今回は『おちょやん』の86話(第18週)4月6日火曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【寛治が満州へ行ってしまう】と題して18週87話をお送りします。
千代と一平の必死の説得にも寛治の満州行きの決意は揺るぎません。
無事であることを知るために千代は毎月の送金を寛治に命じます。
寛治が千代との約束を守ってちゃんと送金するかが気になりますね。
<おちょやん87話のあらすじネタバレ>
寛治は自分が決めた満州行きに対して千代と一平から猛反対を受けます。
千代や一平や『鶴亀家庭劇』の劇団員たちのお陰で自分は変わる事ができたと言って誰かの役に立ちたいのだと我儘の許しを乞う寛治。
真剣な眼差しで深々と頭を下げる寛治の様子からその決意は揺るぎのないものだと悟った千代と一平。
そうして数日後の朝早くに寛治は自分の部屋の机に千代と一平に置手紙を残してから一平の書斎に向って一礼をして天海家を出て行こうとします。
一平はそんな寛治の振る舞いに気づいていましたが何も言わずに黙って送り出すことにしたのです。
しかし、寛治が居間を通り抜けようとするとそこで険しい表情をして待ち構えていた千代。
千代は反対する気持ちに変わりはないと言いながら毎月必ず天海家に送金するように寛治に命じたのです。
寛治からの送金が無事であることの何よりの知らせになると言い含めた千代は仕送りが出来なくなったらすぐに戻って来いと告げたのです。
そして、予め用意しておいた握り飯を寛治に渡した千代は危険を感じたら真っ先に逃げ出して何としても逃げ延びろと涙ながらに命じたのでした。
寛治を送り出した後でどうしようもない不安に苛まれていた千代にみつえがそっと寄り添ってきます。
寛治を止める事が出来なかったとため息を漏らす千代は、みつえに向って福助を送り出さなくてはならなかった身内の気持が今になって分かったと涙を流したのです。
その日、千代は大阪大空襲で被災してしまった稽古場に足を運びます。
『鶴亀家庭劇』の仲間たちとの芝居に情熱を燃やしていた頃のことを思い出した千代はひとりで想い入れの深い初興行で演じた『手違い噺』を演じ始めたのです。
そんな千代の様子を見て通りかかった人たちがいぶかしげに見つめていたかと思うとその内に警察官がやってきてしまったのです。
警察官も通行人もこの厳しい状況の中で芝居など不謹慎だと千代を睨みつけてきたのでした。
芝居のことを貶されて頭に血がのぼってしまった千代が警察官に言い返すと、敵国の思想にかぶれていると千代を連行しようとします。
その時、ひとりの男があらわれて即興芝居で千代の危機を救ってくれます。
千代を救ってくれたのは喜劇王の須賀廼家万太郎でした。
騒ぎが収まったあとで千代に向かって世界中の人たちが同じ芝居を観て笑える時がきたときこそ自分たちの出番だと目を輝かせて話す万太郎。
万太郎はこんな厳しい状況に陥っていても芝居への情熱は失っておらず、そのことが千代を元気づけて明るさも取り戻させてくれます。
寛治が満州へ旅立ってから早くも三カ月が過ぎましたが、天海家に送金があったのは最初に一カ月だけだったのです。
その唯一の手紙を何度も読み返す千代が寛治の安否への不安を募らせている頃、満州にいる寛治は夜の街で賭博に興じる日々を送っていたのでした。
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