カーネーション朝ドラのネタバレ全あらすじ最終回までと、カーネーションのキャスト相関図を画像付きで紹介!
2011年の下半期にヒロインの糸子の10代から50代を尾野真千子さんが演じ、糸子の晩年を夏木マリさんが演じるという異例の発表があったNHKの朝ドラ『カーネーション』。
過去の再放送内容⇓⇓
・2014年の4月にBSプレミアムで再放送
・2018年4月9日からNHK総合16:20-16:50で1日2話ずつの放送
・2021年にも再放送
2021年10月25日(月)より、BS12トゥエルビ 毎週月曜 19:00~(1日に6話連続放送)
・追記:2024年にも再放送
■放送日程,時間
予定2024年9月23日(月・祝)より
・毎週月曜日から土曜日 午前7時15分から午前7時30分 <NHKBS・BSプレミアム4K>
・毎週日曜日 午前8時から午前9時30分 1週間分6話連続 <NHKBS>
・毎週日曜日 午前10時から午前11時30分 1週間分6話連続 <BSプレミアム4K>
各話2回ずつ放送 15分×全151回
全話ネタバレはこちらから⇓⇓
カーネーション1週ネタバレあらすじ[あこがれ]1話から6話まで
カーネーション2週ネタバレあらすじ運命を開く!7話から12話まで
カーネーション3週ネタバレあらすじ熱い思い13話から18話まで
カーネーション5週ネタバレあらすじ「私を見て」25話から30話まで
カーネーション6週ネタバレあらすじ乙女の真心31話から36話まで
カーネーション7週ネタバレあらすじ移りゆく日々37話から42話まで
カーネーション8週ネタバレ果報者あらすじ43話から48話まで
カーネーション9週ネタバレいつも想うあらすじ49話から54話まで
カーネーション10週ネタバレ秘密あらすじ55話から60話まで
カーネーション11週ネタバレあらすじ切なる願い61話から66話まで
カーネーションネタバレ12週あらすじ薄れゆく希望67話‐72話
カーネーション朝ドラネタバレ各週あらすじ
第1週:あこがれ
小原呉服店の長女として生れた糸子は、だんじりの屋根に乗る『大工さん』になることが夢だった。
大正13年9月の岸和田だんじり祭の日に、学校で大工になりたいと宣言した糸子。
ところが女は駄目だと知らされて落胆してしまうのでした。
その日、肩を落として帰宅した糸子は集金が苦手な父親である善作の代わりに同級生の家でもある吉田屋に出向きます。
一計を案じてまんまと集金に成功した糸子をみて、思わず男だったらと口にしてしまった善作。
そんな糸子は数日後に母親の千代に連れられて神戸の松坂家を訪れます。
そこで糸子は生れて初めて見たドレスに目を奪われてしまったのでした。
あとになって、そんな糸子に神戸の祖母である貞子から贈り物が届きます。
何とそれは糸子が夢にまでみていたドレスだったのです。
それから3年がすぎ、14歳の女学生となった糸子の夢はいつしか服つくりになっていたのでした。
第2週:運命を開く
14歳の女学生になった糸子は桝谷パッチ店でミシンと呼ばれる布を縫う機械をみつけます。
糸子が毎日のようにミシンを見に行くようになると、何と店主の桝谷が触らせてくれたのです。
それがきっかけとなって糸子は桝谷パッチ店で働くことになったのでした。
ところが桝谷パッチ店に出入りしているところを叔父の正一に見られてしまった糸子。
糸子はあらためて善作に、パッチ屋で働きたいと頼みますが許可してもらえません。
そんなある日のこと、幼馴染の勘助が虐められていたため助けようとした糸子でしたが、逆にやられてしまったのでした。
第3週:熱い思い
女学校を辞めた糸子は桝谷パッチ店で働きはじめますが、ミシンを触れるようになるのは10年後だと言われて挫けそうになります。
