NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は1月13日(月)と14日(火)に放送予定の第15週85話86話について紹介します。
<先週のあらすじ>
三津は八郎が忙しくて修行どころではありません。
それを見かねた百合子が喜美子に言います。
「喜美子姉ちゃんが教えたらいけないの?」
自分にはそんな才能はないと断る喜美子に八郎は教えたらと言います。
それが切欠で、喜美子が三津に教えることになってしまうのでした。
その頃、百合子と信作が会って話をしていました。
「家庭を築いても良いよ!結婚を前提にお付き合いをしよう!」
一瞬は百合子のその言葉を疑った信作でしたが、二人は付き合うことになりました。
その頃、三津は喜美子から教えられたことをやっていました。
しかし、喜美子は三津が作った茶碗を潰して言います。
「もう一度やってみて!基本が大切だからね!」
喜美子がおにぎりを作るために工房から出ていくと八郎が三津に言います。
「喜美子は僕が教えた作り方をその内に変えはじめて僕を越えてしまったんだよ!才能のある人は無意識に他人を傷つけてしまうことがあるんだ!喜美子が横にいると辛いよ!」
喜美子はおにぎりを作りながらくしゃみをしたのでした。
<第85話と第86話のあらすじ>
八郎は5月の連休に銀座で開催する『個展』のことで頭が一杯でした。
しかも、『窯業研究所』の所長の柴田からは目玉となる新しいものの出品を要求されていて、それが八郎を苦しめていました。
作陶が思うように進まない八郎に弟子となった三津は楽天的なアドバイスをしてくれていたのでした。
そんな頃、喜美子には別の話が飛び込んできます。
4年前に大量の珈琲カップの注文を喜美子から断られた『窯業研究所』の橘ひろ恵が再び大量の食器を注文したいと言ってきたのです。
前回は時期尚早と考えていた喜美子でしたが今回はこの申し出に大いに喜んだのでした。
その注文を受けることで稼げることもあり、喜美子は八郎に個展への出品を辞退してはと提案したのです。
それは、八郎を創作が思うようにできない苦悩から解放してやりたいと云う喜美子の思いやりだったのです。
それを聞いた八郎は喜美子の自分の事を思う気持ちに感謝しましたが、すぐには結論を出そうとはしませんでした。
そんな八郎のもとに手紙が届きます。
その手紙は八郎の心をざわつかせたのでした。
一方、末っ子の百合子は居酒屋の『あかまつ』で信作と飲んでしました。
そして、家に戻ってきた百合子は皆を驚かすような発言をしたのです。
「わたし、結婚する、、、」
その頃、銀座での個展への出品を辞退することを喜美子から提案された八郎はどうすべきか悩んでいました。
そんな、様子を見ていた三津は何気なく話しかけます。
三津の話は東京では生活様式が変わってきていると云うものでした。
東京では西洋文化に影響されて食事の内容も様式のものが流行ってきていると言うのです。
そして、その影響で食器の人気が高まってきていました。
そんな三津の話を聞いて八郎は何かを思いついたのでした。
思うように作品作りができない八郎のことを心配する喜美子は母親のマツに相談しようとします。
しかし、相談を受けたマツは『お母さん合唱団』で頑張り過ぎたため喉を傷めていて声を出すことができませんでした。
アドバイスしたくても伝えることが出来なくて申し訳なく思うマツでした。
一方、百合子が帰っていった『カフェ・サニー』では喜美子の幼馴染の信作が百合子との結婚のことを真剣に考えていました。
そして、忠信と陽子に自分が結婚する意志を固めたことを話したのです。
しかし、信作の両親には別の思いがあったのでした。
そのせいで、大野家では親子間での言い合いが始まってしまったのです。
そんな時に、『窯業研究所』の橘ひろ子と待ち合わせるために喜美子が『カフェ・サニー』に姿をあらわしました。
喜美子の姿を見た信作は近づきながら話しかけたのでした。
<第85話と第86話の感想>
喜美子が八郎のことを想っても中々うまく回っていきませんね!?
八郎には喜美子の話より弟子の三津の話の方が心に届きやすくなってきているようです。
信作と百合子の関係は、気付かない内に百合子の方がアクティブになってしまっています。
でも、忠信と陽子の様子が気になります。
少し前までは、百合子は大歓迎だった筈なのに何があったのでしょうか?
スポンサード