今回は『おちょやん』の83話(第17週)3月31日水放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【道頓堀の芝居の灯りが消えてしまった】と題して17週83話をお送りします。
戦況は悪化の一途で道頓堀の芝居小屋の灯りまで消されてしまいます。
細々ながら何とか公演を続けていた『鶴亀家庭劇』でしたが、座長の一平からの言葉で静まり返ってしまします。
一平が口にした事とは何かが気になりますね。
<おちょやん83話のあらすじネタバレ>
昭和20年2月。
とうとう出征の日を迎える事になった福助は愛するみつえや一福と千代と一平が見送る中で一度も後ろを振り返ることなく旅立っていきます。
そして、芝居茶屋『岡安』も60年の歴史に幕を降ろす日がやってきていました。
千代が『岡安』に駆けつけてくると、女将のシズと主人の宗助は長きに渡って店の為に働いてくれたお茶子の富士子や節子たちに労いの声を掛けます。
この先もシズたちの世話をすることになっていましたが店がなくなってしまうことで流れ出す涙を止める事ができない女中頭のかめ。
自分の涙を人には見せまいとシズは千代やお茶子たちに次に向かえと店から押し出すように見送ったのでした。
『岡安』の店じまいと共に道頓堀を離れる事にしていた富士子と節子と玉は別れを惜しむ千代にシズたちのことを託したのです。
その後の戦況の悪化で日本中の大きな劇場も閉鎖されるようになっていく中で道頓堀の劇場もすべて閉鎖されることになってしまいます。
道頓堀から灯りが消えると以前の賑やかさが嘘のような寂しげな街に様変わりしてしまいました。
『えびす座』も閉鎖されてしまって拠点を失った『鶴亀家庭劇』は細々と開いている小さな芝居小屋を転々としながら何とか公演を続けることになります。
しかし、ある日の稽古中に空襲警報が鳴り響き防空壕に逃げ込んだ千代と一平は他の劇団員からはぐれてしまいます。
ところが、逃げ込んだ防空壕の中で赤ん坊が泣き始めてしまい、それが原因で言い争いが始まってしまったのです。
間に入って仲裁しようとしていた千代に見知らぬ男が声をかけてきます。
しかも、その男から花子だと呼ばれた千代が人違いだと伝えると、花子は人ではなく牛の名前だと言い出したのです。
そんなふたりのやり取りに周囲の張り詰めた空気が和らげられていきます。
その気配を感じ取って今度は意識的にその男との即興の掛け合いを始めた千代。
すると緊迫感が漂っていた防空壕の雰囲気が一気に和んで笑いの渦に包まれたのでした。
しばらくして、空襲警報も解除されて防空壕を出て千代は一平から自分が掛け合いをした相手がしゃべくり漫才師の花車当郎だと教えられたのです。
花車当郎の名前だけは知っていた千代でしたが、彼の機転に感心すると同時に久々にみんなの笑い声が聞けたことを嬉しく思ったのでした。
ある日の『鶴亀家庭劇』の稽古場で招集令状が届いた百久利の壮行会が行われます。
千代は他の劇団員たちと必ず戻ってくるようにと激励すると、涙を堪えながら軍歌を歌いながら戦地へと向かっていった百久利。
しかし、百久利を見送ったあとで意気消沈する劇団員たちを鼓舞して稽古を続けようと千代が声を上げると、今度は一平が唐突に『鶴亀家庭劇』の解散を告げたため周囲は静まり返ってしまったのでした。
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