今回は『カムカムエブリバディ』の33話(第7週)12月15日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【千吉の奇策】と題して7週33話をお送りします。
唐突に勇に向かって安子と結婚するよう促した千吉。
勇の心の内を読んでいた千吉はすべてが丸くおさまる筋書きだと思ったのでしょうね。
<カムカムエブリバディ33話のあらすじネタバレ>
ある日の夕方、部屋に置いたラジオの前でいつものように安子とるいが『カムカム英会話』に耳を傾けていました。
そんな時に英会話の講師を務めてきた平川唯一によって番組がその週で打ちきりになることを告げられたのです。
それを聞いて母親と同じようにショックを受けたるいは既に7歳になっていて小学校入学を控えていたのでした。
新設の私立である雛丘小学校へ入学することが決まっていたるいでしたが、『雉真繊維』もその小学校の制服製造を請け負っていたのです。
それは会社を切り盛りするまで成長した勇が勝ち取った受注であったこともあり、叔父から真新しい制服を手渡され大喜びしたるい。
その頃の『雉真繊維』は朝鮮戦争の特需に沸き、勇が創設した野球部の効果もあって社員が一丸となって販路を広げていったため業績も右肩あがりになっていたのです。
今や社員からの信頼も厚い勇は会社にとっと欠かすことのできない存在となっていましたが、千吉だけは何か難しそうな顔をしていたのでした。
そんなある日の夜、勇が自分の部屋で女中の雪衣と談笑しているところに千吉が入ってきます。
そして人払いをした千吉は意外なことを口にしたのでした。
安子と結婚しろ。
悪い冗談だと流そうとする勇に千吉はよく考えた末の話だと前置きして、るいの小学校入学を機に中途半端な状態になっている安子をちゃんとした方がよいと言うのです。
そして、単なる幼馴染じゃないどろうと勇の顔をみながら前からわかっていたと告げた千吉。
千吉は稔と安子が結婚したいとやってきた時から勇の気持には気づいていたことを明かして、そうすることが稔も一番喜ぶ筈だと背中を押したのでした。
安子に対して自分では告げないと言う千吉は、勇が自分で良く考えて決めろと任せます。
ところが、部屋の外では人払いされた雪衣がふたりの話に聞き耳を立てていたのでした。
そんな話がされていたことなど知る由もない安子はるいを連れて定一が営む『ディッパーマウス・ブルース』に足を運びます。
すると最近までは駐在アメリカ軍施設で演奏するバンドマンたちで賑わっていたのが嘘のように、かつての静かなジャズ喫茶に戻っていました。
やすこはるいに稔との想いでの曲である『On the Sunny Side of the Street』を聴かせたくてやってきていたのです。
店内に流れる曲を聴きながらカムカム英語は終わってしまうけど違う楽しみを見つけていこうと微笑みながら娘に語り掛ける安子。
そんなときに客がひとり店に入ってきました。
その客の顔を見て驚かずにはいられなかった安子。
それは岡山から撤退したアメリカ軍中尉のロバートで、大阪で勤務することになった彼は岡山の様子を気にして時々やってきてたことを明かします。
しかも驚くことに、ロバートは定一と懇意になっていて行方不明になっている息子である健一の消息を探ってくれていたのです。
お節介なアメリカ人だと笑い飛ばす定一の傍らで、ロバートと初対面となったるいは『カムカム英語』で学んだ流暢な英語で自己紹介したのです。
その頃、雉真家では稔の写真を見つめていた勇が大きな決断をしようとしていました。
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