『エール』は2020年3月30日から放送開始のNHKの102作目の朝ドラです。
今回は第64話と第65話のあらすじを紹介します。
<エール64話あらすじネタバレ>
いよいよ『コロンブス専属新人歌手募集』のオーディションが始まりました。
裕一と藤丸も審査者として参加することになります。
オーディションに応募してきたものは、久志や御手洗だけでなくプロ並みの歌の実力を備えているものばかりで驚かされてしまうのでした。
オーディションを終えた久志と御手洗は『バンブー』に立ち寄って自分達の出来栄えについて話をしています。
久志は自信たっぷりで合格者は自分だと言い、御手洗は自分と久志で票が割れるだろうと思っていました。
しかし、裕一はふたりに他の応募者もつわもの揃いだったと自分の感想を伝えたのでした。
しかし、久志と御手洗には裕一の話が聞えていなかったかのようにふたりだけのバトルを展開していました。
オーディションの結果は新聞で発表されることになっていて、審査に参加した裕一でさえそれまでは結果を知るすべはありませんでした。
翌早朝、古山家では裕一と音は新聞が届くのを待ちわびていました。
そして、やっとの思いで手にした新聞を期待に胸を膨らませて開いた裕一と音。
しかし、そこには『コロンブスレコード専属新人歌手は、寅田熊次郎さんに決定!』の文字が印刷されていたのです。
その時、裕一の脳裏には寅田熊次郎が『帝都ラジオ』会長の息子であることが蘇ってきたのでした。
結果に納得がいかない久志と御手洗はコロンブスレコードに押しかけます。
そこで契約にきていた寅田熊次郎と鉢合わせしてしまい、彼から罵声を浴びせられるのでした。
<65話あらすじ>
久志と御手洗は裕一と『バンブー』に戻ってきていました。
そして、裕一は保と恵にコロンブスレコードでの出来事を話し始めました。
久志は廿日市から『研修生』としての契約を持ち掛けられてきました。
研修生は下積みから始めなければなりませんでしたが、会社と契約することで歌手デビューへの道は残されていました。
藤丸から研修生になるかと訊かれた久志でしたが断ると言います。
しかし、それを聞いたライバルであった御手洗が口を挟みます。
御手洗は選ばれた以上は断らずに輝かなければと久志を諭したのでした。
久志はそんな御手洗の言葉と熱意に心を揺さぶられます。
そして、必ず歌手としてデビューしてみせると御手洗と固い握手をして廿日市からの『研修生』契約を承諾することにしました。
その後、久志は専属歌手契約を結んだ寅田熊次郎とともにコロンブスレコードの社員の前で挨拶をすることになします。
契約を終えた途端に豹変して悪態をつきだした寅田熊次郎は、ディレクターの廿日市から微笑みながら語りかけられます。
廿日市は寅田熊次郎が『帝都ラジオ』会長の息子だから合格させたことをはっきりと伝えました。
そして、もし売れなかったら即契約を解消すると告げたのです。
一方の、久志は廿日市に『研修生』とは言え契約を結んでくれたことに礼を言い、必ず歌手デビューして売れてみせると約束したのでした。
古山家に戻った裕一と久志。
久志は、裕一が廿日市から頼まれて作曲した熊次郎のデビュー曲になる楽譜に目を通します。
そして、その曲は熊次郎には歌わせずに自分が歌うと楽譜を奪ってしまった久志でした。
そんな時にひとりの青年が古山家を訪ねてきて、裕一に向かっていきなり弟子にして欲しいと言い出しました。
<64話と65話の感想>
実力で競われるべき戦いの場所に、強いコネで横やりを入れてくるやり方はいつの時代にもあるようです。
廿日市としては売れなかったから契約解消したなら『東都ラジオ』との関係にひびが入ることもないと考えたのでしょう。
一方の久志は『研修生』として下積みから始めなければなりません。
裕一が新人デビュー用に作曲した譜面を奪った久志ですが歌う機会が訪れるのかが心配です。
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