今回は、サスペンス漫画『ウツボラ』の原作漫画ネタバレと物語の矛盾を考察していきます。
ウツボラのネタバレ原作漫画結末は!?桜は朱で死の真相と溝呂木の最後!と題しておおくりします。
『ウツボラ』は中村明日美子さん原作で『マンガ・エロティクス・エフ』で2008年〜2012年まで不定期連載されていました。
2023年3月から前田敦子さん主演で、WOWOWにてドラマ化されます。ドラマあらすじネタバレ・キャスト紹介もしていきます。
https://youtu.be/GEFJ1GWW0U8
・ウツボラネタバレあらすじ概要
ある日、謎の死を遂げた美しい女性「朱」。彼女と入れ替わるように、「朱」の双子の妹と名乗る「桜」が、人気作家・溝呂木の前に現れた。実は溝呂木は、「朱」の小説『ウツボラ』を盗用していたのだ。『ウツボラ』の原稿を持つ「桜」は、溝呂木にある提案を持ちかける。
やがて深い闇へと追い詰められていく溝呂木。一方で、刑事たちは「朱」の死の真相を追っていた。果たして、事件の真相とは?
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ウツボラキャスト紹介⇓
・藤乃朱 前田敦子:琥珀市の雑居ビルから飛び降り、顔の潰れた死体として発見される。身元が不明確で、唯一残された携帯電話には、三木桜と作家・溝呂木舜の連絡先しか登録されていなかった。
・三木桜 前田敦子:謎の女。自称・藤乃朱の双子の妹。警察には朱と同一人物ではないかと疑いをかけられ、存在自体も怪しまれている。とある目的のために作家・溝呂木舜に近づき、誘惑する。
・溝呂木舜 北村有起哉
作家。スランプで新作を書くことができなかったが、数年ぶりに小説の連載『ウツボラ』を開始。待ち望まれた新作は大好評だが、実は・・・。
・辻真琴役:藤原季節
溝呂木の作家としての才能にほれ込みつつも、彼の盗作を疑う。担当編集者
・溝呂木コヨミ役:平祐奈
幼い頃から溝呂木に恋心を抱き、彼の身の回りの世話をするめい。
・望月剛役(おかやまはじめ。
ビルから飛び降りた「朱」の怪死事件を捜査する刑事
・海馬芳嗣役(武田航平
望月の部下で、同じく怪死事件の真相を追う刑事。
・野宮愛役(雛形あきこ:
溝呂木の盗作問題に固執していく辻を見守る作家。
・谷田部理役(渡辺いっけい:溝呂木の大学時代からの友人で作家仲間
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目次
『ウツボラ』原作漫画ネタバレ結末まで
『ウツボラ』は死んだはずの女性に瓜二つの女性が現れたり、溝呂木が犯した罪、それを取り巻く人間模様が描かれており、謎だらけなのです。
それでは『ウツボラ』の原作漫画ネタバレを紹介していきましょう。
ウツボラネタバレ1巻
ある日、女性がビルから飛び降りて亡くなりました。
女性の上半身の損傷は激しく、身分が判るモノもありませんでした。
手がかりは携帯電話だけで、そこには溝呂木舜と三木桜の履歴だけだったのです。
身元不明の女性が藤野朱ではないかという、疑惑が出てきます。
溝呂木は過去にパーティーで朱と会ったことがあり、顔見知りでした。
三木桜に会った溝呂木は、藤野朱に瓜二つの桜に不思議な縁を感じます。
溝呂木は、朱の双子の妹と名乗る桜と連絡先を交換しました。
溝呂木は、古くから付き合いのある矢田部に相撲観戦に誘われます。
溝呂木は矢田部に『ウツボラ』の感想、過去にパーティーで会った女性のことを尋ねます。
一方で、溝呂木の姪であるコヨミと編集担当である辻が会っていました。
辻はコヨミに、溝呂木やコヨミのことをあれこれ聞いていたのです。
溝呂木のもとに警察から連絡がきて、三木桜という女性は実在しないことが判明します。
三木桜から連絡がきて朱のマンションとされる家に入り、桜が席を外した間に溝呂木は何やら探し始めました。
何かを探している様子の溝呂木を見た桜は原稿を手に現れ「姉の作品を盗作していたのでしょ」と聞きます。
矢田部と一緒に編集部を訪問し、担当の辻と初顔合わせの時に新人賞に応募してきた作品が机に山積みになっていました。
