NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は12月11日(水)と12日(木)に放送予定の第11週63話64話について紹介します。
<前回のあらすじ>
翌日、絵付けの仕事を終えた喜美子のところに敏春と照子が姿をあわします。
今朝、八郎は敏春に喜美子のことについてきちんと話をしていたのです。
「喜美子!いい男をつかまえたね!?わたしたちとしては早く所帯を持ってくれた方が問題にならなくて嬉しいんだけど、、、」
それを聞いて、父親の常治がなかなか許してくれそうもないことを喜美子はふたりに伝えます。
すると、敏春が八郎の将来性を高く買っていると褒め始めたのでした。
それから一週間後、何故か常治が八郎と合うと言い出したのです。
しかし、喜んで川原家に挨拶に出向いた八郎を常治は憮然とした表情で迎え入れます。
「本日は、お忙しいところ足を運んでいただいて、、、先日の件について心よりお詫び申し上げます、、、なにとぞご容赦願います、、、殴って申し訳なかった、、、以上」
そこにマツがお茶を運んできて、肝心なことを言わないのかと常治の背中を押したのでした。
「ああ!はっきり言っておく、、、娘はやらない、、、以上!」
常治はそう言い残して部屋からでていってしまいます。
残された、八郎、喜美子、マツ、百合の4人はただただ顔を見合わせるのでした。
<63話64話のあらすじ>
常治に会って以降、八郎は毎日のように川原家を訪問しますが、常治は居留守を使ったり飲み屋に出掛けたりと顔を合わせようとしませんでした。
百合子も八郎の誠実さが気にいって喜美子に嫌気がさされないかと心配してくれます。
マツも飲み屋に逃げた常治を呼んでくると言いますが喜美子がそれを制します。
「十代田さんは許してもらえるまで百回でも二百回でもくると言ってくれています、、、わたしも十代田さんを信用しているから心配しないいで、、、」
百合子から手紙を受けた直子からも電報が飛んできて応援してくれていました。
その日も商品開発室で喜美子と八郎が作陶しているところに、臨月を迎えた照子がやって来ます。
照子は動いた方が良いからと散歩をした帰りに寄ったのでした。
そして照子は八郎に喜美子のことを話し始めました。
「喜美子は、子どものときから川原家を背負ってきてるから、、、この先も大変だと思う、、、だから少し軽くしてあげて欲しい、、、それと働くことが好きだから自由にさせてあげてください、、、」
すると、八郎は充分承知しているから結婚してもやりたい事をやれば良いと考えていると答えるのでした。
それを聞いた喜美子は八郎が自分のことを初めて名前で呼んでくれたことを喜んだのでした。
そうこうしていると、照子が急に苦しみだします。
「あ、、、痛っ、、、ほんまに痛い!」
その頃、時間になって喜美子が帰ってこないことを常治が心配して立ったり座ったりそわそわ落ち着きません。
常治は、自分がマツと駆け落ちしたように、喜美子も駆け落ちしたのではないかと心配していたのでした。
「俺も別に一生許さないと言っているわけじゃないのに、、、」
常治がそう口ずさんだ時に八郎に送られて喜美子が帰ってきました。
喜美子は転げる様に玄関に飛び出してきた常治に遅くなったことを詫びて、照子が急に産気づいてお産に立ち会っていたことを報告したました。
常治が怒り始める前に八郎を帰そうとした喜美子でしたが、何と常治が八郎に上がっていけと言い出したのでした。
常治は自分とマツの駆け落ちのことを百合子に知られて失墜した自分の立場を回復しようとしたのです。
そして、八郎の家族のことや兄弟姉妹のことなどをいろいろ訊きはじめます。
そしてひととおり訊きだすと常治はおもむろに自分の考えを話し始めたのでした。
「十代田さん、、、俺はマツに苦労ばっかりかけてきた。どこの馬の骨とも分からんヤツに娘はやれんと言われて駆け落ち同然に飛び出してきたんだ、、、好きだったら幸せにできると思っていた、、、でも現実は商売に失敗して信楽にも逃げるようにして来ていて、このありさまなんだ、、、わかるか?」
しかし、八郎には常治が何を言おうとしているのかがわかりません。
すると常治がまた話を始めました。
「喜美子から聞きました。いつか陶芸家になりたいと夢を持ってると、、、そんなもの必要ですか?約束して下さい、、、喜美子と一緒になりたいと言うなら、そんな夢は言わないと、、、二度と言わないと約束して欲しい!」
八郎は常治が言わんとしていることをじっくりと考えていました。
「分かりました…。丸熊陶業を辞めるようなことはしません」
常治は八郎のその言葉を聞いて返します。
「分かってくれたかぁ、、、男は家族を守ることが一番だから、、、働く片手間に好きな事をしたら良いと思う、、、」
しかし、八郎は常治の話を聞きながらただ頷く事しかできませんでした。
<63話64話の感想>
最初にボタンを掛け違ってしまった八郎と常治の隙間は簡単には埋まりそうもありませんね!?
昔気質の頑固者は一旦意思表示してしまったものを簡単には変えたくないと云う意地があるようです。
常治以外の全員が八郎と喜美子を応援してくれる状況で、先に結婚した照子もいろいろ気に掛けてくれます。
そんな照子の出産で喜美子の帰りが遅くなった事で常治の中で何かが動いたようです。
ふたりの結婚を反対する理由が、いつの間にか八郎の夢の話にすり替わっていましたね!?
許す為の条件をだしてきた常治に八郎は少し斜めに構えて答えました。
表面的には溝は埋まってきましたが、本質的なものは今後どうなっていくのでしょうか?
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