しかも、糸子は先輩職人たち朝から晩まで怒られて疲れてしまうのでした。
ある日のこと、風邪をひいて職人の岡村から帰れと冷たくあしらわれた糸子は、気持ちが萎えて泣きながら家に向かいます。
ところが家で床に伏していたとき、母親の千代が自分を褒めてくれているのを耳にして糸子はふたたび前向きになれたのでした。
それからの糸子は雑用も前向きに取り組むようになります。
するとその様子をみていた店主の桝谷は職人が帰った後にミシンをつかうことを許してくれたのでした。
それから2年がたち、糸子は17歳になっていました。
そのころになると糸子はカットから仕上げの束ねまでの技術を習得していたのです。
そんなある日、糸子は八重子の言葉で自分が抱いていた夢のことを思い出します。
そして父親の善作から服つくりの許しを得ようと、糸子は手作りの『あっぱっぱ』を贈ることを思いついたのでした。
第4週:誇り
糸子は不況のあおりを受けパッチ店から解雇されてしまいます。
新しい仕事を探しているときに、実演しながらミシンを売っていた女性販売員の根岸と出会います。
そして家族に隠れて根岸の洋裁教室に通ってみるが、授業内容に失望させられてしまった糸子。
次に糸子は善作にミシンを買いたいと申し出るものの、根岸の洋裁教室に通っていたことが知れて激怒されてしまったのでした。
ところが糸子には裁縫の才能があるかもしれないと考えた善作。
そして、何と根岸に娘に教え込んで欲しいと頼みにいったのです。
こうして根岸は小原家に住み込みで糸子に洋裁を教えることになったのでした。
第5週:私を見て
心斎橋にあるデパートに乗り込んで責任者に店員の制服つくりを申し込もうとするが相手にされなかった糸子。
しかし善作の助言に従ってサンプルを自分で着て売り込むと、糸子のデザインは採用してもらえたのでした。
ところが今度は1週間以内に20着を揃えるという注文を受けてしまった糸子。
困った糸子は神戸の松坂家に行ってミシンを借りようとします。
それを知った善作は激怒して、すぐに糸子のためにミシンを購入したのでした。
こうして家族総出での制服作りがはじまり、何とか期限内に納めることができた糸子。
すると今度は神戸の静子が糸子に新たな仕事を紹介してくれます。
ところがそれを知った善吉から家族は手伝わないことを告げられ、寅子はひとりで仕事をこなすことになったのでした。
第6週:乙女の真心
印刷会社で働き始めた静子は、”チラシ”をつくって配ってはと糸子に投げかけます。
それがきっかけとなって芸妓の駒子が初めての客となりますが、完成した洋服代を受取らなかった糸子。
それを知ってまたしても激怒した善作は、糸子を修行させるために紳士服の店ロイヤルで働かせることにしたのです。
ロイヤルで踊り子のサエと知り合った糸子は、イブニングドレスつくりを頼まれます。
紆余曲折がありながらも糸子はサエのためのドレスを完成させたのでした。
第7週:移りゆく日々
紗枝のドレスは評判となり、ロイヤルでつくられたことを知ったダンサーたちが店に押しかけてきます。
多忙を極め始めた糸子は踊り子たちに少しでも早くドレスを届けようと、生地を直接体に巻き付けて裁断する方法を考え出します。
そんな糸子は善作に自分の店が持ちたいと告げるが、否定されたうえに別の店を繁盛させろと言われてしまったのです。
そして糸子が次に働くことになったのは末松商店という生地屋でした。
縫子として入った糸子でしたが、販売員として店に立たせてもらいます。
ところが店にいた客のヤス子ために選んだ生地を、店主の許しもえずに立体裁断しはじめた糸子。
するとヤス子が別の日に知り合いを2人つれてやってきたのです。
こうして糸子の立体裁断は人気となっていき、ついには他の店員たちも裁断を頼むようになります。
