今回は『ブギウギ 』の65話(第14週)1月4日 木曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【それぞれの道を進む3人】と題して第14週65話をお送りします。
スズ子は慰問公演を再開して富山の高岡市を訪れます。
りつ子も慰問公演で鹿児島の海軍基地に行っていましたが、軍歌を強要され辞退しようとしていたのです。
上海では羽鳥がアメリカの”ブギ”のリズムを取り入れた曲を、軍から依頼された音楽で披露しようとしていたのでした。
<ブギウギ ネタバレ第14週65話のあらすじ>
昭和20年8月の上海では羽鳥が軍からの全面的な支援を受けての音楽会の準備をすすめていました。
戦況は悪化する状況であったものの、羽鳥は中国人作曲家である黎錦光が作曲したシンフォニックジャズとアメリカのリズムである”ブギ”を融合させようとしていたのです。
そして敵国であるアメリカの音楽を取り入れることについても強い意思で臨んでいた羽鳥。
“音楽が時世や場所に縛られるなんてバカげてる!音楽は自由だ”
そう口にする羽鳥は音楽が自由で誰にも奪えないことを自分たちが証明して見せると胸を高まらせていたのです。
同じころスズ子は慰問公演のために富山県にある高岡市を訪問していました。
スズ子たちの宿は旅館『藤子屋』で、数日前にあった富山市の大空襲のせいもあって多くの被災者たちも避難していたのです。
それもあって自分の歌を聴いてもらえるかとスズ子が不安を募らせているときに、旅館で働く静枝とその娘である幸と出会います。
その一方で茨田りつ子が慰問公演のために訪れていたのは鹿児島の海軍基地だったのです。
ところがブルースの女王としての衣装や曲目に軍の少佐があれこれと注文をつけ始めます。
しかし自分のスタイルを崩そうとしないりつ子は、要求された軍歌は合わないといって辞退しようとさえしたのでした。
ところがりつ子の目に命令が出れば直ちに出撃しなければならない若い特攻隊員たちの姿がうつります。
彼らは一度出撃すれば二度と生きて戻ってこれない運命を背負わされていたのです。
すると少佐が返します。
“死にゆく彼らには何も持たせてやれません”
“せめていい歌を聴かせてやってください”
それから、隊員たちが望む歌を歌ってほしいと頼んできた少佐。
特攻隊員のために歌おうとりつ子が決心したころ、高岡では夕食を終えたスズ子は女中として働いている静枝と言葉を交わしていました。
静江はもともとは教師だった夫を戦争で失っていたのです。
ところが静江は毅然として戦死した夫を誇りに思うと言い出します。
そして辛くないことはないが、悲しくはないとスズ子に向かって話したのでした。
日本が勝利することを信じて疑わない静江の話を聞いて返す言葉がなかったスズ子。
一方で上海で開催された音楽会は見事な成功をおさめます。
羽鳥があらたに生み出した、ブギのリズムを取り入れた『夜来香ラプソディ』は大好評だったのです。
しかしそんな羽鳥も上海で出会った音楽仲間たちとの別れが迫っていたのでした。
ブギウギ14週ネタバレ66話[静江/曽我廼家いろはのために歌う
<ブギウギ 第14週65話の感想>
羽鳥は戦争のおかげで新たな音楽を創造できたようですね。
与えられた機会を最大限に活かせるのも羽鳥の凄さなのかもしれません。
六郎を戦争で失ったスズ子には静江の話は素直には聴き入れないものだったに違いありませんね。
一方で自分のスタイルは決して崩さないりつ子は大したものですが、死にゆく運命を背負わされた若い特攻隊員を目にしたら胸が苦しくて張り裂けそうになったかも知れません。
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