朝ドラ カーネーションの11週ネタバレあらすじ
の1話ごとの詳しい内容です。タイトル「切なる願い」61話から66話まで
カーネーション11週ネタバレあらすじ[切なる願い]
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カーネーション朝ドラネタバレあらすじ最終回までキャスト相関図
第61話
1階から叫び声が聞こえた糸子は慌てて下に降りていきます。
すると家族が泣きじゃくる中で何と善作の服に火がついて燃えていたのです。
千代とハルが必死になって善作の服の火を振り払おうとしまうが勢いは増すばかり。
糸子は急いで台所にいって桶に水を汲んで善作にかけます。
そのうえから布団を被せたことで何とか善作の火は消せたのでした。
そこに騒ぎを聞きつけて隣家の木岡が駆けつけてくれため、リアカーで善作を病院に運んで欲しいと頼んだ糸子。
病院で善作の治療を待つ糸子は水を被っていてずぶ濡れでしたが、木岡の妻がお腹の子に触ると持ってきてくれた服に着替えることができたのでした。
しばらくして善作の治療を終えた医師が糸子たちの前にあらわれ診たてを説明してくれます。
善作の火傷は命に別条はないものの1カ月間の絶対安静だと言われてしまったのです
明け方になって身体中を包帯でぐるぐる巻きにされた善作をつれて小原家に戻ってきた糸子たち。
翌朝になると他の家族が放心状態のようになっている中で糸子はひとり家の修理を始めます。
ところが糸子が忙しく動き回っているときに陣痛が始まってしまったのです。
そして糸子は千代には善作の面倒を見るようにと言ってから、産婆の手配等お産の準備を自分で始めたのでした。
その間も糸子は家の修理も続けたため、産婆がやってくるころには扉には新しいガラスが嵌められ畳みも新しくなっていたのです。
そうしてその日の深夜に昌子や静子に手伝ってもらった糸子は無事に女の子を出産。
そして三女の誕生は火事でショックを受けていた小原家の家族に笑顔をもたらしたのでした。
第62話
三女の誕生から1週間がすぎますが、小原家では千代が火傷の善作の看病がまともにできません。
さらにハルもショックで弱ってしまっていたのです。
そんな状況でも店の切り盛りをしながら子育てに加えて看病をもこなしていた糸子。
数時間ごとに泣く赤ん坊に善作の包帯を交換するだけでなくハルの介抱ややんちゃな直子の面倒も見なければならず糸子は昼と夜の区別が付かなくなってしまいます。
しかも年明けから衣料切符の点数が引き上げられたため洋裁店の客足が遠のき始めていたのでした。
精神的にも肉体的にも追い詰められていく糸子でしたが、ある日のこと清三郎と貞子が小原家を訪ねてきてくれます。
ふたりが自分の見舞いにきてくれたと男泣きする善作。
すると貞子が赤ちゃんの名前を訊きます。
実はそのとき未だ名前が決まっていなかったのです。
善作は清三郎に名前をつけてくれと頼もうとしますが口が不自由でうまく話せずに伝わりません。
すると傍らにいた糸子が通訳するように言い換えて清三郎に伝えたのでした。
こうして生れてから1週間も名前が決まらないままだった三女でしたがようやく聡子と命名されます。
清三郎は糸子に響きが似ているし、賢そうだからと”聡明”から字を持ってきていたのです。
やがて二人は帰ろうとしますが、そのとき糸子の目に貞子がはいていたモンペがとまります。
すると自分が持っていた最もイイ大島をモンペにしたのだと見せびらかした貞子。
それを知った糸子は目を丸くしたのでした。
第63話
最高級品の大島の着物からつくったというモンペに糸子は見入ってしまします。
そしてどうしてと訊く糸子に貞子はモンペをはくときに少しでも楽しくなるからと言うのです。
辛気臭いモンペだからこそ上等な物でつくらないと寿命を縮めてしまうと言うのでした。