こうして待ち客の行列ができるようになった末松商店。
そして糸子はふたたび仕立屋をやりたいと善作を説得しようとしますがやはり許しは得られなかったのでした。
第8週:果報者
糸子は善作から呉服店を譲り受け、店名を『小原洋裁店』に変えて洋裁店を始めます。
そんな頃に、家族のなかで勝と自分との縁談が進めれれていたことを知らされた糸子。
そして店が忙しいなかで祝言の日が近づいてきたのでした。
ところがそんなときに一晩で300畳のテントを縫いあげる仕事が飛び込んできます。
それをなんとか納めることはできたものの、ミシンの踏みすぎで膝を痛めてしまった糸子。
それでもミシンを踏み続けた糸子は自分の結婚式に奈津に抱っこされて駆けつけたのです。
それから2年がすぎ、店名を『大原洋品店』にかえた頃に長女の優子が誕生したのでした。
第9週:いつも想う
1937年になると戦争の影が色濃くなってきて、戦時統制により贅沢が禁じられます。
そしてその年の9月に勘助にも赤紙が届いてしまったのです。
それでも店は繁盛していましたが、第2子が臨月を迎え神戸の松坂家に滞在することにした糸子。
そして家に戻る途中で陣痛が起こり、次女の直子が生れたのでした。
日を追うごとに家業も厳しくなってたころに、禁止されている金糸入の布を仕入れた糸子。
そして金糸を黒いリボンで隠すデザインで売り出すと、それが瞬く間に人気となります。
一方で幼い直子を勝の弟夫婦に預けることにしますが、その様子が気になって仕事に手が付かなくなってしまった糸子と勝。
1941年に出征していた勘助が無事に帰ってきましたが、何故か別人のように変わってしまっていたのでした。
第10週:秘密
1943年2月に日本が太平洋戦争に突入すると、着物を着ていた糸子も国防婦人会の沢田からモンペを着させられます。
さらに自殺しようとした勘助が気になって仕事する気になれない糸子。
それでも自分は家族やお針子を守る責務があることを思い出した糸子は何とか立ち直ることができたのでした。
しかししばらくすると夫の勝にも召集令状が届けられてしまいます。
しかもそのあと国にミシンを供出しろと命令されますが、糸子は何とか手放さずに済んだのでした。
第11週:切なる願い
1943年1月に善作の不注意が原因で小原家に火災がおきてしまいます。
その火事で大火傷を負った善作や家の修復に奔走しようとした糸子でしたが、何とそんな時に陣痛が始まり三女の聡子が生れたのでした。
一方で大島紬をモンペにしてしまった祖母をみて、着物に戻せるモンペを考えだした糸子。
そして糸子がそれを教える教室を開くと、たちまち大盛況となったのです。
そんななか、やっと体調が回復してきた善作が商店街の仲間たちと温泉旅行に行くと言い出したのでした。
第12週:薄れゆく希望
商店街の仲間と温泉旅行に出かけたまま帰らぬ人となってしまった善作。
戦時下にも関わらず立派な葬式をだす小原家でしたが、周囲からは糸子が闇市に関わって食料を得ているとの噂がたてられてしまいます。
そして葬儀での食糧を調達しようとして初めて自分が陰口を言われていることに気付いた糸子。
すると糸子は婦人会の沢田から再度ミシンを寄付するよう言われます。
苦肉の策として糸子は軍需品を作る仕事することでミシンを手放さずに済んだのでした。
1944年4月になって夏から唐突に吉田屋を買ってほしいと頼まれた糸子。
多額の借金を抱えているという夏でしたが、糸子は断るしかありませんでした。
戦局は益々厳しさを増し、その年の9月のだんじり祭りは取り止めになります。
さらに勘助に2度目の召集令状が届けられたのでした。
第13週:生きる
戦争が厳しさを増す中、1945年1月になると大阪でもB-29による空襲を受けます。
