明治時代から大正時代にかけて活躍した女性新聞記者の描いたこの人気ドラマは2020年の春からBS放送で再放送が始まっています。
今回ははね駒145話146話と第147話と第148話のあらすじについて紹介します。
はね駒第145話のあらすじ>
明治38年5月。
長かった日露戦争が日本の勝利で終結しました。
その年の10月頃から源造は運動具用品店でイギリスで流行っていたゴルフ用品も取り扱い始めます。
キヨもハイカラさんのような女学生になっていましたが、その頃になっても従軍宣教師として戦地に召集された中河鶴次は戻ってきていませんでした。
しかし戦争が勝利で終わって浮かれている世間とは対照的にやえは嘉助をうしなったことがあり素直に喜べません。
明治新聞では戦争で縮小していた女性向け紙面を復活させます。
そんな状況でりんは”女性と職業”と言う欄を担当することになっていました。
それに加えて編集著の津村は新しい取り組みとして新聞を読んでくれている読者から意見や話題を募って紙面で紹介することを始めようと考えます。
津村はりんと外にでたついでに弘次郎の珈琲館でコラム欄の打ち合わせを始めますが、その様子を見ていた弘次郎は源造の店に向かうのでした。
第145話の感想>
りんは新聞記者の仕事とやえの代りの家事を両立させようと頑張りますが少し空回り気味です。
そして娘の明子が会社で他の社員の手間を取らせていることに疑問を持ったのでした。
戦争が終って世の中が浮かれている時にやえだけは嘉助を失った悲しみから抜け出すことができていません。
新聞社も新しい時代に入ると読んだ編集長の津村は新たな取り組みを模索しますが、りんとの距離がどんどん近くなっていきます。
それを見かねた弘次郎がついに行動を起こしたのでした。
これは源造とりんの危機になってしまうのでしょうか?
<第146話のあらすじ>
なかなか満州から戻ってこなかった従軍牧師の中河鶴次がようやく無事に帰ってきました。
鶴次は旅順の近くで嘉助に出会ったと言います。
それを聞いた源造はすぐに妻のみどりに連絡したため、彼女も橘家に駆けつけてきました。
みどりが来たところでおもむろに厳しい戦地のことを話はじめた鶴次。
鶴次はみどりに嘉助が死んでしまったことを告げて彼の遺品であるフィルムとノートを手渡します。
いままで嘉助が生きていると信じ込もうとしてきたみどりでしたが鶴次から現実を告げられたのでした。
すると源造は嘉助が命をかけて撮影した活動写真をみんなに観てもらあおうと提案。
さっそく、りんは編集長の津村に源造の提案について相談してみます。
嘉助の手記とフィルムを見た津村はそれが日露戦争を庶民の目で捉えた貴重な資料だと評価してくれ、後世に残すべき歴史的な資料となりました。
そうして津村編集長の尽力もあり嘉助の遺作となったフィルムは劇場で撮影されることになったのでした。
<第147話のあらすじ>
編集長の津村は嘉助がノートに残した手記を文章校正せずにそのまま新聞に載せると言います。
何も手を加えない方が戦地の切迫感が読んだ人に伝わると考えたからでした。
同じタイミングで津村が提案した読者からの意見を募ってコラムに乗せる試みも実施されます。
しかし初めての試みであったこともありなかなか読者からの反応がありません。
そんな状況に半ば諦めかけていたときに読者から初めての投書が届きます。
そこには、女性が働くことで受ける冷たい視線についての思いが書かれていたのです。
投書を読んだりんは感動します。
女性の中にも働きたいと思っている人がいることを源造に伝えたりん。
しかし、源造は嘉助が残した手記を読み込むのに集中していてりんの話に上の空になってしまいました。
しかも源造は嘉助が目指した活動写真にも興味が湧いてきて本を購入してきて勉強まで始めていたのでした。
あくる日、珈琲館に源造が来ていて弘次郎と嘉助が目指した活動写真についての話をしていました。
そこに明治新聞社の同僚を連れて現れたりん。
記者たちは勝利で終わった日露戦争を否定するような記事を掲載することは会社の存亡にかかわると津村が嘉助の手記を記事にすることを問題にするのでした。
<第148話のあらすじ>
弘の小学校の担任が橘家を訪ねてきました。
先生は昨日から弘が学校に来ていないことをりんに告げます。
それを聞かされたりんはこの頃なんとなく弘の元気がないように感じていたことを思い出します。
その後でみんなで弘を探し回ります。
そんなときに、やえが納屋で本を読んでいた弘を見つけます。
りんは弘に向かって厳しい口調でどうしてそんなことをしたのかを問い詰めますが口を閉ざしたまま何も答えません。
その日は仕事を休んで弘と遊ぶことにしたりんでしたが、弘はなかなか元気にはなりませんでした。
源造に自分は仕事をやめるべきなのかを相談したりんでしたが、源造は自分が納得できる生き方をすればいいとだけ言います。
りんは弘に自分の職場を見せようと思い立ち新聞社に連れていきます。
りんが会社につくとイギリスからのお客さんと日本人がひとり応接室に通されていました。
応接室に行ったりんの目に飛び込んできたのはなんと東北女学校以来の松浪先生だったのでした。
<第146話と第147話と第148話の感想>
嘉助の思惑とおり戦争の現地映像は新聞社の編集長からも評価され、源造も今さらながら活動写真に興味を抱きましたね!?
でも、いくら先見の明があっても死んでしまってはどうにもなりません。
息子の弘が不登校の原因は両親が仕事重視で子供を構っていなかったからなのでしょうか?
何かある度にりんは仕事との両立を考えてきましたが、今回は辞めることを考えたのは反省するとところが多かったのかも知れません。
でも、そんな時でも源造がりんに言ったのひとことは重みがあります。
そして松浪先生との再会。
また、新たな展開があるのかが楽しみです。
スポンサード