『エール』は2020年3月30日から放送開始のNHKの102作目の朝ドラです。
今回は第66話と第67話と第68話のあらすじを紹介します。
<66話あらすじ>
何の前触れもなくあらわれた男に弟子にして欲しいと唐突に言われて裕一は戸惑います。
田ノ上五郎と名乗った男はその場で自己紹介をはじめます。
五郎は13歳のころから茨城県の水戸で雑穀問屋での丁稚奉公をしていたのだと言います。
その間ずっと独学で音楽の勉強をしてきたので裕一に弟子入りしたいと訴えます。
しかし、裕一は弟子を取る気はないから奉公先に戻るように五郎を説得しようとしました。
でも、覚悟を決めて奉公先から逃げ出してきたので今さら戻れないのだと五郎は簡単には引き下がろうとはしません。
しかも、家族はばらばらになっていて行く宛もないのだと窮状を伝えて裕一に頼み込んでくるのでした。
そんな五郎に根負けしてしまった裕一は弟子をとうとう取る事にしました。
しかし、事件はそれだけでは済みませんでした。
今度は音の妹の梅が豊橋から上京してきて古山家に居候させて欲しいと頼み込んできたのです。
何事かと事情を聞くと、幼い頃からの作家への夢の実現の第一歩として文芸誌の『新人賞』を受賞したのだと言います。
梅は『新人賞』の受賞を機に東京に移り住んで本格的に執筆活動をしたいのだと熱く語ります。
裕一と音は梅の居候を認めることにしましたが、3人の生活が突然5人になってしまったため、ふたりでこの先どうしたものかと頭を抱え込むのでした。
<67話あらすじ>
裕一と音と華の3人での生活が、裕一の弟子の五郎と音の妹の梅の2人が増えて古山家は大所帯になって騒がしくなりました。
梅はさっそく2作目を書こうと執筆をはじめますが気持ちばかりが先走って筆は遅々として進みません。
梅は五郎のことが気に障って執筆活動に集中することができなかったのです。
ふたりは相性がわるいのか何かにつけてぶつかってしまっていました。
ある日、梅が『新人賞』の授賞式に出掛けて行くと、幼馴染の結に出会います。
幼い頃の結は梅からいろいろ教えてもらっていましたが、『新人賞』の受賞は結の方がはやかったため、彼女は文子のペンネームを持つ作家になっていたのです。
授賞式で梅に花束を手渡す役をつとめた結は対抗心をあらわにするのでした。
しかも、カメラマンからふたりの写真を撮らせて欲しいと頼まれた梅は躊躇します。
そんな梅の様子を見ていた出版社の重役の口から思いがけない言葉が飛び出します。
その役員は可愛いことも売りのひとつだから写真を嫌がってはいけないと梅を諭したのです。
梅は自分が目指してきた文学の世界に、全く知らなかった一面があることを知ってがっかりするのでした。
<68話あらすじ>
無理やり裕一に頼み込んで弟子にしてもらった五郎ですがため息ばかりをついていました。
何曲も作曲してみますが、どうしてもどこかで聞いたことのあるような旋律になってしまうことで五郎は自信喪失に陥っていました。
傍らで執筆活動をしている居候の梅も筆が動きません。
そんなある夜、五郎が疲れた表情をして作曲をしているところに梅がやってきます。
梅はお茶を運んできた振りをして五郎に悩みがあるのかを尋ねます。
そんな梅に作曲ができなく悩んでいることを打ち明けた五郎。
五郎の悩みを知った梅は自分も幸文子を追い越したいと必死に頑張っていることを五郎に伝えたのでした。
そして、人付き合いが苦手だから文学さえあれば良いのだと自らの考えを語った梅に、五郎は鎧の中に閉じこもっているようだと指摘しました。
鋭いところを突かれた梅は怒ってしまい五郎の傍から離れていきました。
ところが、梅を怒らせてしまったことを五郎が気にして落ち込んでしまいます。
翌日の夜、外でヤケ酒を飲んで古山家に帰ってきた五郎。
五郎が部屋で飲みつぶれているところに梅が水を持ってきてくれます。
目を覚まして梅に気付いた五郎は寝ぼけ眼で自分は梅の小説が好きなことを伝えます。
そして、才能と人を想う心がある梅には鎧は必要ないと告げてまた寝込んでしまいました。
そんな五郎の寝顔を梅は微笑みながら見つめていました。
<66話と67話と68話の感想>
3人で平和に暮らしていた古山家が5人での騒がしい家になってしまいました。
作曲できなくて悩んでいる弟子の田ノ上五郎は師匠から何かを教えてもらっているのでしょうか?
そんな五郎のことが気に障る梅には自分で気づかない感情が隠れているのかも知れません。
五郎も梅から嫌われたくないと思う気持ちの裏に自分で気づかない感情が隠れているのかも知れません。
それぞれが別の悩みを持っているふたりですが急接近の予感がするので今後の展開が楽しみです。
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