溝呂木がこっそり作品の1つを持ち帰ってきてしまったのです。
溝呂木は警察に呼び出され、身元不明の女性が秋山富士子という大学生だということが判明したのと、桜が藤野朱ではないかという可能性について聞かれます。
事件に巻き込まれていることを知らないコヨミでしたが、様子のおかしい溝呂木を心配していました。
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ウツボラネタバレ2巻
夕飯の用意をしていたコヨミは溝呂木が戻らないことを知り、辻と矢田部を夕飯に誘います。
矢田部は「『ウツボラ』を執筆したのは誰だ?」と投げかけます。
矢田部は辻がゴーストライターをしていると疑っていましたが、矢田部と辻は溝呂木が盗作している疑惑が確信に変化していくのでした。
辻は朱と会っていました。
朱は『ウツボラ』が自身の作品であると主張して、辻を誘惑し関係を持っていたのです。
朱は「溝呂木は、辻さんみたいなことはしない」と言い放ちます。
はじめは何の話か分かっていない辻でしたが、シーツについた血痕を見て意味を悟るのでした。
矢田部は過去に酒を呑みながら、溝呂木に「『ウツボラ』はつまらない」と言ったことを思い出していました。
朱が書いた原稿と溝呂木の原稿を見比べた辻は、溝呂木の盗作を知り上司に伝えます。
しかし、上司からは無名作家の作品で終わらせるより、溝呂木の作品として押し切るよう迫られたのです。
辻は溝呂木の家で藤野朱の『ウツボラ』の原稿を発見します。
盗作がバレた溝呂木は逃げようとしていました。
しかし、辻に見つかり落ちぶれように怒りをぶつけられるのでした。
辻は盗作を公にしない交換条件として、コヨミを1日貸すよう溝呂木に迫ります。
辻はコヨミを抱きしめたあと、いなくなりました。
溝呂木は藤野朱と名乗る女性とビルの屋上で対面します。
『ウツボラ』を書いたのは自分と朱は主張し、溝呂木はお蔵入りにすることを提案したのです。
溝呂木の発言に動揺した朱は、屋上の手すりの上に立ちました。
溝呂木は発言を撤回して続きを書くことを藤野朱に言いますが、ビルから飛び降りてしまいます。
溝呂木は『ウツボラ』の原稿を完成させ、警察の対策のおかげで朱は助かっていました。
朱は、溝呂木に会いにいきます。
翌朝、溝呂木は朱とともに海へ向かい、カップルのようにはしゃぎます。
朱が離れたあいだに溝呂木は海へ歩きだし、翌日に遺体となって発見されました。
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『ウツボラ』ネタバレ考察
飛び降りた女性は何者、三木桜の子供の父親は誰かなど『ウツボラ』には、不可解な謎がいくつかあります。
それでは『ウツボラ』のストーリーの謎の部分について解説していきます。
飛び降りた女性は誰?
飛び降りた身元不明は誰なのかというと、秋山富士子である可能性を匂わせているのです。
桜に、警官が秋山富士子の好物でもあるショートブレッドを差し入れています。
桜が飛び降りたあと溝呂木が行方不明である描写だけすればいいところに、ケーキのエピソードを入れたのは意味があるのではと考えられています。
三木桜と溝呂木がお茶をする場面で桜が食べていたのはチーズケーキなので、桜と秋山富士子は同一人物ではないということになるのです。
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三木桜が身籠っていた子供の父親は溝呂木?辻?
終盤で妊娠している三木桜の描写がありますが、溝呂木とのあいだに出来た子の可能性があります。
桜が辻と関係を持ったのは9月で、桜が飛び降りたのが次の年の4月、溝呂木の一周忌まであと3ヶ月と話しています。
つまり、桜が飛び降りてから約9ヶ月は経過しているのです。
辻の可能性より、溝呂木のほうが有力といえます。
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飛び降りたとされる秋山富士子とOLの目的は?
