今回は『カムカムエブリバディ』の20話(第4週)11月26日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【稔の戦死】と題して4週20日話をお送りします。
算太も勇も無事に復員してきたのに、稔だけが本人ではなく戦死の知らせがやってきます。
戦争が終っても、庶民の中での戦争はまだ終わりません。
なぜ、稔だけがという安子の気持が伝わってきますね。
<カムカムエブリバディ20話のあらすじネタバレ>
やっと和菓子づくりに前向きになったばかりの金太の急死は、戦争での心労により心臓が弱っていたことが原因でした。
そんな金太のために義父である千吉は弔いや祭壇の手配をしてくれます。
安子から深く感謝された千吉は、『たちばな』を立てなおしたい一心で、気力を振り絞って動いていたんだろうと互いに尊敬しあっていた想いをはたせずに逝ってしまった金太のことを悲しむのでした。
金太が『たちばな』の再出発をかけて建てた小屋の後かたづけをしていた安子のまえに、おはぎを盗もうとした少年があらわれます。
金太が倒れていたときに医者まで呼んでくれた少年は、金太の最期の様子を安子に語り伝えたのです。
金太は、算太が無事に帰ってきたことに驚きと喜びをあらわすと、そのまま倒れてしまっていたのでした。
倒れてからも金太は譫言で算太の名前を呼んでいたのです。
弟から父親の最期の様子を聞かされた安子は、心のどこかでいつも心配していた算太に会えたことを喜びます。
すると算太は金太から渡されたおはぎを売りさばいた金を安子の前に差し出したのでした。
はじめは持ち逃げすることしか考えていなかったと言う算太は、ふたつ食べたら自分が元気になれたので商売してみようと考えをあらためたのだと説明します。
商売をして楽しかったと目を輝かせる算太に売上金のすべてを手渡して、思う存分食べて少しずつでも商売を始めてちゃんと生きて欲しいと告げた安子。
そして、自慢のおはぎでひとりの少年の心をあらためさせた父親の金太を誇りに思った安子でした。
戦争が終って3カ月半がたった頃、中止されていたラジオ『基礎英語講座』がふたたび放送され始めます。
安子は英語講座を聴きながら、自分の英語が進歩するほど稔の帰りが早くなると自分に言い聞かせて勉強に打ち込み始めたのでした。
そして、戦時中は人に聞かれないように歌っていた英語の子守唄も気にせずにるいに聞かせたのです。
そんな頃に、勇が復員してきて雉真家は久々に沸きかえります。
戦地での生活が悲惨であったことを思いやって、勇に何も話さなくていいと労った千吉。
そして兄である稔の復員を祈る安子に向かって、遠く離れた戦地に行かされたから少し遅れているだけだと励ましたのでした。
そんなある日、勇が配達員から配られた紙を持って大きな声で千吉を探し回ります。
そして、その紙を見た千吉は呆然と立ち尽くしてしまったのです。
それは稔の戦死を知らせる紙だったのでした。
母親の美都里が嘘だと取り乱すなか、息することもままならなくなって家を飛び出していった安子。
意識がもうろうする中でふらふらと稔からプロポーズされた思い出の神社にたどりついた安子。
そのあと、意地悪をしないではやく帰ってきて欲しいと叫ぶ安子の声が静かな神社に響き渡ったのでした。
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