そして清三郎と貞子が戻っていったあとで糸子は気合を入れなおします。
そして先ずは善作の部屋に入って晴れた空のもとで布団を干したのです。
それから昌子に向かって貞子のモンペで閃いたことを披露した糸子。
女はお洒落ができてこそ元気がでると口にした糸子は、それでも一張羅はモンペにはしないと続けます。
それはモンペにしてしまったら元に戻せなくなるからだと糸子が話すと、なら着物にもどせるのかと訊いてきた昌子。
わからないと返した糸子でしたが、要は着物に鋏をいれずにモンペに作り変えることができれば可能だと言うのでした。
それが出来れば新しいお客が店に押し寄せてくるようになると熱く語った糸子。
それからというもの糸子は生地を広げてモンペの研究に打ち込み始めます。
しばらくして完成したモンペを昌子にはかせて縫子たちの前で披露したのです。
そして縫子たちからこれが着物に戻せるのかと訊かれると、戻せると言い切った糸子は自分の一張羅でつくったことを明かしたのでした。
すぐに糸子は”新しいお洒落なモンペの作り方教えます”と大々的に打ってでます。
ところが最初の客は定員8名に対して5人しか集まりません。
しかも集まったのはサエと若くて元気な新しもの好きで負けん気の強い女性ばかりだったのです。
互いにいがみ合っていた生徒たちでしたが、糸子が教えはじめると徐々にその雰囲気は消えてきます。
そしてモンペ教室が終わるころには仲良くなっていて、出来上がったばかりのモンペをはくと皆で何処かに繰り出そうと盛り上がったのでした。
第64話
善作の通院は木之元や木岡など商店街の人達が持ち回りで手伝ってくれます。
ところが病院はいつも混雑していて待合室の椅子も足りていません。
立ったまま辛そうに順番を待つ善作をみると若い人が席を譲ってくれます。
ところが火傷の理由を訊かれると、焚火をしていた老婆を助けたと嘘をつく善作だったのです。
ある日のこと、小原家に戦地の勝からハガキが届きます。
文面を呼んで元気そうだと口にしてから、大将からだと昌子に渡して子供たちに読んでやって欲しいと頼んだ糸子。
内心では無事に帰ってきて欲しいと思いつつ、こってり油を絞ってやろうと糸子は思っていたのでした。
そのころになると新たに開いたモンペ教室は満員御礼状態になっていたのです。
そんな中には急がなければ事情がある客もいたのでやりくりした昌子。
そんなところに八重子が姿をあらわし、モンペ教室に参加させて欲しいと言います。
定員が埋まっていることを知って力なく引き返そうと八重子。
すると糸子がひとりくらい何とかなると生徒たちを順に詰めさせて八重子を加えたのでした。
教室では一張羅の着物に鋏を入れることができない生徒が続出します。
そのたびに糸子はまた着物にもどせるから大丈夫だと説明するのでした。
そんな中で涙を流しながら着物に鋏を入れる八重子の姿が糸子の目に留まります。
やがて教室が終わると昌子が気を遣ってくれたことで二人だじけになれた糸子と八重子。
すると八重子は明後日に泰蔵が出征することを明かし、糸子も一緒に見送ってもらえないかと言うのでした。
そんな八重子に自分が見送っても良いのかと訊きなおした糸子。
そして糸子は八重子に対して酷いことを言ったまま謝れなかったことを打ち明けます。
すると八重子も謝罪してきたことで、二人の間にあったわだかまりは涙とともに消えてなくなったのでした。
第65話
善作は糸子から泰蔵が出征することを聞いて自分も見送りにいくと言い出します。
しかも出征見送りにリアカーなどに乗ってはいけないと自分の足でフラフラと歩いていくと言い始めたのです。
そのころになると糸子も出征することの意味が何となく分かってきていて、善作が自分の足で見送りたい気持ちを汲んだのでした。
