今回は『おちょやん』の90話(第18週)4月9日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【みつえが立ち直った】と題して18週90話をお送りします。
家庭劇は旅巡業に出る前に道頓堀での復活公演を決めます。
みつえの笑顔を取り戻すために千代と一平が選んだ演目は『マットン婆さん』
みつえが千代たちの芝居を観て笑ってくれるかが気になりますね。
<おちょやん90話のあらすじネタバレ>
戦争が終ったため一平はふたたび劇団員たちにふたたび芝居をすることを呼びかけて復活公演を行うことにします。
千代と一平が旅巡業に出る前に自分たちの芝居でみつえの笑顔を取り戻そうと選んだ演目は『マットン婆さん』でした。
それはかつてみつえと福助が一緒になったときの話を書きおろしたものだったのです。
しかし、戦死してしまった福助や百久利たちが生き残った自分たちが芝居をすることを許してくれるかを気にしていた少し戸惑っていた一平。
一平は戦時中に戦争を煽った芝居をしていた責任を未だに感じていて戸惑いから抜け出せずにいたのです。
そんな一平に向って千代は皆が間違っていたことを少しでも正しい方向に帰るように辛くても前に進むのが自分たちの目指してきた喜劇のはずだと諭します。
それは一平に向っての言葉であると同時に自分自身にも言い聞かせていた千代。
復活公演を開く場所は『福富』があったところで当日になると笑いを求めた観客だけでなく屋台迄まで集まってきたのです。
しかし、当日になってもみつえは芝居を観ても何も救われないと口を尖らせたまま布団から出てこようとはしません。
ところがそんな娘に母親のシズは自分が救われるのではなくてみつえが千代たちを救うのだと微笑みかけます。
舞台の袖から観客の様子を気にしていた千代はみつえの姿を見つけられずに心配していましたが、開演間際になってみつえはシズと宗助に連れられて会場にやってきてくれたのです。
うつろな目をしたみつえを見て自分が芝居で必ず笑わしてみせると意気込む千代。
青空のもと公演された芝居は観客を何度も笑いの渦に巻き込みますが肝心のみつえは険しい表情のままだったのです。
そうして『マットン婆さん』もいよいよ佳境に差し掛かったところで、何とトランペットを持った一福が舞台にあがってきてシズたちを驚かせます。
一平と千代は一福を東京で音楽の勉強をしている才能ある学生と云う役柄で芝居に加えていたのでした。
ふたりが描いたシナリオは一福がまったくトランペットを吹けないと云うオチで笑いを取ろうと企んでいたのです。
ところが福助の形見のトランペットは一福に息を吹き込まれて見事な音を鳴り響かせたます。
それを見ていて芝居の事を忘れて感激して大喜びした千代でしたが、観客は何が起きたのか理解できずに呆気にとられます。
その時、今まで硬い表情のままだったみつえが唐突に吹き出します。
みつえが無茶苦茶だと声を出して笑ったのです。
するとその様子を見て芝居そっちのけでみつえに駆け寄り抱き付いた千代。
そんな『マットン婆さん』が演じられるのを大山茶長と万太郎も見ていて、大山社長は道頓堀にふたたび芝居の火を灯すことを心に決めたのでした。
数日後、『家庭劇』の劇団員たちは道頓堀を離れます。
シズと宗助が見送りにきてくれますがそこにはみつえと一福の姿はなかったのです。
その頃、『福富』の焼け跡地で『すいとん』を売り始めていたみつえと一福。
そんなみつえから元気をもらった千代はやる気をみなぎらせて澄み渡った空のもと劇団員たちと新しい道を歩きはじめたのでした。
スポンサード