今回は『らんまん』の105話(第21週)8月25日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【一等にはなれなかった寿惠子】と題して21週105話をお送りします。
寿惠子は『巳佐登』でに『菊くらべ』に自分も参加したいと万太郎に相談します。
万太郎が探してきたのは日本の菊の原種である『ノジギク』で、他に持ち込まれた菊に比べると小さくて素朴で貧相にさえ見えたのです。
ところが寿惠子は万太郎から教えてもらった『ノジギク』のことをとうとうと説明し始めます。
いつしか周囲は寿惠子の説明に引き寄せられますが、残念ながら一等にはなれなかったのでした。
<らんまん21週105話のあらすじ>
寿惠子は『巳佐登』で岩崎弥之助が言い始めた『菊くらべ』に万太郎の菊で自分も参加したいと考えていて、植物採集のついでに出品する菊を採ってきて欲しいと頼みます。
話を聞いた万太郎でしたが、その前にと言って寿惠子と中尾質店に向かい、『里見八犬伝』全巻セットを取り戻しました。
そして今後は絶対に手放さないで欲しいと頼んだ万太郎は、家計のことを寿惠子に任せっぱなしにしたことを詫びたのでした。
そして自分にできることは何でもすると告げた万太郎は、一月後に催される『菊くらべ』に出品する”菊”について植物に優劣をつけるのは好きではないがとことわりながらも、寿惠子に菊を採ってくることを約束したのでした。
一月後の『巳佐登』では弥之助が主催した『菊くらべ』が始まります。
座敷に集まった芸者や仲居たちは、それぞれが美しく華やかな自慢の菊を次々に披露していきます
そして最後の出品は万太郎が採ってきた菊を出品した寿惠子でした。
ところが寿惠子が菊はそれまでのものと明らかに異なる、小さくて素朴な貧相にも見える菊だったのです。
その『ノジギク』は菊の原種といわれるもので、万太郎から教えてもらったことを流れるように説明しはじめた寿惠子。
これまで披露されてきた菊は海外品種を改良したものであるのに対して、『ノジギク』は古来から日本に自生していた種類だと言うのでした。
そして、どの菊にも優劣はなく日本古来の『ノジギク』とこれまでに披露された菊が揃えば、世界と日本に想いをはせることができると続けた寿惠子。
そして最後は、皆が花を愛でれば世の争いは起こらないと説明を終えたのでした。
すると、はじめこそ貧相にも見える『ノジギク』に顔をしかめた人たちも、最後には寿惠子の話に引き込まれてしまったのです。
しかし『菊くらべ』で一等になったのは、弥之助のお気に入り芸者である菊千代の菊でした。
座敷での宴が終わり寿惠子も含めて皆が帰ったあとで、帳場に姿をあらわした弥之助。
弥之助は寿惠子のことが気になっていて、『ノジギク』に詳しい理由を尋ねます。
そして”みえ”から寿惠子の夫が万太郎で日本中の植物を載せた図鑑をつくりあげようとしていることを明かしたのでした。
それを知って昔の誰かを想いだすと言った弥之助は、何と気前よく300円で買い上げると告げたのです。
そのころ、十徳長屋に戻った寿惠子は万太郎に『菊くらべ』の結果を報告していました。
すると、一獲千金なんてありえなかったとサバサバした表情で話す寿惠子に、帝国大学理科大学の植物学教室から届いた手紙を見せた万太郎。
それは万太郎を助手として月給15円で雇いたいというものだったのでした。
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<らんまん21週105話の感想>
やはり『菊くらべ』は菊千代が勝者になるように仕組まれた出来レースだったようですね。
それにしても寿惠子の説明は見事でした。
借金取りの磯部を丸めこんだ啖呵といい、今回の説明といい寿惠子の才能を活かしてお金を稼ぐ方法がありそうです。
そして弥之助が思い起こした”誰か”の正体もきになります。
兄の弥太郎かもしれないし土佐の天狗なのかも知れませんね。
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