今回は『ブギウギ 』の66話(第14週)1月5日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【歌は人を励まし慰める】と題して第14週66話をお送りします。
鹿児島の海軍基地で若い特攻隊員たちの前で『別れのブルース』を歌い上げたりつ子。
一方でスズ子は富山の寺のステージで『大空の弟』を届けます。
二人の歌は聞いていた人たちそれぞれを励まし慰めたのでした。
<ブギウギ ネタバレ第14週66話のあらすじ>
スズ子は巡業先の高岡市で出会った旅館の女中である静枝のためにも歌を届けようと誓います。
静枝は戦争で夫を亡くして張りつめていたのでした。
ところが慰問公演の当日に驚愕させる知らせが飛び込んできてスズ子たちを驚かせます。
それはアメリカ軍が広島に投下した新型爆弾で辺り一帯が壊滅状態になってしまったというものだったのです。
たった一発で一面焼野原になってしまったという記事にショックを受けたスズ子たちでしたが、気持ちを切り替えて公演することにします。
そして静枝に向かって自分の公演を観にきて欲しいと伝えたスズ子。
しかし静枝は仕事が忙しいことを理由にしてつれない返事をしたのでした。
同じころ、鹿児島の海軍基地に慰問公演のために出向いていたりつ子は、若い特攻隊員たちが見守るステージに上がろうとしていたのです。
そして少佐から頼まれたように、彼らにリクエストを募ったりつ子。
すると若い特攻隊員たちは『別れのブルース』を聴かせて欲しいというのでした。
歌の途中に出撃命令がでるかも知れない隊員たちのために涙を堪えながら一生懸命に歌ったりつ子。
すると真剣な眼差しで聴き入っていた隊員たちが、歌い終えたりつ子に向かって次々に感謝してきたのです。
“勇気づけられました!もう思い残すことはありません!”
“いい死に土産になります。覚悟はできました!”
そんな若い隊員たちの素直な気持ちを聞かされたりつ子は、思わず舞台袖に駆け込んでむせび泣いてしまったのでした。
高岡での公演のステージは寺に設けられていて、スズ子は静枝がきてくれるのを期待しながら歌い続けます。
しかし、静枝はなかなか姿をあらわしてくれません。
そして最後の曲目となったとき、やっと姿をみせてくれた静枝。
それを確認したスズ子は想いを込めて曲の紹介をしたのです。
“今から歌わせていただく曲は南方で戦死した弟のことを思う歌です”
“皆さんも大切な人のことを思って聴いてください”
スズ子が最後の曲に選んだのは『大空の弟』でした。
そして歌の途中で戦死した六郎の手紙を披露し始めたスズ子。
すると静枝も持っていた亡くなった夫からの手紙に目を落として大粒の涙を流し始めたのです。
そしてそれからしばらくすると静枝の表情は晴れやかなものになっていたのでした。
それは真心を込めて歌い上げたスズ子の歌が、氷のように固く張りつめていた静枝のこころを融解させた瞬間だったのです。
その日の夜に旅館では、静枝がスズ子に感謝してきました。
“今日の歌、素敵でした”
そう口にした静枝は、夫との想いだ話を笑顔で話してくれたのです。
そして静枝が自分の気持ちに素直になれたことに安堵したスズ子の頬には一筋の涙が伝ったのでした。
ブギウギ15週ネタバレ67話[終戦/羽鳥が日本に戻れない?!愛助の病状が
<ブギウギ 第14週66話の感想>
遂に広島に原爆が投下されてしまいました。
日本の敗戦が目のまえに迫ってきている状況でも、心を込めて歌い上げた歌は人々の心に響くことをあらためて感じさせてくれましたね。
心を洗ってくれる歌を聴いた人は素直な気持ちになれるもののようです。
しかもりつ子が若い特攻隊員たちにリクエストを募ろうとしたときに、少佐がすっと席を外したのが印象的でしたね。
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