まんぷく ネタバレ 20週の内容です。
連続テレビ小説『まんぷく Part2』が発売されました。
こちらは、NHKから出版された公式のまんぷくネタバレ本で、17週から最終週の
26週最終週までのあらすじがネタバレされています。
そこで今回は、公開されたまんぷく20週全体のネタバレ詳細を公開していきたいと思います。
まんぷく20週のネタバレ詳細
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萬平は福子が天ぷらを揚げる姿を見て、早速、研究所で麺を油で揚げる準備を
始めました。
天ぷらを揚げると食材の水分が蒸発して泡が出るため、麺も揚げればうまく
乾くのではないかと萬平は考えたのでした。
そこで萬平は天ぷら鍋で麺を揚げ、お湯をかけて2分ほど待つと、麺は元の状態に
戻り、揚げたことで香ばしさも加わったため、味も美味しくなりました。
萬平はこの原理を知るために、以前、ダネイホンを開発するときに神部に紹介され、
お世話になった近江谷佐吉に連絡を取りました。
それから3日後。
研究所に来た近江谷は、揚げた麺の断面図を顕微鏡で見ると、油の熱で麺の中の
水分が蒸発し麺に空洞が出来たことにより、スポンジのようにたくさんの穴が
開いているため、麺が多孔質化しているということを説明しました。
お湯を注ぐと空洞に水分が入り込むため、高野豆腐が水を吸って元に戻るのと
同じ原理であると近江谷は言いました。
とうとう完成したと喜ぶ福子に、萬平はまだまだだと言い、商品化に向けて、
萬平は最適な揚げ方や油の温度を求めて試行錯誤を始めました。
油の中で麺が広がらないように、金型を入れて揚げる方法を思いつきましたが、
その中で麺に均等に熱を行き渡らせるのは至難の業でした。
解決策が見つからないまま数日が過ぎたある日、真一が立花家にやって来ました。
福子は真一を居間に招き入れ、自分の給料だけでは足りず、生活費が底をつきそう
だということを真一に相談したのです。
すると、真一は自分が出せる額ならいくらでも貸すと言いますが、その代わり、
完璧主義者の萬平が福子と神部以外には食べさせていない未完成の即席ラーメンを
食べてみたいという条件を出しました。
福子はその話を萬平にすると、萬平は真一の条件をのみ、麺の準備を始めます。
金型に入れる前に萬平は麺を揉み、縮れ麺にして、麺と麺の間に隙間を作り、
熱が通りやすいような工夫をしました。
この方法がうまくいき、真一と福子は、あまりの美味しさに驚きました。
しかし、萬平はまだ満足することなく、最良の味を目指して、全工程を見直す
と話しました。
この日から萬平は、福子に即席ラーメンの試食をさせながら、麺の太さや蒸し
時間、スープエキスの濃さなどを細かく分析していきます。
萬平はついに、麺を揚げるという方法を福子が天ぷらを揚げている姿から
思いつきました。
そして、美味しい麺は完成し、喜ぶ福子の傍ら、萬平はまだまだだと言って、
商品化に向けた試行錯誤を繰り返します。
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さすが、萬平としか言いようがありませんね。
発明家としてのこだわり、ここに来ても萬平は自分のあり方を貫き通していて
素敵だと思いました。
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即席ラーメンがついに完成
そして、昭和33年(1958年)6月。
ついに、萬平も満足する即席ラーメンが出来上がりました。
完成品を試食してもらおうと、萬平は香田家へ、福子はパーラー白薔薇へと
向かいました。
香田家では、鈴・克子・忠彦・神部・タカ・吉乃が、パーラー白薔薇では、アキラ・
しのぶ・世良・敏子・岡・森本が一斉に完成した即席ラーメンを食べ始めました。
萬平は、香田家とパーラー白薔薇にいる全員が美味しいと言わなければ、また
最初から作り直そうと決めていました。
香田家の面々は、美味しいと言いましたが、鈴だけは黙って食べ続けていて、
やがて鈴は箸を置き、萬平に対して、これは本当に美味しいと話します。
安心する萬平のところに、福子から電話が掛かってきて、白薔薇にいる全員も
美味しいと言って、2杯目を食べていることを萬平は知らされます。
萬平は庭に飛び出し、ようやく即席ラーメンが完成したことに喜びを爆発させました。
この日の晩。
家族で商品名を相談し、福子の発案で「まんぷくラーメン」と決まりました。
そこに真一がやって来て、信用組合を辞め、萬平の仕事を手伝いたいと話し、
まんぷくラーメンは革命的と言える発明であるため、すぐに会社を作るべきと
真一は主張しました。
萬平と福子は、真一には新しい家庭があり、信用組合でも責任のある立場だからと
真一を説得し、うまくいくかわからない今は、とりあえず信用組合に勤めながら
萬平を手伝ってもらうということで話はまとまりました。
するとそこに、世良もやって来て、まんぷくラーメンは自分が売ると申し出ます。
世良は当初、萬平のラーメン作りには反対していましたが、世良本人が売る気に
満ち溢れているのと、これまでの付き合いもあり、協力してもらうことになりました。
ついに、萬平が納得のできる即席ラーメンが完成。
名前は「まんぷくラーメン」。
割り込み感想
皆が美味しいという中で、鈴の反応が気になりましたが、鈴も驚くような
美味しさだったようで、良かったですね。
そして、あんなに反対していた世良が販売を請け負ってくれることになるとは!