その後は岸和田でも空襲警報が鳴り響くようになり、子供たちとハルと千代を街から離れた山中町に避難させた糸子。
そして糸子は家族とお針子たちの食料を調達するために、交換できるものを持って店と避難所を行きする生活をします。
そんなときに、夫である勝の死亡通知が糸子に届けられたのでした。
やがて食料も手に入らなくなり、山中町も空襲に見舞われてしまいます。
糸子も追い詰められそうになっていた8月6日に戦争は終わりを告げたのでした。
第14週:明るい未来
終戦を迎えた糸子たちは家族とともに小原家に戻ってきます。
ほどなくだんじりの日を迎えた岸和田では、禁止命令を無視した人たちが集り、そこには糸子の姿もあったのでした。
闇市に生地を探しに出かけた糸子は、そこで美しく着飾ったパンパン娘をみかけ惹かれます。
彼女たちの姿をみた糸子は、パーマと洋服の時代到来を予感したのでした。
そしてパーマ機と生地をもとめて八重子を連れて上京することにした糸子。
空襲で焼野原になっていた東京でしたが、糸子は何とかパーマ機を見つけることができたのでした。
第15週:愛する力
1945年12月になってパーマ機が安岡家にやってきたことで八重子は美容院を再開します。
さっそくパーマをかけてもらった糸子。
それから数日後の闇市で糸子は水玉模様の布をみつけます。
すると糸子が水玉模様の布でつくったワンピースがたちまち大人気となり、店には客が押し寄せるようになったのでした。
しかしその頃にハルは亡くなってしまったのです。
しばらくして、会計士として雇った松田恵を介して泉州織布商会に参加することにした糸子。
そこで糸子は会長の三浦平蔵や紳士服職人の周防龍一や企業家の北村達雄と出会います。
糸子が組合の会合で酔ってしまったときに、家まで送ったことがきっかけで、小原洋服店で仕立てを手伝うことになった周防。
そんなときに糸子は幼馴染の奈津がパンパンと呼ばれる娼婦になったと知って、何とか救い出そうとしたのでした。
第16週:揺れる心
糸子の説得のかいもあって、奈津は近所の美容院で働くことになりました。
ある日のこと、織布同業組合に顔を出さなくなっていた糸子を組合長の三浦が呼び出します。
すると三浦から既製服の店を始めようとしている北村のデザインを手伝って欲しいと言われた糸子。
しかし既製服はこれまでの服作りとは違うと躊躇ったものの、結局は手伝うことにしたのでした。
ところが北村の工場に行った糸子は、そこに周防がいたのを知って驚かされます。
周防が北村と仕事をしようとした経緯を知って糸子は動揺しますが、ディオールを参考にした既製品のデザインを考え始めたのです。
ところが自分の店と北村の手伝いで糸子は多忙を極めることになってしまったのでした。
第17週:隠しきれない恋
密かに糸子に好意を抱いていたのに周防と抱き合っているのを目撃してしまった北村。
北村は嫉妬から周防を解雇してしまいます。
しばらくして三浦から勧められて糸子に電話を賭けた周防。
糸子は大いに迷いますが、周防を雇うことにしたのです。
ところが周防が加わったことで小原洋服店はますます繁盛していきます。
そんなある日のこと、夏と結婚するという中年男が店にやってきて、自分の燕尾服とウエディングドレスを内緒で作って欲しいと頼まれた糸子。
その一方で、既婚者である周防との噂で糸子は窮地に追い込まれてしまうのでした。
しばらくして、親戚一同が首を揃えて糸子の前にあらわれ、周防と別れるように迫ってきます。
周防と離れるつもりがない糸子は、考え抜いた末に周防に任せる紳士服専門店を隣町で立ち上げたのでした。
第18週:ライバル
糸子は41歳にして初めてのファッションショーを開催します。
その一方で優子から東京の美術学校に行きたいと言われた糸子は猛反対します。
