今回は『ちむどんどん』の60話(第12週)7月1日金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【自分の想いに気づいた暢子】と題して12週60話をお送りします。
賢秀に呆れ果てた房子は、暢子を相手に秘蔵の古酒を飲み始めます。
お酒が入った暢子は夜明け前にとうとう本音が口をついてでたのでした。
<ちむどんどん 60話のあらすじネタバレ>
智の看病を終えて『あまゆ』へ帰ろうとしていた暢子は、路上で抱き合う和彦と愛を見かけてしまいます。
動揺する暢子に気づいた和彦に続いて愛もそれを見て気まずくなってその場から逃げ出していきます。
慌てて愛を追いかけていった和彦。
自分が今さっき見てしまったものに足取りも重くなった暢子はやっとの思いで『あまゆ』にたどり着いたのでした。
その頃、山原村の府が家では三線を奏でていた歌子が思い出したように、母親の優子に賢三との出会いについて尋ねていました。
ところが、歌子から訊かれた優子は自分のことを話さずに、同じ質問を博夫のことで悩んでいる良子に振ってしまったのです。
突然話を振られた良子は、しばらく考え込んでから答えます。
良子は立派な教師になることを目指していた学生時代に巡り合っていて、互いに励まし合ってきたことを思い出します。
そして微かな笑みを浮かべたかと思うと、一人娘の晴海が寝ている部屋へと向かったのでした。
暢子が『あまゆ』に戻ると、『アッラ・フォンターナ』の房子から呼び出しを受けます。
大慌てで店に向かうと、なんとそこには兄の賢秀が大イビキをかいて寝ていたのです。
賢秀は昼間の食事で多田直美に振られた腹いせに、自分で頼んだ高級ワインばかりか房子の秘蔵のワインまで勝手に飲んでしまっていたのです。
酩酊状態の賢秀を抱えて帰ろうとする暢子でしたが、どうにも動かせません。
そんな様子をみて怒りと通り越して呆れている房子が暢子に話しかけます。
やってられないと口にした房子は、美味しい酒でも飲まなきゃと自分に付き合えと暢子を誘います。
そんな房子が取り出してきたのは20年ものの沖縄の『古酒』でした。
そして、初めてオーナーで大叔母の房子とふたりだけで呑み始めることになります。
泡盛が不得意な暢子でしたが、房子が出してきた古酒は、バニラのような香りとまろやかな味わいで魅了されてしまったのでした。
その頃『あまゆ』では県人会の会長である三郎と妻の多江が和彦の結婚を祝福していました。
ところが、和彦は愛が自分にとってもったいないくらいの女性だけど、このまま結婚してしまってはいけないような気がすると、自分の中にあるモヤモヤした気持を打ち明けたのです。
そんな悩みを抱える和彦を三郎が諭します。
人が生きていれば何度も分かれ道に立たされ、その度に迷ってしまう。
そんなときは、潔くどちらかに決めて進むしかない。
ところが三郎の助言を聞いた和彦はさらに悩ましい顔つきになってしまったのです。
『アッラ・フォンターナ』で房子の非道の古酒を飲んだ暢子は次第に饒舌になっていきました。
そして、呆れながらも優しい眼差しを向けてくれていた房子に向かって、自分の中でモヤモヤしていたものを吐き出すよう喋り続ける暢子。
恋愛も結婚もしない自分は料理が恋人だと口にする暢子は、恋愛のしかたも結婚のしかたも分からないと言います。
そして何も考えなかった山原村のころに戻りたいと嘆くのでした。
ところがそんな暢子は房子から思いがけないことを言われます。
それは今の暢子は初恋をしていると言うのです。
両親も何故か惹かれ合って結婚したから、暢子が生まれたのだと言う房子は優しく微笑みかけます。
ふたりの話は夜明け前まで続きます。
暢子はい大叔母の房子に幸せとは何かを訊きます。
そしてどうしたら幸せになれるのかとも尋ねます。
そんな暢子に房子が返したのは、自分がどうしたいかを決めないと前に進めないということでした。
すると何も意識することなく自然に、恋人がいる相手に好きとか言えないと今の自分の想いを口にした暢子。
それは、暢子が和彦への想いに気づいた瞬間だったのでした。
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