『おしん』は1983年に放映され大人気となったNHKの朝ドラです。
今回は、そんなおしんの末娘のてい偵と疎開先と結婚相手と、それを演じたキャストの浅沼友紀子さんと吉野由樹子について紹介します。
おしんキャストてい偵の役柄 疎開先と結婚相手は>
おしんは、昭和11年の2.26事件のあった日に女の子を出産し、名前を禎とつけました。
禎が生まれたことで自分は用のない人間になってしまったと思い込んでしまった初子。
初子は小学校を卒業したら3年の年季があけるので山形に帰されるのだと覚悟を決めていたのでした。
でもいざ、その時期が来た時に雄も仁も希望も初子を山形に帰さないで欲しいと竜三とおしんに頼んだのでした。
時は流れて昭和昭和19年7月になりました。
サイパン陥落を期に形勢は一気に悪化し米国による日本本国への空爆攻撃が始まります。
竜三は9歳になる禎を疎開させた方が良いと言いだします。
しかし、自分自身も疎開が嫌だった事もあってアメリカから爆撃機が飛んできて爆弾を落とすなんて取り越し苦労だと返すのでした。
雄が博多から輸送船に乗って南方へ派遣された頃、戦況は思わしくなくアメリカに制海権を握られてしまっていると亀次郎から教えてもらった竜三とおしん。
それを聞いたふたりは禎の疎開を決心したのでした。
疎開先は家から3時間程度で行ける農家を選びます。
は禎を連れて手土産を沢山もって農家へ面倒を頼み込んだおしん。
その頃にならると、日本は神風攻撃による奇襲しか反撃の作戦が立てられなくなっていて、神風特別攻隊のニュースが盛んに流されるようになっていました。
11月末、疎開したはずの禎がシラミだらけの頭髪にボロ着をきて無賃乗車をして帰ってきておしんを驚かせます。
禎は疎開先で粗雑な扱いを受けていてもう帰りたくたいと訴えます。
しかし、おしんは風呂を沸かして禎を入れて、辛い想いをしながら翌日には禎を満員の汽車に乗せて疎開先の農家に帰すのでした。
灯火管制の中で竜三の工場も空爆ににより焼失してしまいます。
何とか家を守れて一夜が明けて安心する田倉の家に雄の戦死公報が届きます。
しばらくして広島と長崎に原爆が投下されふたつの都市が一瞬で消滅してしまいます。
昭和20年8月15日正午、竜三とおしん一家はラジオから流れる玉音放送を聞いています。
竜三は仕事も隣組も志願兵の勧誘も国債購入の斡旋も、、、ありとあらゆる分野で軍に協力し戦争に加担してきていました。
そんな自分の責任を一身に受け止めていた竜三。
翌朝、竜三は国民服ではなく背広をきて軍の関係者に挨拶に行ってくると出かけていったのでした。
家を出た竜三は疎開先にいる禎の所に向かいます。
「花嫁姿が観たかった、かあさんを大事にするように、、、」
禎を抱きしめながらそう言い残して去っていった竜三。
竜三は禎に会いにいった後で山に入り自らの命を絶っていたのを2日後に発見されたのでした。
戦争が終って竜三が自害あと、仁と希望は中学校へ、疎開先から帰ってきた禎は小学校4年に復学したのです。
禎は成績優秀で先生から県立高等学校は大丈夫だとのお墨付きをもらいます。
戦後の混乱の中でふたたび行商を始めたおしん。
昭和30年12月、仁と道子の挙式は名古屋で盛大に執り行われます。
ふたりの結婚式を嘆くおしんは禎から嫌われる姑にならないようにと諭されるのでした。
ていは辰則と結婚
しかし禎も仁と結婚した道子の態度に疑問を持つようになっていきます。
禎は道子が働かないことで仁の店を手伝わされます。
名古屋の大学を休んでまでして開店準備の手伝いに呼び戻されていた禎は、急遽禎に金銭登録器の操作を覚えさせられてレジ係に仕立てられたのでした。
しかし、最初は道子への不満しかなかった禎ですが、必至に働くおしんや初子の姿を見て、実際に自分も働いてみて商売の大変さと楽しさが分かってきたのでした。
楽しそうに働く禎の姿をみて、仁は禎が辰則の嫁にしてはとおしんに相談します。
しかし、おしんは大学を卒業させたあとの禎は自分と関係のない自由な道を進んで欲しいと考えていたのでした。
とこらが、仁が勝手に辰則との結婚の話をしてしまい、禎を怒らせてしまうのでした。
そして春休み中は店を手伝うと言っていた偵は、翌日に名古屋に帰ってしまったのです。
そんな禎は名古屋に戻ってから学生にあるまじき堕落した生活を送っていましたが、自らおしんの気持を察して誰にも相談せずに大学をやめて下宿を引き払ってしまうのでした。
翌早朝、禎は辰則に結婚を申し込みますが断られてしまいます。
禎の気持を知ったおしんは辰則に禎を嫁にして欲しいと頭をさげます。
そうして、禎と辰則は結婚したのでした。
<おしんていキャスト浅沼友紀子さんのプロフィール>
[生年月日]
1966年8月16日
[出身地]
東京都
[主な出演作品(テレビ)]
がんばれ!!ロボコン(1976年) 、ドラマ人間模様 愛を病む(1980年)、愛のA・B・C・D(1980年)、御宿かわせみ(1981年)、続・ぬかるみの女(1981年)、天まであがれ!(1982年)、愛と憎しみの旅路(1982年)、長い橋(1983年)、月曜ドラマランド(CX)、看護婦日記 パートI(1983年)、
花さくらんぼ(1984年)、半七捕物帳(1984年)、ときめき ああ青函連絡船(1986年)、蛇苺(1987年)、消えない秘密 ガラスの絆・人工児21年目出生の謎(1988年)
※1980年代後半頃まで活動し、芸能界を引退
[主な出演作品(映画)]
朝やけの詩(1973年)、東京大空襲 ガラスのうさぎ(1979年)
おしん キャスト てい 吉野由樹子のプロフィール>
[生年月日]
1944年10月5日
[出身地]
石川県
[所属事務所]
文学座
[主な出演作品(テレビ)]
太陽にほえろ! (1972年)、 北の家族(1973年)、春よ、来い(1995年)、勝海舟(1974年)、春日局(1989年)、家族あわせ(1974年)、いごこち満点(1976年)、たんぽぽ(1976年)、暖流(1976年)、透明ドリちゃん(1978年)、松本清張の危険な斜面(1982年)、狙われる団地妻(1983年)、女医の死亡診断書(1985年)、血液型殺人事件 霧の那須高原襲われた女探偵(1985年)、笹沢左保の血の海(1988年)、古都・金沢雪の殺意(1990年)、また逢う日(1983年)、羽田浦地図(1984年)、富士山麓(1985年)、非行心療室(1984年)、下町三人娘(1986年)、逆転判決(1989年)、新金色夜叉 百年の恋(1990年)、検事・若浦葉子(1991年)、二十歳の約束(1992年)、命ささえて(1993年)、命つないで(1996年)、命賭けて(1998年)、ピュア・ラブIII(2003年)、指輪(1995年)、天までとどけ(1998年)
[主な出演作品(映画)]
電子戦隊デンジマン(1980年)、母さんの樹(1986年)
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