今回は『らんまん』の85話(第17週)7月28日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【急転直下】と題して17週85話をお送りします。
これまで世話になって人たちのことを想いながら、『ムジナモ』の絵を印刷した万太郎。
出来上がった植物学雑誌は、植物学教室の面々から絶賛されますが田邊教授だけが失望したようすを見せます。
事態に気づいたのは大窪助教授で、出来上がった植物学雑誌では田邊教授がまったく触れられていなかったのです。
共著にしなかった万太郎を責めた大窪助教授は田邊教授に自分の落ち度だと謝罪します。
すると田邊教授の口から想いもよらぬ言葉が放たれたのでした。
<らんまん17週85話のあらすじ>
園子が1歳3か月になったころ、寿惠子は第二子を身ごもっていましたが、万太郎が『ムジナモ』の研究に没頭できるようにと、時間を見つけては親子で散策するようになっていました。
ある日のこと、寿惠子は急に田邊教授の妻である聡子に会いたくなって田邊家まで足を運びます。
しかし聡子に会うことができなかったため、女中に持ってきたみかんを渡して引き返すことにした寿惠子。
女中から知らされた聡子は慌ててあとをおいます。
しかし、寿惠子の姿をみつけることはできずに、聡子は肩をおとしたのでした。
その年も押し迫ったころ、森有礼が初代文部大臣に就任したことで、田邊は御茶ノ水の高等女学校』の校長に任命されます。
女子教育に力を入れたいと考えた森は、元部下の田邊に白羽の矢を立てたのでした。
結果的に高等女学校の校長を罷免されてしまった美作秀吉は、植物学教室が結果も出せていないのにと嫌味をぶつけます。
そんな美作に余裕の表情で返した田邊。
面白い発表を準備しているので心配無用だという田邊教授は『ムジナモ』の発表で自身と教室の存在感を高められると考えていたのです。
やっと『ムジナモ』の植物画を書き上げた万太郎は、満足げに出来上がった絵を眺めます。
そして自分を植物学教室に出入りさせてくれた田邊教授や教室の人たちとの日々を振り返りながら、全身全霊を賭けて印刷機を動かした万太郎。
刷り上がった『ムジナモ』を嬉しそうに見つめた万太郎は、続いて植物学雑誌を完成させたのでした。
万太郎が完成した植物学雑誌を植物学教室に持ち込むと、その出来栄えにみんなが感動します。
ところが植物学雑誌に目を通した田邊教授は、自分の名前がまったく載せられていないことに失望の色を隠せません。
するとそれを察した大窪助教授が、どうして田邊教授との共著にしなかったのかと万太郎を責めたのです。
そして大窪助教授は自分の落ち度だと謝罪して、共著となるように修正して印刷しなおすと申し出たのでした。
そんなふたりのやり取りに声を失ってしまった万太郎。
すると田邊教授がおもむろに、この先は東京大学植物学教室への出入りを禁ずると万太郎に告げたのでした。
らんまん86話18週ネタバレ【激怒した田邊が大学出禁を万太郎に
<らんまん17週85話の感想>
今回は人脈の力の恐ろしさを思い知らされたような気がします。
意気揚々と高等女学校の校長に就任していった美作秀吉だったのに、森有礼が文部大臣に就任した途端に罷免されてしまうとは。
しかも後任は散々こき下ろしてきた田邊教授なんて最悪だと感じたでしょうね。
このとき、田邊教授は自分への風が吹いてきたと思ったのではないでしょうか。
万太郎に命じた『ムジナモ』の論文がさらに自分を高めてくれると確信していただろう田邊教授。
心でどれだけ感謝しても誰もが見える形であらわさないと望ましくない事態を招いてしまいますよね。
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