大工仲間が集まって泰蔵のささやかな送別会が催されていた喫茶『太鼓』。
そこに糸子と一緒に杖をついた善作があらわて八重子は大丈夫かと心配します。
すると木之元がいつもの火傷の作り話を切り出そうとしますが、善作はそれを制して本当のことを打ち明けたのでした。
すると泰三から気を付けるようにと声をかけられた善作。
善作もまた気を付けるよう泰蔵に返します。
そして泰三は八重子や子供たちに玉枝のことを頼むと言い残して出征していったのでした。
泰蔵の姿が見えなくなるまで見送った善作はその場で倒れてしまいます。
そんな善作を介抱する糸子は物陰から泰蔵を見送り涙していた奈津の姿を見つけたのでした。
そのあと木之元に背負われて小原家に戻った善作でしたが、衰弱していたため疥癬を発症してしまっていたのです。
すぐに木岡のリアカーに乗せられて心斎橋の病院に担ぎこまれた善作。
病院の帰り道で頭上を飛ぶトンビを見上げる善作をみた糸子は父親を絶対に治すと心に誓ったのでした。
そして妹たちにいつまでも誰かを頼っていけないと告げて自らで動くよう諭した糸子。
そんなころに八重子が息子の太郎を連れて店にやってきました。
押入れを整理していたら懐かしいものが出てきたから近くにきたついでに立ち寄ったと話す八重子。
それは糸子が百貨店の制服をデザインするときに参考にした洋服写真のスクラップアルバムだったのです。
それを見た糸子は自分が洋服作りに燃えていたころのことを思い出したのでした。
第66話
昭和18年が4月を迎えたころになると、善作もやっと回復してきたものの、糸子としては元気になるとうるさいから寝ているくらいの方が丁度イイと感じていたのです。
そんなある日のこと、優子が糸子につくってもらった小学校に行く服を善作に見せにやってきます。
しかし少し大きめに作られた服をみた善作は糸子に丁度イイ大きさの服を作ってやるよう文句を付けたのです。
別の日に将棋を指しに小原家にやってきた木岡が石川県にある温泉の話を善作にします。
それは木岡の弟が行って絶賛していたという温泉だったのです。
しかも疥癬に効くと聞かされた善作が行く気満々になると、商店街の仲間も誘っていこうと話が盛り上がってしまいます。
まだまだ全快していない善作を心配して糸子にやめるよう説得して欲しいと頼んだ千代。
ところが温泉行を楽しそうにしている善作をみた糸子は行かせてやろうと決めたのでした。
そしてお守り代わりにと善作のために新しい国民服を縫い上げた糸子。
温泉旅行出発日の朝になると木之元や木岡が迎えに来まが、善作が着ていた純毛生地の国民服をみて驚かされます。
そして二人から幸せ者だと言われて台所にいた糸子のところに向かった善作。
そして照れくさそうに着心地がイイと礼を言ったのです。
さらに糸子が準備していたのは”米の水”を水筒に入れたものだったため善作は大喜びしたのでした。
善作を見送ったあとで店にあった帳簿に”オハラ洋装店 店主 小原糸子”と書かれていることに気づいた糸子。
千代からそれは善作の字だと教えてもらった糸子は、その日の夜になって自室でもう一度その字を見つめたのでした。
そんな時に電報だと扉を叩く音が聞こえてきます。
“ゼンサクキトクスグコイ ヤマギワオンセン”
温泉の住所を聞くために隣家の木岡家に行こうとした糸子。
すると外に茫然とした美代がいて今さっき温泉にいったはずの善作と話したと告げます。
ハッと思って善作が何を言っていたのかを訊いた糸子。
すると美代は”糸子をよろしゅう頼む”と恐る恐る教えてくれたのです。
そしてそのとき糸子の目には通りの向こうで笑っている善作の姿が見えます。
しかしその姿は次第に薄くなっていき遂には消えてしまったのでした。
次週⇓
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