きっと、まんぷくラーメンは売れる!!と思ったのでしょうね。
翌日、萬平は香田家を訪ね、忠彦にまんぷくラーメンをセロハンの袋で包装し、
中身が一部見えるような包装デザインにしてほしいと包装デザインを依頼します。
忠彦の画風が変わった今だからこそ、忠彦に頼みたいという萬平の願いを、
忠彦は承諾してくれました。
まんぷくラーメンの包装デザインについて、忠彦が頭を悩ませていると、タカが
急に産気づきました。
香田家一同は産院に駆けつけ、タカは無事に元気な男の子を産みました。
その感動が忠彦にアイデアをもたらし、完成したのは、カラフルな波のような
デザインの包装で、「製造元 まんぷく食品」と書かれていました。
この社名は忠彦が仮でつけたものでしたが、福子も萬平もその名を気に入り、
忠彦が書いたデザインも社名も採用となりました。
真一は資金の融資を池田信用組合に依頼し、それを最後の仕事にして、後日、
まんぷく食品の社員となることを決意します。
それから2週間後。
1000枚のパッケージが出来上がり、福子はパーラー白薔薇での仕事を辞めて、
萬平と一緒にラーメン作りに専念することになりました。
製麺は池田駅前商店街にある製麺所に頼み、スープエキス作りから袋詰めまでは、
研究所と立花家で行うことになりました。
昼間は鈴が、夕方からは仕事帰りの真一と吉乃が手伝いに来てくれました。
また、袋詰めは息子の源と娘の幸も手伝い、2週間後には5000袋のまんぷく
ラーメンが完成しました。
福子過労で倒れる!
世良は大阪一のデパートである大急百貨店でまんぷくラーメンを扱ってもらうための
交渉をして、8月中には発売したいと言っていましたが、真一も交えて、
価格を検討していたある日、福子が倒れてしまいます。
慌てて医師を呼ぶと、福子は過労と診断されました。
ラーメン作りと家事で働き詰めだった福子の負担を軽くするために、鈴は立花家で
暮らす決断をします。
そして、神部も会社帰りにラーメン作りの手伝いに来てくれるようになったことから、
福子は休養することができ、無事に回復するのでした。
まんぷくラーメンの発売日が8月25日と決まり、大急百貨店の売り場と大阪中の
商店街で販売をスターとさせることにしました。
萬平はまんぷくラーメンの値段を1袋20円と決めます。
その強気の値段に鈴が反対すると、福子は1口食べてもらえば、まんぷくラーメンの
凄さが分かるので、試食販売をしたらどうかと思いつきます。
皆で手分けして売り場に立ち、試食をしてもらおうということになり、いよいよ
発売日当日を迎えました。
萬平、福子、鈴の3人は、緊張の面持ちで大急百貨店の売り場に立つのでした。
まんぷくラーメン、いよいよ出陣です。
皆の協力があって作られたまんぷくラーメンは5000袋。
1袋20円で売り出すので、全て売れたら10万円程になりますね。
試食販売をするということですが、その結果はどうなるのでしょうか。
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ここまでが、まんぷく20週のネタバレでした。
20週全体に対する感想
まんぷく20週のネタバレにあるように、福子が天ぷらを揚げている様子から
萬平は麺を揚げる方法を思いつきました。
これは萬平の実在モデルである安藤百福さんも、妻の仁子さんが天ぷらを
揚げている様子から麺を揚げることを思いついたという史実があるので、それを
基に作られたのだと思います。
そして、ついに萬平の追い求めていた即席ラーメンが完成。
その名も「まんぷくラーメン」。
てっきりチキンラーメンがそのまま使われると思っていたので、違っていて
残念です。
まんぷくラーメンの包装デザインを忠彦が担当するということで、カラフルな
波のようなデザインになるようですが、どんな色が使われ、どんな包装になるか
とても楽しみですね。
一方、福子は過労で倒れてしまうようで心配です。
家事や育児に加え、萬平の力になろうと仕事もこなす。
いくら何でも、抱えすぎですよね。
ただ、このことがきっかけで、素直になれない鈴が立花家に戻ることができるので、
良かったとも言えます。
そして、いよいよまんぷくラーメンの販売が開始されますが、今までになかった
即席ラーメンは世の中の人々に受け入れられるのでしょうか。
まんぷくも残り6週。
ラストまで見逃せない展開になりそうです。
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