虎に翼 112話あらすじ感想【老年性痴呆が進む百合】

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今回は『虎に翼』の112話(第23週)9月3日火曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。

 

【老年性痴呆が進む百合】と題して第23週112話をお送りします。

 

寅子と優未が星家の家族として馴染んでいくなかで、百合の物忘れが進んでいきます。

 

そして独りにはできないと判断した航一と寅子は家政婦として吉本を雇い始めたのでした。

 

<虎に翼 第23週112話のあらすじ>

 

昭和35年2月のとある日に『原爆裁判』の第1回口頭弁論は唯一の傍聴人である竹中が見守る中で始まります。

 

裁判の争点は2点ありました。

 

ひとつは原爆投下が国際法に違反しているか否か。

 

もうひとつは国が敗戦後に放棄した相手国への損害賠償請求権の国民に対しての保証義務の有無でした。

 

原告である被爆者側も被告である国側も別々の国際法学者に鑑定を依頼することになり、第2回目の口頭弁論は8月となります。

 

それは原告側の準備に時間を要するという意向が組み入れられた結果でしたが、裁判を早期に終わらせたい反町はその決定に不満顔になったのでした。

 

口頭弁論が終わった後で原告代理人の岩居と轟とよねと談笑していた竹中。

 

寅子はその場を見かけますが、自らの立場を考えて距離感を保とうとします。

 

そんな寅子に意義のある裁判にすると自分の強い想いを伝えたよね。

 

すると竹中も寅子に声をかけて自分が傍聴する理由を明かします。

 

何と竹中は雲野から原爆裁判を記録して広く伝えることを頼まれていたのです。

 

“そろそろあの戦争を振り返ろうや。そういう裁判だろ”

 

竹中から声をかけられた寅子はあらためて原爆裁判の重みを再認識したのでした。

 

その一方で図書館からに帰ってきた航一から本を差し出された寅子。

 

“最近の寅子さんの様子が気になっていまして、、、”

 

航一はそのころになって不調を口にする寅子を気遣って『更年期障害』という本を持ってきてくれたのでした。

 

図書館にいった航一は物忘れがひどくなっている百合についても調べてきていて、手帳に老年性痴呆について調べたことがびっしりと書かれていたのです。

 

更年期障害と聞いてまさか自分がと思う寅子は、老年性痴呆にはやはりと納得して動揺するのでした。

 

そして昭和36年6月になって症状が進行してしまった百合を平日にひとりにできないと考えた航一と寅子は家政婦の吉本を雇い始めまたのです。

 

やがて傍聴席に竹中しかいない『原爆裁判』で鑑定人尋問がおこなわれます。

 

被爆者側の鑑定人と国側の鑑定人がそれぞれ証言台に立ちますが、双方とも同じ国際法学者でありながら主張内容はまったく異なるものだったのでした。

 

そんな中で原告側のよねが被告側の鑑定人である喜納へ反対尋問を始めます。

 

日本国憲法において主権は国民にあり、個人の権利が国家に奪われることはないと指摘したよね。

 

そしてよねは鋭い質問を喜納にぶつけます。

 

“憲法と国際法および国際条約の規定と、法的にはどちらを上位に考えれば良いとお考えですか”

 

すると応対に窮して苦し紛れに言葉を発した喜納。

 

“戦時中に今の憲法は存在しません”

 

するとよねは怒りを滲ませた言葉をぶつけ返したのでした。

 

“原告は今を生きる被爆者ですが、、、”

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<虎に翼 第23週112話の感想>

 

更年期障害は比較的新しい言葉かと思っていたけれど意外にはやくから言われていたんですね。

 

でも自分の体調不良が更年期障害ではないかと本を手渡されたときに寅子の気持ちは複雑だったと察します。

 

そして百合の物忘れが進んでしまった星家では家政婦を雇うしかなかったのかも知れません。

 

そのころは認知症とはいわずに痴呆症と言われていたようですね。


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