今回は『虎に翼』の31話(第7週)5月13日 月曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【寅子の新たな生活】と題して第7週31話をお送りします。
直言の会社に住み込みで働くことにした優三が出て行ってしまった猪爪家。
そんななか高等試験に合格した寅子の雲野法律事務所での修習生としての生活が始まったのでした。
<虎に翼 第7週31話のあらすじ>
昭和14年4月になると、高等試験に合格した寅子は気合が入る一方で、今回の試験も受からなかった優三は弁護士になる夢を諦めて書生生活として住み慣れた猪爪家をでていきます。
そして銀行も辞めて直言が社長をすることになった『登戸火工』で住み込みで働くことにした優三。
優三が直言のもとで働くことを決めた一方で、寅子は雲野法律事務所での修習生としての生活がはじまります。
そして寅子は初日に紺色のスーツに身を包んで出勤したのでした。
“本日より修習生としてお世話になります猪爪寅子です”
こうして1年半に渡る雲野弁護士の元での弁護士修習が始まった寅子。
そんな寅子の楽しみのひとつになっていたのが、昼休みに近くの公園で花岡や轟と昼食をとることです。
それは寅子にとって息抜きにもなる時間となっていました。
寅子より1年早く高等試験に合格した花岡は裁判官になるために桂場のもとで実務修習していて、轟は『共亜事件』で若島大臣を弁護した錦田弁護士のもとで修習を受けていました。
しかも先輩の久保田聡子も一緒だったのです。
寅子が雲野法律事務所で修習を受けていると、帝大経済学部の教授である落合洋三郎からの弁護の依頼が飛び込んできます。
落合は自身が出版した著書数冊の中にファシズム批判や政治批判があると検察から目をつけられて、”安寧秩序を妨害する疑いがある”と起訴されていたのです。
その頃になると戦時色が強くなっていて、ほとんどの弁護士から少しでも間違えれば非国民扱いされる落合の案件はことごとく断られてしまっていたのです。
落合から懇願された雲野は、半ば押し切られるように弁護を引く受けることになります。
そして寅子たちとともに寝る間を惜しんでの準備が始まったのでした。
そして寅子がまとめあげた資料から争点についてのヒントを思いついた雲野。
雲野は争点を本の内容ではなく別の切り口で落合が無罪であることを証明し、何と一審で無罪を勝ち取ったのでした。
裁判が終わった日の猪爪家では寅子の興奮が冷めません。
“雲野先生は本当に素晴らしいわ”
ところが自分の興奮に共感してくれる人は猪爪家には居なくなってしまっていたことに気づいた寅子。
そうして寅子は優三がいなくなった部屋を何とも言えない表情で見つめたのでした。
“こんな時に優三さんがいてくれたら、、、”
すると唐突に電話がなります。
電話にでた寅子の耳に飛び込んできたのは何と花岡の声だったのです。
“合格した”
“これで晴れて裁判官だ”
“どうしても早く猪爪に伝えたくて”
それを聞いて自分のことのように嬉しくなった寅子に、花岡が『祝いの席』の話を持ち出してきます。
それは以前より寅子が約束していたことだったのでした。
誰を呼ぼうかと寅子が考え始めたとき、花岡から思いがけない提案を受けます。
“できれば2人でやらないか?それがいいんだ”
花岡の言葉を聞いた途端に寅子はドキッとして戸惑ったのでした。
次の話⇓⇓
<虎に翼 第7週31話の感想>
花岡も轟も久保田も寅子も、みんな『共亜事件』絡みでの人脈を頼っての修習なんですね。
活躍するフィールドも法曹界なので、明律大学の仲間はずっと繋がっていけそうです。
それにしても猪爪家における優三の存在は寅子にとって小さくなかったんですね。
そんなタイミングで花岡からの二人だけの『祝いの席』は寅子の心が揺れるのも当然です。
どうなるのか明日の展開が待ちきれませんよ。
スポンサード