そんな優子は美大受験の日に東京に向かわずに北村のところに転がり込んでしまったのです。
そして半年後の優子は大阪の洋裁学校に通いながら充実した日々をおくるようになっていたのです。
あらためて東京で勉強したいと糸子に懇願した優子。
糸子に許されて東京に行くことになった優子は休暇で小原家に帰省してきたときに、講師の原口を連れてきたのでした。
第19週:自信
1958年になると、クリスチャン・ディオールは従来とは一線を画す新しいデザインである『トラペーズ・ライン』をリリースします。
ところが、糸子にはこのデザインの魅力が理解できませんでした。
その頃になると次女の直子は東京にいた優子と同じアパートで暮らしながら、姉と同じファッションスクールに通い始めます。
また三女の聡子は新聞に取り上げられるほどのテニス選手として活躍するようになっていたのです。
娘たちがそれぞれの道を進んでいたころ、組合長の三浦からトップス用の生地を買わないかと誘われた糸子。
そして北村の助言で従来のウエストを絞るデザインの服を作ることにしますが、そのころ東京ではサックドレス が流行しはじめていました。
サックドレスは大阪では流行らないと読んだ糸子でしたが、予想に反して大阪でも広まってしまったのです。
1959年3月になると、学校を卒業した優子が東京から戻ってきました。
さっそく糸子の店で働き始めた優子はお客のためのデザインを任されるのでした。
第20週:あなたを守りたい
直子は1959年の「創英賞」を史上最年少で受賞します。
妹が若手デザイナーの登竜門でもある賞を獲ったことを、悔しがったうえに大いに落胆してしまった優子。
そして優子は店でも失敗してしまい、糸子から厳しく叱られてしまったのでした。
1960年になると聡子がテニスで秩父宮賞を獲りますが、糸子にはその賞の意味するところが分かりません。
そして学校を卒業した直子は東京のデパートに自分の店を出します。
直子の店は彼女の性格もあってなかなか上手くいきません。
そして遂には社員に見捨てられてしまい独りになってしまった直子。
そのことを知った優子は結婚して出産したばかりでしたが、直子の店を手伝うために上京することを決意します。
方や三女の聡子は東京で開催されたテニスの全国大会に優勝して故郷に凱旋してきたのでした。
第21週:鮮やかな態度
それから2年の月日が流れ、ときは1963年となっていました。
そのころになると、何と聡子は母親や姉たちのデザイン画を見ながらスケッチ練習に励むようになっていたのです。
聡子が洋裁の勉強を始めると、東京で店を出した直子の店では優子が人気を集めはじめます。
そのことで仲が険悪になってしまった優子と直子でしたが、2人は定期的にデザイン画を聡子に送るようになっていたのでした。
糸子が最初は理解できなかった2人のデザインを面白がるようになった頃、聡子も女社長である鳥山の服をデザインすることになります。
そうして3人の娘たちがモード界で成長していくのを見守ってきた糸子は、そろそろ店主を譲ることを考えるようになったのでした。
そんなときに東京から戻ってきた優子から独立して自分の店を持ちたいと言われてショックを受けた糸子。
そして優子は1965年に心斎橋に自分の店を開いたのでした。
同じころ、聡子がずっとデザインしつづけてきた短いスカートが意外な反響を呼び始めたのでした。
第22週:悔いなき青春
優子がいなくなってしまった東京の店でしたが、直子もマスコミの注目を集めるデザイナーへと変貌していました。
そして1970年に直子も結婚しますが、店は注目を集めていたものの経営は破綻していて糸子が援助することになります。
優子に自分の店の跡継ぎを期待した糸子は、ビジネススキルが向上した聡子に譲ることを決心していました。
