今回は『カムカムエブリバディ』の90話(第19週)3月9日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【ひなたの道を歩けば】と題して19週90話をお送りします。
かつてのるいと錠一郎と同じように文四郎はひなたの前から姿を消そうとします。
ところが、時を同じくして錠一郎とるいが文四郎とひなたにジャズのスタンダードナンバーに込められた想いを明かしたのです。
それぞれの『ひなたの道』は人生を輝かせることができるのでしょうか。
<カムカムエブリバディ90話のあらすじネタバレ>
唐突に長きに渡って付き合ってきた文四郎から別れを告げられたひなたはあくる日になっても蛻の殻のままでした。
一方、文四郎は殺陣の稽古を積み重ねてきた道場に雑巾をかけているときに教えを乞うてきた師匠と仰ぐ伴虚無蔵があらわれます。
そして道半ばで夢を諦めることを詫びて、それまで世話になったと虚無蔵に感謝した五十嵐。
すると虚無蔵は鍛錬して身に付けたものは何処で何をしようとも決して無に帰すことはないから一生の宝物とするようにと、自分の分身ともいえる大切な木刀を差しだしたのでした。
一方、大月家では泣きはらした目のひなたがベッドから出ることもできずに、文四郎から買ってもらった軒先に掛かっている風鈴を眺めています。
そこに母親のるいが心配して様子を見に来ると、また泣き出してしまったひなた。
自分の想いが文四郎を苦しめていたなんてまったく気付けなかったと泣きじゃくるひなたをるいは優しく包み込んだのでした。
その頃、ひなたから話を聞いた錠一郎は五十嵐に会うために映画村に向かっていました。
錠一郎の姿を見た文四郎は殴られることを覚悟して、こんなことになってしまった申し訳ないと頭を下げます。
ところが、錠一郎は文四郎の意に反して穏やかな表情で自分の過去について話し始めたのです。
若い頃には自分にも夢があったと明かし始めた錠一郎は、一度は届きかけた夢が結局は叶わなかったと告げます。
そして、トミー北沢のCDを文四郎の前に差し出した錠一郎は友達でライバルでもあった彼が自分の夢をすべて叶えているのだと苦笑して見せたのです。
さらに今の文四郎はかつての自分がるいのことを大切に思って消えようと思ったと同じようにひなたの前から消えようとしているのだろうと話します。
30年前にどん底に落ち込んだ自分は暗闇にかすかな光を感じてるいと一緒に歩き始めたからこそ、眩しい光の塊のようなひなたが生まれてきてくれたと明かした錠一郎。
そこまで話した錠一郎はひなたの名前には『ひなたの道を歩けますように』と云う自分たちの想いが込められていると告げて、五十嵐も自分のひなたの道を歩むようにと口にします。
Life can be so sweet. On the Sunny Side of the Street.
ひなたの道を歩けばきっと人生は輝くと言いながら錠一郎は文四郎と握手をして映画村から去っていったのでした。
そのころ、大月家ではひなたに寄り添っていたるいも『On the Sunny Side of the Street』を口ずさみ始めていました。
突然のことに唖然とする娘に母親は、これはジャズのスタンダードナンバー『ひなたの道を』であることを教えて、ひなたの名前の由来になった曲であることを明かしたのです。
そして、その曲の歌詞の意味は『ひなたの道を歩けばきっと人生は輝くよ』だと微笑んで教えたるい。
すると、ひなたは傍にあった幼い頃から愛用してきたおもちゃの刀をつかんで、軒先に掛かっていた風鈴を掛け声とともに切りつけます。
気合とともに辛い思いを吹っ切ったひなたの顔に少しだけ笑みが戻ってきたのでした。
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