今回は『らんまん』の93話(第19週)8月9日 水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【田邊教授を思い起こさせる連載小説】と題して19週93話をお送りします。
内職代が入った寿惠子は質草を戻そうと質屋に向かいます。
ところが偶然に読んだ新聞の連載小説の内容が田邊教授を思い起こさせるもので驚愕させられた寿惠子。
慌てて田邊家に向かった寿惠子の目に飛び込んできたのは、門前でヤジを飛ばしたり石を投げたりしている多くの人たちの姿だったのでした。
<らんまん19週93話のあらすじ>
独りになったとしても植物学の道を進むと宣言下万太郎。
ところが竹雄はそれに異を唱えたのでした。
もう『峰屋』は金を出すことができないと告げた竹雄は、気持ちだけではどうにもならないこともあると言って、家族を養うことの大切さを諭したのです。
ところが万太郎から寿惠子が自分の背中を押してくれていると聞かされた竹雄は、ふたりの本気度に驚かされます。
すると万太郎は寿惠子はただの可愛らしい花ではなく、笹のようだと例えたのです。
笹は寒く厳しい場所でもしっかりと根を張る、飛び抜けて生きる力が強い植物だと説明する万太郎。
それを知って万太郎の衰えることのない植物学への情熱と、それを献身的に支えようとする寿惠子の想いをあらためて知らされた竹雄。
十徳長屋の住民が総出でドクダミを抜く恒例の日がやってきました。
ドクダミを抜きながら、作家の丈之助が書いている原稿が出来上がったら彼女を身請けして長屋を出ていくと言い出します。
すると他の住民たちから一斉に突っ込まれてしまった丈之助。
そんな様子を眺めていた綾は、自由に流れてくることも出ていくこともできるし、それでも決してつながりが途絶えるわけではないことに感激したのです。
何にも縛られず自由に暮らす住民たちの生き様を目の当たりにした綾は、どこでも生きていけることを教えられ元気を取り戻すことができたのでした。
その翌日には、前向きな気持ちになれた竹雄と綾は土佐へと戻っていきます。
その一方で万太郎もあらたな植物を求めて採集の旅に出ようとしていました。
留守中の寿惠子と千歳のことを心配する万太郎。
ところが寿惠子は旅行中は自分たちのことを忘れて植物採取に打ち込むようにと諭したのでした。
しばらくしたある日、内職代をもらった寿惠子は質草を戻すために質店に向かいます。
ところが中尾質店で偶然に目にした新聞の連載小説を読んだ寿惠子は驚愕させられてしまいます。
その小説は田口という大学の教授で女学校の校長が、女学校の生徒に手をだすといういかがわしいもので、すぐに寿惠子に田邊教授のことを思い起こさせるものだったのです。
不安にかられた寿惠子がすぐに田邊家に向かうと、門前は多くの人だかりで騒然としていました。
集まっていた人たちはヤジを飛ばしたり、家の中に石を投げ入れたりしていたのです。
それを見た寿惠子はヤジ馬をかき分けて何とか門までたどり着きます。
そして門で応対していた女中に向かって、自分は槙野の妻で聡子の友達だから中に入れて欲しいと懇願したのでした。
<らんまん19週93話の感想>
万太郎と寿惠子の植物学への想いの強さは竹雄が思っていた以上だったようですね。
寿惠子のことを”笹のよう”と例える万太郎はさすがです。
それにしても、寿惠子が質屋で目にした新聞小説は、実話をもとに書かれていたのでしょうか。
そんなことが許される時代背景だったのかもせれません。
もし小説の内容と同じことが起きていたらと考えると、田邊に尽くしてきた聡子のことが心配ですよね。
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