ところが聡子からロンドン行きを嘆願された糸子はそれを認めてしまいます。
そんなときに優子とライセンス契約を結んで東京で事業拡大をはかろうと考えた北村から新会社の副社長の打診を受けた糸子。
そうしてその年もだんじりの日がやってきました。
いつものように家族が小原家にあつまります。
そこで糸子は東京には行かないことを打ち明けたのでした。
第23週:まどわせないで
月日は流れて糸子は72歳になっていましたが、相変わらず忙しい日々を送っていました。
すると学校へいこうとしない優子の娘である里香が糸子の家に転がり込んできます。
それからしばらくして今度は川瀬商会の跡取りである譲が老舗呉服店の栄之助が抱え込んだ生地のさばき方を相談しにやってきたのです。
それを何度も断りますが、2人から在庫になっている着物生地をつかって糸子のデザインで高級既製服を作りたいと迫られてしまったのでした。
そのころの糸子は既製服よりオーダーメイド服を作りたいと考えていたのです。
ところが糸子は遂には顔なじみの馬鹿な”ボンボン”たちの話を受けることにしたのでした。
第24週:宣言
しばらくして譲と栄之助が商社マンの高山守と一緒に糸子を訪ねてきました。
彼らはブランドを立ち上げようと糸子を説得しに来ていたのです。
しかし糸子は自分がオーダーメイドの職人であることを理由に誘いを断ってしまいます。
そんなある日、階段から転げ落ちて足を骨折してしまった糸子。
するとすぐに介護用のベッドを用意してくれた優子と直子は糸子に引退することを勧めます。
ところが自分たちを殺すつもりかと激怒した糸子は、譲の”攻撃は最大の防御”という言葉に触発されて、またしても顔なじみの馬鹿な”ボンボン”たちの話を受けることを決心したのでした。
糸子が考えたのは着物生地をつかった洋服で、膝の痛みに耐えながらも精力的にブランド発表の準備を進めます。
そして遂にその日を迎えると、3人の娘たちと一緒にテレビにも出演してブランドを宣伝した糸子。
こうしてブランド発表会を大成功させる糸子の背中をずっと見ていた里香は優子のいる東京に戻ることを決めたのでした。
第25週:奇跡
88歳になった糸子は病院通するようになっていました。
そんなある日のこと、病院長の龍村からファッションショーを院内で催すことを打診された糸子。
それは看護婦や患者たちをモデルにするというものだったのです。
さっそくモデル選考を始めた糸子は、看護師長の相川と相談しながら5人を選び出します。
またその病院には何と奈津も入院していて糸子を驚かせます。
ところが奈津は知らぬ間に退院していてまたしても行知れずになってしまったのです。
ファンションショーを2週間後にひかえ、インストラクターを呼んでのウォーキングを鍛えてもらいます。
そんなときに相川からモデルを1人増やしたいと頼まれた糸子。
それは2児の母親でありながら余命僅かな末期癌の患者だったのです。
やがて院内ファンションショーがはじまります。
家族が見守る中で余命宣告のモデルは最後に登場し、大成功のうちに幕を降ろしたのでした。
第26週:あなたの愛は生きています
新たに自身ブランドの紳士服を立ち上げた糸子は92歳になっても以前に増して忙しく充実した生活を送っていました。
そんな糸子はサロンに改装した自宅の2階で、着物を洋服へのリメイクを教える教室を開きます。
ある日のこと、優子から頼まれて都内の病院で公演することになり、そこで川上と名乗る女性に手伝いを頼んだ糸子。
看護師長の経験もある川上は何と周防の娘だったのです。
翌年になったある日に、岸和田にいた糸子は突然倒れてしまいます。
連絡を受けた優子と直子は急いで駆けつけ、ロンドンにいた聡子も緊急帰国したのでした。
