カムカムエブリバディ ネタバレあらすじ1週2週3週まで週間の内容でお送りします。
11月1日スタートのカムカムエブリバディ!1週目の題目は「1925-1939」
題名通り、1925年から1939年までを描くようです。波乱万丈な主人公の安子と稔の恋・結婚までを描いていきます。
カムカムエブリバディネタバレあらすじ1週
日本で初めてラジオ放送が始まったのは大正14年3月22日で、東京芝浦に設けられた仮説スタジオからJOAKと称して東京放送局が第一声を電波に乗せて配信したのです。
それは午前9時3分のことでしたが、まったく時を同じくして岡山県でひとりの女の子が生まれていました。
安子と命名されたその女の子は岡山市内で和菓子屋『たちばな』を営む橘家の長女として誕生していたのです。
兄に算太を持って生まれた彼女は祖父母や両親の愛情と和菓子屋に漂う甘いあんこの香りに包まれながら健やかに育ちます。
そして、月日は流れて8歳になる安子は三年生として尋常小学校に通うようになっていました。
学校での安子は同級生だった岡山の繊維会社である雉真繊維の創業家に次男として生まれた雉真勇から何気を惹こうと『あんこ』と呼ばれるようになっていました。
その頃になると、兄である算太は『たちばな』を継ぐべく菓子職人の修行を開始していたものの今一つ打ち込めていなかったのです。
しかも、仕事を放り投げて観に行った活動写真の影響を受けてダンサーに憧れてみたり、近所にあった荒物屋からラジオを盗み出したりと問題ばかり起こしていたのでした。
そして、昭和14年の春に高等小学校を卒業した14歳の安子は家業の手伝いとして店番や配達などを手伝いはじめます。
そんなある日、店にやってきた青年が20個ものおはぎを買い上げてくれて安子は喜びます。
しかも、その後に配達に向かった場所で同じ青年と再会した安子。
何と彼は尋常小学校時代にいつも安子にちょっかいを出してきていた雉真勇の兄だったのです。
勇の兄である稔はその時は大阪にある商科大学の学生で家業の繊維会社の海外進出を果たすために英語の勉強に打ち込んでいました。
そして、安子が配達に出向いた日は学校の夏休み中でたまたま帰省していたのです。
そんな稔はたまたま通りかかった外国人から道を訊かれると流暢な英語で応対し安子を驚かせます。
その後で稔からラジオの英語講座で独学できることを教えられた安子はすぐに英語の勉強を始めたこともあってふたりは言葉を交わすようになります。
そんなある日、安子が和菓子を荷台に乗せた自転車を押しながら配達しているところを稔が見かけます。
怪訝に思った稔は安子から自転車に乗れないことを聞かされてすぐに自転車の乗り方を教えます。
そして安子は稔に案内されたジャズ喫茶『ディッパーマウス・ブルース』でて店内に流されていた音楽に耳を傾けている内に淡い恋心を抱きはじめていたのでした。
夏祭りが催される季節がやってきて、安子は稔と祭りが催されている神社にでかけますが人ごみで逸れてしまいます。
探している内に出会った勇から厳しい言葉を浴びせられ落ち込んだ安子。
勇は雉真繊維の跡取り息子と和菓子屋の娘では釣り合いが取れないと言われた安子は自ら身を引くことにしますが稔のことを忘れることは容易ではなかったのでした。
夏が終わるころ勇は自分が言い放ったことばを安子に詫びて、間もなく夏休みを終えた稔が岡山から大阪に戻ってしまうことを告げます。
それを聞かされた安子は一目散に稔に会うために駆け出し始めたのでした。
そうして安子は稔が戻る前に会って岡山と大阪と離れても文通を続けることを約束したのです。
カムカムエブリバディネタバレあらすじ2週 勇も安子のことが好き
ふたりの文通が始まった頃から戦争の影響が庶民の生活にも暗い影を落とすようになります。
そんな状況で敵国後であるという理由で安子が一生懸命に取り組んできたラジオの英語講座も中止されてしまったのです。
目まぐるしく変わる世の中に不安を感じるようになってきた安子の気持を察した稔は離れた大阪の地から手紙を書くことで励まし続けます。
ところがそんな頃に家業を放り出して橘家を飛び出していた兄の算太が急に家に戻ってきたのです。
算太がダンス教師として働いていたダンスホールが閉鎖されて行く当てがなくなってのことだったのでした。
安子が兄の帰りを喜んだのもつかの間、算太は多額の借金を背負っていたことが判明します。
そのことが父親の金太の逆鱗に触れて勘当されて追い出されてしまった算太を安子は心配するのでした。
しかも、橘家を継いでくれると思っていた算太が勘当されてしまったことで安子は婿を迎え入れて家業を継がなければならない立場に追い込まれてしまったのです。
そうそうに縁談を勧められる安子は大阪にいる稔のもとに足を運びます。
稔との楽しい時間をすごす安子でしたがどうしても縁談を勧められていることを告げることができません。
