今回は『らんまん』の127話(第26週)9月26日 火曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【旧友波多野からの提案に驚かされる万太郎】と題して26週127話をお送りします。
昭和2年の夏のある日に、植物学教室の仲間であった波多野と藤丸が車に乗って大泉村の槙野家に万太郎を訪ねてきます。
それは波多野が帝国学士院の会員に選任されたことを祝うためだったのです。
祝宴で藤丸から大日本帝国で最も優秀な頭脳60人に選ばれた感想を求められた波多野。
ところが藤丸の話をやんわりと制した波多野は、万太郎に向かって驚くべきことを提案したのでした。
<らんまん26週127話のあらすじ>
一旦は重要な仕事に尻込みした藤平紀子でしたが、思い直して千鶴がしようとしていた亡くなった万太郎の膨大な標本の整理を手伝うことにします。
昭和33年の夏に日記に向かって亡き万太郎に挨拶をしから開いた紀子。
すると紀子はかつて蚕糸試験場で働いていた経験を活かして、標本を特定するアイデアを次々と千鶴に提案し始めたのです。
そして紀子の提案で先ずは万太郎の行動記録の整理から手を付けようということになります。
そんな紀子のいつしか頼もしささえ感じ始めていた千鶴は、まるで名探偵の”明智小五郎”のようだと嬉しそうにしたのです。
自身の結婚に失敗して槙野家に戻ってきてから父親を看取るまで世話をしてきた千鶴は、万太郎が亡くなってからは喪失感に苛まれて何も手をつけることができないでいたのでした。
途方に暮れていた千鶴でしたが、紀子と出会ったことでみるみる元気が戻ります。
そして万太郎が日本中の植物を網羅すると宣言して作り上げた『槙野日本植物図鑑』を書棚から取り出すと、家族がどれだけ父親に振り回され続けたかを嬉しそうに紀子に話はじめた千鶴。
駄目な父親だったけれど家族全員が大好きだったと口にした千鶴は、その図鑑が完成できたのも妻であった寿恵子と周囲の人たちのおかけだと思い出し話をします。
万太郎はただただ一生涯植物を愛しただけだと語る千鶴の話を聞いた紀子は、亡くなった万太郎にどんどん惹かれていったのでした。
亡くなる30年前の昭和2年の夏ごろに、万太郎は大泉村に移り住んで寿恵子や子供たちと幸せな日々を送りつつ、ラジオ出演なども手伝って日本中の一般市民からも知られる植物学者となっていたのです。
しかし、そのころから寿恵子の体調に変化があらわれはじめて万太郎は心配します。
なぜかたびたび急須を落として割るようになってしまった寿惠子。
そんな頃に、旧友でもある植物学教室仲間の藤丸と波多野が車に乗って槙野家を訪ねてきました。
それぞれがすっかり年老いてしまった三人でしたが、友情は当時のまま固いものだったのです。
藤丸は綾と説けおの酒造りを手伝うために沼津に移り住んだままで、ここにきて酒造りが軌道に乗り始めたと教えてくれます。
一方の波多野は何と帝国学士院の会員に選任されていて、それを祝うために上京してきていた藤丸。
長年の功績が認められた波多野を祝う万太郎と藤丸。
大日本帝国で最も優秀な頭脳60人しかいない帝国学士院の会員に選出された感想を波多野に訊いた藤丸。
ところが藤丸の話をやんわりと制した波多野は、万太郎に向かって驚くべきことを提案しはじめます。
それまで小学校中退と学歴がなく権威とは無縁だった万太郎に、理学博士にならないかと言うのでした。
らんまんネタバレ26週128話【波多野,徳永の推薦で理学博士に
<らんまん26週127話の感想>
一旦は断られてしまった紀子でしたが、いざ標本の整理をはじめると願ってもない適任者だったようですね。
しかも紀子は途方に暮れて困っていた千鶴を元気にしてくれただけでなく、万太郎自身にも多いに惹かれはじめたみたいで良かったです。
史実を調べてみると都立大学の職員で富太郎の標本の整理に携わった山本正江さんという女性が実在しているので、彼女が藤平紀子のモデルだと思われます。
それにしても急須をたびたび落とすようになった寿惠子が心配です。
手に力が入らなくなっているのかも知れませんね。
寿惠子のモデルとなっている牧野寿衛子さんは55歳で亡くなっています。
昭和2年は万太郎が65歳で寿惠子が62歳の設定になっているので、既に寿衛子さんより長生きしていることになるので余計に心配です。
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