久々に揃った3人に見舞われた糸子は一命を取り留めたように思われましたが、数日後の3月26日に帰らぬ人となってしまったのです。
2010年のだんじり祭りの日に、小原家のサロンにはいちものように大勢の人が集まってきます。
そのようすを壁にかけられた糸子の写真がにこやかな表情で眺めていたのでした。
カーネーションキャスト・基本情報
放送期間 | 2011年10月3日~2012年3月31日 |
脚本 | 渡辺あや |
主なキャスト | 小原糸子(演:尾野真千子)、小原善作(演:小林薫)、小原千代(演:麻生祐未)、小原ハル(演:正司照枝)、小原勝(演:駿河太)、小原静子(演:柳生みゆ)、小原優子(演:新山千春)、小原直子(演:川崎亜沙美)、小原聡子(演:安田美沙子)、松坂清三郎(演:宝田明)、松坂貞子(演:十朱幸代)、吉田奈津(演:栗山千明)、安岡八重子(演:田丸麻紀)、安岡勘助(演:尾上寛之)、桝谷幸吉(演:トミーズ雅)、三浦平蔵(演:近藤正臣)、北村達雄(演:ほっしゃん)、周防龍一(演:綾野剛)、花村喜一(演:國村隼)、河瀬譲(演:川岡大次郎)、吉岡栄之助(演:茂山逸平)、高山守(演:藤間宇宙)、龍村英一(演:辰巳琢郎)、相川節子(演:山田スミ子) |
カーネーションキャスト相関図
ヒロイン・糸子(尾野真千子)
演 – 尾野真千子(少女時代:二宮星、晩年(72歳から) : 夏木マリ)
小原家の長女。岸和田に生まれ育ち、やんちゃな性格で千代からは「息子」だと思われている。だんじり祭りが大好きで、好きな花は(「洋花の中でも丈夫」との理由から)カーネーション。呉服屋の生まれにもかかわらず早くから洋裁に興味を持ち、反対していた父からやがて店を託される。数々の修業と経験を経た後1934年(昭和9年)に自らの洋裁店を立ち上げる。戦争によって夫を失うなどの困難に見舞われながらも、娘3人を育てながら店を大きくしていく。娘たちの独立後は自らのブランドを発足し、老齢ながら公私共に忙しい日々を送るが、2006年(平成18年)3月26日、病院で静かに息を引き取った。享年92。
父 善作(小林 薫)
■小林薫…小原善作役
糸子の父。岸和田商店街で「小原呉服店」を営むも、商売下手で店はつねに左前。男として呉服屋として、誇り高く生きていたいのに、なかなか時代がゆるしてくれない。洋服を「着物の敵」と憎み、最初は糸子の夢に反対するが、やがて糸子の情熱に折れ、かつ時流にも流されて呉服屋を廃業。糸子が洋裁屋として身を立てるまでを強く支えてゆくことになる。頑固一徹かと思いきや意外と日和見、豪放磊落かと思いきや結構セコい、それでもそんなお父ちゃんが糸子は大好きである。
母 千代(麻生祐未)
旧姓は「松坂」。貞子からは「千代ちゃん」と呼ばれる。甘いもの好きで好物はチョコレート。神戸の裕福な家で育ち、若い時分には舞踏会へ行き、男性に頻繁に声をかけられる華やかな生活をしていたらしい。善作とは父の反対を押し切って駆け落ち同然で結婚した、とのこと。
■麻生祐未…小原千代役
糸子の母。元は神戸の富豪・松坂家の令嬢だった。花嫁衣装を納めに来た善作と駆け落ち、四女をもうけて現在に至る。生来おっとりしたお嬢様気質で、家事も下手なら商売はおろか家計にすらうとく、毎日善作に叱られっぱなしだが、まったくこたえている様子ナシ。か弱いようで能天気、人の話を聞いているのか聞いていないのか分からない。けれどそのさりげない優しさと飄々とした人柄に、糸子も善作もひそかに救われている。
祖母 ハル(正司照枝)
■正司照枝…小原ハル役
小原家に同居する糸子の祖母。実は善作以上に商売に聡く、しょっちゅう横から口を出しては善作と大喧嘩。しかし善作の好物のイワシの煮物だけは毎日こしらえる。口やかましいけど面倒見よく、厳しいけど優しいおばあちゃん。糸子と善作、過熱しがちな父娘のバトルをなるべく忌避すべく目を光らせているが、やむなく起こった場合はすみやかに公正にジャッジ、しかるべき側の味方にまわる。小原家のお奉行さん、おばあちゃんなしに小原家はまわらない。