とうとう何も伝えられずに岡山駅に着いた安子はそこで思わず泣きだしてしまったのです。
そんな安子の前にひとりの男が立ちます。
何と、安子の異変に気付いた稔が大阪からあとを追いかけてきていたのでした。
その日の夜遅くに稔に付き添われて帰宅した安子。
稔は安子の父親である金太にふたりの交際の許しを得ようと頭を下げますが、安子に婿をとることを決めていたため首を縦に振る事はなかったのです。
その一方で母親の小しずは雉真繊維の跡取息子である稔も雉真家から安子と交際することを認めてもらえないのではとふたりが付合うことに不安を覚えます。
ところが両親から許しを得る事ができない安子はそのときすでに気持ちを固めていたのです。
稔はその日は実家に戻って泊まります。
あくる日になって兄弟でキャッチボールを始めた稔と勇。
ボールを投げ合いながら勇は稔が安子を苦しめていることと自分も安子が好きなことを明かしたのでした。
戦争による統制は厳しさを増す状況下で和菓子屋にとって不可欠な砂糖の入手が困難になっていきます。
そして昭和16年6月のある日に遂に『たちばな』の従業員にも召集令状が届けられてしまったのです。
その年の7月に予定されていた夏の甲子園大会も中止が決定され、12月になると日本が遂にアメリカとイギリスと開戦したことがラジオの臨時ニュースで流されたのでした。
カムカムエブリバディネタバレあらすじ3週 稔と結婚 夫に
昭和17年になると戦争の影響で庶民の生活は厳しさを増していきます。
そんな状況下で安子が稔に連れていってもらったジャズ喫茶の『ディッパーマウ
ス・ブルース』も店名の変更に迫られて『出っ歯口の憂鬱』になっていて珈琲豆の入手さえ難しくなってきていたのです。
そして3月になると大阪から稔が戻ってきたのと入れ替わるように勇が大学進学のために岡山を離れて東京にいくことになりました。
そして岡山に戻ってきた稔には縁談が待っていたのです。
その頃の雉真繊維は兄弟の父親である千吉が事業拡大を企てていて大東亜銀行から有利な融資を受けるために頭取の令嬢と結婚することが条件になっていた稔。
ところが稔は頭取の令嬢との結婚を断って安子と結婚したいと申しでますが猛反対されます。
そんなある日、配達で雉真家を訪れた安子を待ち構えていた稔の母親である美都里。
美都里は安子の姿を見かけると現金を手渡して稔に近づくなと迫ってきたのです。
母親の安子への仕打ちを知って怒りを爆発させた稔は父親の千吉から諭されます。
砂糖が入手できない厳しい時代だから和菓子屋を営んでいくことは容易ではないと言う千吉は
雉真家を出て橘家の婿になって家族を守っていく覚悟があるのかと迫ったのでした。
そう問い詰められてまったく反論できなくなってしまった稔。
苦悩し続ける稔の様子を見て同じように悩みに悩んだ安子はとうとう自ら身を引くことを決心したのでした。
時を同じくして橘家から勘当されていた算太に召集令状が届けられます。
それでも息子を絶対に許そうとしない父親の金太に対して母親の小しずは出征する算太を涙ながらに送り出したのでした。
その頃、勇は雉真繊維が事業異拡大のために受ける融資が兄の稔と頭取の令嬢との結婚が条件となっていることを知って激怒していました。
稔のために自分は安子を諦めたのだと怒りを露に兄にぶつけた勇。
ところが、昭和18年の9月になって学徒動員が施行されるなかで稔にも召集令状が舞い込んできてしまったのです。
方や、勇は自分が『雉真繊維』のために兄に代わって縁談を引き受けると言い出しますが、取り合おうともしなかった父親の千吉でしたが稔の出征で内心は大きく揺れ動いていたのです。
そんなある日、和菓子屋『たちばな』の店先に憂いを帯びた表情を浮かべている見かけない客があらわれます。
その客の様子を気の毒に思って最後の小豆と砂糖をつかって汁粉をつくり振舞った安子。
11月になると頭取の令嬢と結婚するために戻ってきた稔を千吉が岡山駅で出迎えます。
そして、千吉は雉真家ではなく稔を朝丘神社に連れていったのです。
するとそこに一心に拝殿に手を合せて祈っている安子の姿を見つけた稔。
千吉は勇から安子が稔の無事を祈願するために朝丘神社に日々詣でていることを聞かされていて稔を連れてきていたのです。
突然あらわれた稔に驚きを隠せない安子。
しかも、一緒に立っていた人が父親の千吉で数日前に自分が最期の粉汁を振舞った客でだったことを知ってさらに驚きます。
千吉は悟られないようにしながら自らの目で安子を確かめに来ていたのでした。
神社で稔とようやく結ばれ結婚式を挙げ結婚するのでした。
しかし、幸せもつかの間、稔の出征が決まってしばらくすると今度は勇にも学徒動員に応じて戦地に向かうよう令状が届けられます。。。
▼次週のあらすじネタバレはこちらから⇓⇓
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