秋山富士子の目的は、溝呂木に振り向いてもらうことだったのではと考えられます。
溝呂木の熱烈なファンであった秋山富士子は、溝呂木に恋していました。
しかし、想いが遂げられないとわかると自殺し、溝呂木の作品の一部になることを望んだのです。
OLの目的は秋山富士子が想いを遂げることです。
OLは溝呂木のことは快く思っていませんでしたが、秋山富士子が残した『ウツボラ』を溝呂木に完成させることで、秋山富士子の望みを叶えようとします。
溝呂木に秋山富士子の本懐を遂げさせることが、OLの目的だったと推測されるのです。
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世界のさかいめとは何を示しているのか?
世界のさかいめとは、生死のことを指しているのではと考えられます。
自殺しようとしていた秋山富士子にとって生死は表裏一体でした。
生きている間は溝呂木に愛されないが、死んで作品の一部となることで溝呂木の愛を得られると考えたのではないでしょうか。
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作品タイトルの意味は?
『ウツボラ』というのは空洞のことを表します。
キャラクターたちの空っぽな特徴を、強調しているのではと考えられるのです。
他にもストーリーが似ている手塚治虫さんの『ばるぼら』へのオマージュをこめてタイトルを似せている説があります。
「うつろ」と『ばるぼら』をかけ合わせているのではないでしょうか。
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ウツボラドラマキャスト紹介
藤乃朱 前田敦子
琥珀市の雑居ビルから飛び降り、顔の潰れた死体として発見される。身元が不明確で、唯一残された携帯電話には、三木桜と作家・溝呂木舜の連絡先しか登録されていなかった。
三木桜 前田敦子
謎の女。自称・藤乃朱の双子の妹。警察には朱と同一人物ではないかと疑いをかけられ、存在自体も怪しまれている。とある目的のために作家・溝呂木舜に近づき、誘惑する。
秋山富士子
大学生。藤乃朱の持っていた携帯電話の契約者。現在、行方不明中。
溝呂木舜 北村有起哉
作家。スランプで新作を書くことができなかったが、数年ぶりに小説の連載『ウツボラ』を開始。待ち望まれた新作は大好評だが、実は・・・。
辻真琴 藤原季節
作家・溝呂木舜の担当編集者。学生時代から溝呂木の大ファンで作家として尊敬している。
しかし、ある疑惑が浮上し、溝呂木の言動に懐疑的になっている。
溝呂木コヨミ 平祐奈
溝呂木舜の姪。栄養士専門学校に通う学生。溝呂木と同居しており、何かと彼の身の回りの世話をやきたがる。幼い頃から溝呂木に恋心を抱いている。
望月剛 おかやまはじめ
琥珀警察署刑事課勤務。顔の潰れた死体「藤乃朱」の事件の真相を追うベテラン刑事。溝呂木舜の作品のファン。
海馬芳嗣 武田航平
琥珀警察署刑事課勤務。顔の潰れた死体「藤乃朱」の事件の真相を望月と共に追う若手刑事。若干、暴走しがちな面を持つ。
野宮愛 雛形あきこ
作家。蠱惑的な笑みを湛え、妖艶な雰囲気のある人気女流作家。欲望や本能に忠実な一方、物事の核心を突く鋭さを併せ持つ。
矢田部理 渡辺いっけい
作家。溝呂木舜の大学時代からの友人。豪放磊落な性格で、溝呂木とは対照的に派手な生活を送っている。最近の溝呂木の様子に違和感を覚えている。
まとめ
『ウツボラ』の原作漫画ネタバレと物語の考察を解説してきました。
いかがだったでしょうか。
ドラマ版はミステリアスなのに加え、官能的な作品になっているようです。
漫画のほうは得体のしれない女性キャラクターが、物語を複雑にしているので読み解くのが難しい作品だなと思いました。
漫画とドラマの世界観の両方に目が離せませんね。
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\【ウツボラ】の結末を知りたい方はぜひ読んでみて下さい⇓⇓/
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