家族を冷静な目線で見守っており、いつも正論を説いて諭している。礼儀や作法には厳しい。糸子の仕事については優しく見守っており、仕事のために神戸へ行くことにも賛成している。善作とは商売のことでモメるが、イワシの煮物だけは欠かさずに作る。
妹 静子(柳生みゆ)
糸子の長妹。小原家の次女。女学校の成績は優秀。卒業後は印刷会社への就職が決まっていたが、1933年(昭和8年)初春、会社勤めをせず糸子の仕事を手伝いたく、反対する糸子を認めさせようとパッチ100着を翌日納品の条件で受注する。しかし当時の糸子に人を雇う程の甲斐性は無く、同年の女学校卒業後は会社勤めを始める。
妹 清子(坂口あずさ)
演 – 坂口あずさ(幼少期:村上凜、少女期 : 眞木めい)糸子の次妹で、小原家の三女。1948年(昭和23年)時点で結婚している。
妹 光子
(幼少期:花田鼓、少女期 : 吉田葵依)糸子の末妹で、小原家の四女。
1947年(昭和22年)春に祝言を挙げた。(杉岡詩織)
祖父 清三郎(宝田 明)
■宝田明…松坂清三郎役
糸子の祖父。千代の父。神戸で紡績業を営む大会社社長。威厳と貫禄に満ちた風貌にもかかわらず実は苦労人で、丁稚奉公からのしあがった末、松坂家に婿入りした。かつて嫁入り前の千代を奪っていった善作は、今や甲斐性のない糸子の父親でもあり、許しがたく思っている。大変涙もろく、特に弱点は糸子。「がさつで横着」な糸子のふるまいも、清三郎には「健気でいじらしい」に映る。目に入れても痛くない孫の幸せを願うあまり、しばしば暴走することも。
祖母 貞子(十朱幸代)
■十朱幸代…松坂貞子役
糸子の祖母。千代の母。先代の社長の一人娘で清三郎を婿にとった。生粋のセレブ。根っから陽気で派手好き、遊び好き。甘いものや楽しいものを振る舞うのが大好きで、娘や孫たちをつかまえては、プレゼントやおやつを与える。立場上一応夫を立ててはいるが、実は何倍も器がデカく、糸子のスケールと肝っ玉は貞子からの隔世遺伝か。幼い糸子に初めての「洋服」を贈ってくれた人。大阪なら心斎橋がお気に入りで、孫と腕を組んでデートするのも趣味のひとつ。
叔父 正一(田中隆三)
従兄弟 勇(渡辺大知)
電器屋 木之元(甲本雅裕)
履物屋 木岡(上杉祥三)
糸子の夫 勝(駿河太郎)
パッチ屋 桝谷(トミーズ雅)
高級料亭の奈津(栗山千明)
奈津(少女時代)(高須瑠香)
[安岡家]
髪結い 玉枝(濱田マリ)
長男 泰蔵(須賀貴匡)
長男 泰蔵の嫁(田丸麻紀)
次男 勘助(尾上寛之)
勘助(少年時代)(吉岡竜輝)
ミシン販売員 根岸(財前直見)
生地屋 店主(板尾創路)
生地屋の客 ヤス子(中村美律子)
紳士服店 店主(団 時朗)
ダンスホールの踊り子 サエ(黒谷友香)
百貨店支配人 花村(國村 隼)
歌舞伎役者 春太郎(小泉孝太郎)
縫い子 昌子(玄覺悠子)
縫い子 幸子(高田真衣)
縫い子 りん(大谷 澪)
縫い子 トメ(吉沢紗那)
大日本婦人会 澤田(三島ゆり子)
松田 恵(六角精児)
周防龍一(綾野 剛)
北村達雄(ほっしゃん。)
三浦平蔵(近藤正臣)
長女 優子(新山千春)
次女 直子(川崎亜沙美)
三女 聡子(安田美沙子)
原口 猛(塚本晋也)
糸子(夏木マリ)
桜井奈津(江波杏子)
理恵(東岡亜美)
里香(小島藤子)
山口孝枝(竹内都子)
水野浩二(小笹将継)
河瀬譲(河岡大次郎)
吉岡栄之助(茂山逸平)
高山守(藤間宇宙)
カーネーション朝ドラ綾野剛の周防龍一役で夫は誰?糸子と不倫~別れ
スポンサード