今回は『おちょやん』の111話(第23週)5月10日月曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【NHKの番組に出演することになった一平】と題して23週111話をお送りします。
一平が長いスランプから抜け出して書き上げた新作は好評で自身も劇作家として認められ始めます。
そんな一平と千代がNHKでニアミスの危機に直面して慌てるプロデューサーの酒井。
ふたりが2年ぶりの再会となるのかが気になりますね。
<おちょやん111話のあらすじネタバレ>
千代は一平と離婚して2年が過ぎた頃に姪の春子との養子縁組により親子関係になります。
『お父ちゃんはお人好し』の好調も続いていて公私ともに充実した日々を送っていた千代。
その頃になると長いスランプに苦しんでいた一平もやっと不調から抜け出すことが出来ていて、新作『初代桂春団治』を書きあげていました。
昭和27年の2月に千代を訪ねて京都まで懐かしい『鶴亀』の熊田がやってきます。
知らぬ間に母親になっていてすっかり板についている千代を見て目を細める熊田。
千代が子育ては難しいものだと肩をすくめて話すと熊田は一平もちゃんと父親をしていることを伝えたのです。
そして一通りの挨拶を済ませた熊田は座布団を外して訪問の目的である話を切出します。
千代に向かって『鶴亀新喜劇』の舞台にもう一度出て欲しいと頼み始めた熊田。
熊田は今やラジオドラマの人気女優である千代がもともとは30年以上の長きに渡って『鶴亀』の舞台女優だったことを世間に知らしめたいと思っていたのです。
それは自らの40年に渡る『鶴亀』での最後の仕事にしたいという熊田の願いだったのでした。
唐突に熊田から『鶴亀新喜劇』の舞台に立って欲しいといわれて戸惑いを隠せない千代は目を逸らすことで申し入れを受けられない気持ちを伝えます。
そんな千代の想いを悟った熊田は帰りがけに一平が書き上げたばかりの新作の台本を置いていったのです。
熊田が置いていった『初代桂春団治』は実在した破天荒な落語家の生涯を喜劇にしたもので、落語家として芸の為なら何でもするというスタイルを生涯貫いていた姿を描いたものだったのです。
『新えびす座』で新作が公開されると大評判になり多くの観客を集めたこともあり一平自身も劇作家として世間から認められるようになります。
そんなある日、NHKのプロデューサーである酒井が慌てる事態が起こります。
何と『お父ちゃんはお人好し』の台本読み合わせがあって千代たちが居るにもかかわらず、一平のNHK番組出演が組み込まれてしまっていたのです。
何とかしてふたりが鉢合わせしないように指示する酒井は一平が出演する番組が始まると『お父ちゃんはお人好し』の台本読み合わせを打ち切って千代を帰らせようと画策します。
ところが千代がなかなか帰ろうとしません。
そんな時に共演者の当郎が何気なくラジオをつけてしまったのです。
するとラジオからいきなり聞こえてきた久々の一平の声に千代が驚いて固まります。
インタビューで愚かで哀れな人間である自分自身を重ねていると答えた一平は遠回りして初めて本当の己を知ったことを打ち明けます。
そのやり取りをラジオ越に聞いた千代は自分の心のざわつきと一平自身が大きく変わったことを感じたのでした。
翌日の朝、学校に向おうとする春子に宿題の忘れ物がないかを確認した千代。
ところが、すべては出来なかったと答えた春子は分からないからと捨て台詞のような言葉をつぶやきます。
それから、ため息をついた春子は母親と目を合わせることなく急いで家を飛び出していったのでした。
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