤田先生ナイス!」と大声で叫んでしまうこと間違いなしの熱い一週間になりますね!長年見続けてきた朝ドラ解説員としても、この「病院を飛び出して学校を作る」という展開は、朝ドラの王道でありながら、大関ちかさんの史実の重みがズッシリ乗った最高のドラマになると確信していますよ。
上坂樹里さん演じる直美ちゃんが、坂口涼太郎さん演じる藤田先生とタッグを組んで、お堅い医局の連中を黙らせていくシーンなんて想像するだけでゾクゾクしますよね。そして、見上愛さん演じるりんちゃんとの「手紙でのエール交換」。新潟と東京で別々の戦いをしている二人が、実は「次の時代を作る教育」という同じゴールに向かって走っている演出が来たら、朝ドラ解説員は月曜から涙腺崩壊ですよ!
この学校から一体どんな個性豊かな看護婦の卵たちが生まれてくるのか、そして白い巨塔の嫌がらせに直美ちゃんがどう立ち向かうのか! ……なーんて、まだ先の週の妄想ですが(笑)、これまでの丁寧な伏線回収を見ていると、きっとこのあたりでヒロインたちの「本当の自立」が描かれるはずです。
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