今回は『おちょやん』の93話(第19週)4月14日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【あの寛治が無事に戻ってきた】と題して19週93話をお送りします。
『鶴亀新喜劇』に加わる事になった家庭劇の劇団員でしたが、その船出は順調なものとは言えませんでした。
そんなある日『初春興行』の稽古を終えて天海家に帰ってきた千代と一平を行方知れずになっていた寛治が待ち構えていたのです。
これまで寛治は何をしていたのかが気になりますね。
<おちょやん93話のあらすじネタバレ>
一平が自分の意思を固めたことで家庭劇の劇団員たちも新劇団『鶴亀新喜劇』に加わることにします。
『鶴亀』の社長室で大山社長からの申し出を受諾することを伝えた一平は自分達の喜劇を次につなげるためだと揺るぎない決意を告げたのでした。
『鶴亀新喜劇』は家庭劇の劇団員が主体で構成されていましたが新たに3人が加わる事になります。
ひとりは『鶴亀歌劇団』出身の朝日奈灯子で他のふたりは『万太郎一座』からの若手座員である万歳と千兵衛でした。
大山社長は万太郎が逝去を契機に『万太郎一座』と『鶴亀家庭劇』がひとつまとまることで話題性を持たせることができると目論んでいたのです。
しかも道頓堀でひとつになった『鶴亀新喜劇』は街の趨勢をも担う役割があり失敗は絶対に許されないと大山社長は座員たちに檄を飛ばしたのです。
そしてすぐに旗揚げとなる『初春興行』についての話合いが始められます。
しかし、新しく座員に加わった万歳と千兵衛は礼儀正しく謙虚な灯子と異なり何かにつけ反抗的な態度をあらわにします。
万太郎と芝居することを糧にふたりは命からがらに戦地から戻ってきた矢先の出来事に失意を隠せず大山社長の命令で仕方なく『鶴亀新喜劇』に加わったのだとふたりが不満を並べ立てたると、その態度に対して激怒する千之助。
『初春興行』は千之助が書きおろした『お家はんと直どん』に決まって稽古が始まりますが主役の千之助に精彩がありません。
台詞を忘れたり得意の即興が出て来なかったりと千之助の様子に一平や他の劇団員たちも驚きを隠せずにいたのでした。
茫然となってしまった自分の異変を周囲に悟られまいとして唐突に稽古場から姿を消してしまった千之助。
しかも、千之助から激怒された万歳と千兵衛のふたりはあれ以来稽古場に姿を見せていなかったのです。
そんな『鶴亀新喜劇』の波乱の門出に千代と一平は新しい劇団の先行きのことを案じていると
神妙な顔つきの灯子がふたりに話があると申し出てきたのです。
戦争で家族を失って絶望していたときに家庭劇の『マットン婆さん』を見て自分も頑張ろうと思ったという灯子。
そして『鶴亀新喜劇』は自分がやっと見つけた居所だから絶対に無くならないようにして欲しいと不安になった灯子は頭を下げたのです。
稽古を終えた千代と一平が天海家に戻るとひとりの青年がふたりの帰りを待ち構えていました。
その青年は満州に渡ったきり終戦になっても行方不明のままになっていた寛治だったのです。
翌日の天海家の朝食は久しぶりに3人で囲むことになりますが、戻ってきた寛治は音信不通になってしまったことを改めて謝罪したうえで天海家に置いて欲しいことと一緒に芝居がしたいことを千代と一平に手をついて頼み込みます。
それからおもむろに自分の懐から小さな巾着袋を取り出して千代の前にそれを差し出した寛治。
その巾着袋の中身を見た千代の目にはかつてヨシヲに手渡したはずの亡き母親の形見であるガラス玉が飛び込んできたのです。
ガラス玉に驚きを隠せない千代に向かって寛治は自分が生きて帰ってこれたのはあの人のお陰だと意味深な言葉を発したのでした。
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