白い巨塔あらすじネタバレ11話から21話最終回結末まで

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再放送のドラマ白い巨塔あらすじネタバレ11話から21話最終回結末までをお送りします。

前半ネタバレ⇒ドラマ「白い巨塔」あらすじネタバレ1話から10話最終回まで

<第11話のあらすじ>

 

新年を迎えた教授席には財前五郎が座っていました。

 

周囲の話に耳を貸そうともしなかった財前は、佐々木の手術を執刀してから急ぎポーランドの国際外科医学会に向かって飛び立っていきます。

 

しかし、里見や柳原の推測や佐々木の妻が心配していたことが現実の問題となり佐々木の術後の症状が悪化していったしまったのです。

 

やはり財前の判断は的確なものとは言えるものではなかったのでした。

 

一方で国際外科医学会を終えた財前はポーランド滞在の機会をとらえてアウシュビッツ強制収容所を観ることにします。

 

そこは戦時中とは言え、命を救うべき医者の手によって多くの人体実験がおこなわれた場所で、多くの命が奪われた現場だったのでした。

 

アウシュビッツ強制収容所を観てから帰国の途に就いた財前。

 

帰国した財前を待っていたのは佐々木庸平の死で、庸平の息子からそれを知らされて父親の命を奪った張本人呼ばわりされたのでした。

 

<第12話のあらすじ>

 

財前が帰国してしばらくすると佐々木庸平の遺族たちは手術を行った財前教授を訴えることを決めます。

 

同じころ、退官した東元教授の娘である佐枝子は、何とか自立しようと藻掻いていましたが、なかなか思うように就職先を見つけることが出来ませんでした。

 

そんな佐枝子がようやく見つけたのは医療裁判を専門とする関口弁護士のもとでのアルバイトだったのです。

 

佐枝子がアルバイトとして働き始めたある日、財前を訴えるための相談先を探し続けて疲れ果てていた、佐々木の妻であるよし江が姿をあらわします。

 

よし江の話を聞いた関口は断ろうとしますが、何とよし江がその場で倒れ込んでしまったのです。

 

それから2週間後のある日のこと、 総回診をしていた財前教授のもとに裁判所から連絡がきたのでした。

 

<第13話のあらすじ>

 

佐々木よし江の訴えを聞くことになった関口弁護士は、勝ち目のない訴訟となることがわかっていたのに、費用として200万円を受け取ってしまいます。

 

何とかして証拠を得ようと浪速大学病院に乗り込んだものの、財前の統制下で思うように集めることができなかった関口弁護士。

 

一方、病院側の弁護士による浪速大学病院の会議の場でカルテを改ざんの蛮行を目の当たりにして思わず会議の席をたってしまった里見。

 

事務所では関口弁護士が、佐々木庸平の件についての事情を知っている佐枝子からさまざまなことが伝えられていました。

 

速大学病院の医者も雇われている弁護士も最低だと畳みかけられて、もっと真剣によし江の訴えと向き合おうと気持ちを改めた関口弁護士。

 

すると里見が裁判で治療の経緯を証言することを関口弁護士に約束してくれます。

 

里見は病院内に横行する不正に辟易していたのでした。

 

<第14話のあらすじ>

 

いよいよ佐々木庸平の死亡について裁判が始まります。

 

最大の争点は手術前に医療誤診があったか否かです。

 

事実を明らかにするために証言台に立つ里見でしたが、大学病院側にとって不利な証言をすることになってしまいます。

 

事実を証言することで病院を追われるかもしれない里見を、妻である三知代も応援しますが、その反面で自分たちの生活が壊れてしまうことを心配するのでした。

 

第1回証人尋問では、教授選の際にも厳正な判断をした大河内教授が、財前が手術前に転移の可能性を考慮しなかったことを甘い判断だときっぱりと指摘したのです。

 

財前の母であるきぬは五郎を心配してわざわざ裁判所までやってきたものの、ただただ遠巻きに見ることしかできませんでした。

 

裁判が佐々木側有利となるなか、初日が終わります。

 

その日の夜、形勢を逆転するための作戦会議を実施した財前サイド。

 

 

2回目の証人尋問では、佐々木よし江と柳原が召喚されます。

 

財前を訴えた張本人であるよし江でしたが、場慣れしているはずもなく極度に緊張していました。

 

もうひとりの柳原は第一外科医局員であったこともあり、財前によってうまく言いくるめられてしまいます。

 

<第15話のあらすじ>

 

自分が速大学病院にいられなくなることを覚悟したうえであくまでも患者側として法廷に立つことにした里見。

 

そんな里見は教授の財前からも攻撃されることになります。

 

女子高生が急患として里見のもとに運び込まれてきた際に、外科手術を財前に頼みますが、裁判のことでオペができる状態ではないと断られてしまいます。

 

それは目の前の患者を助けたければ出廷するのを止めろという財前の暗黙の圧力だったのです。

 

それだけではなく応援してくれていた妻の三知代も追い込まれていきます。

 

そして出廷当日の朝に、堪えられなくなった三知代から遂に別れたいと言われてしまった里見。

 

三知代は立派な夫なんかいらないと告げたのでした。

 

<第16話のあらすじ>

 

三知代から別れようと言われたまま原告側の証人に立った里見。

 

それでも里見は真実を毅然とした態度で証言しました。

 

里見がガン転移のおそれを事前に財前に伝え精密検査を勧めたと述べると、病院側の国平弁護士からは財前への嫉妬心だと詰られます。

 

そんな攻撃にも焦ることなく落ち着いて対処した里見は、これまで通りに自分の地位や名誉のためではなく患者のために戦ったのでした。

 

その日、財前は愛人である花森ケイ子に電話をします。

 

するとケイ子は、自分が医大を辞めたのは人の命を扱うことが怖かったからだと今日わかったと明かします。

 

そんなケイ子に向かって、繰り返し自分は負けないと告げた財前。

 

一方で里見が家に帰ってくると、誰もいなくなっていました。

 

三知代は息子の好彦を連れてほんとうに出て行ってしまったのです。

 

おこなわれた鑑定医報告は財前に有利な展開となり、原告側の関口弁護士は里見のもとにやってきます。

 

関口弁護士は、逆転できるとしたら患者に寄り添った鑑定ができるものしかないと考えたのでした。

 

そんな関口弁護士に、いつでも証言台で真実を語ることを約束した里見。

 

すると、息子を連れて家を出て行った妻の三知代は、二人そろって戻ってきてくれます。

 

喜び合って抱き合う3人でしたが、裁判は財前を追い詰めることはできずに野放しのままにする結果となってしまったのでした。

 

<第17話のあらすじ>

 

裁判の結果に納得できない原告側の佐々木よし江と息子の庸一。

 

二人の執念で裁判は控訴されることとなります。

 

さっそく新たな証拠や証人を探し出そうと奔走する関口弁護士でしたが、浪速大学病院を敵に回してまで協力して来れる人を見つけ出すことができません。

 

一審でよし江たちの訴えを退けることに成功した財前は、もはや向かうところ敵なしの牙城を築きます。

 

そんなある日のこと、財前は花森ケイ子も連れて癌センター予定地を見に行きました。

 

そして、やがてここが世界トップの癌治療の場所となって、自分は建屋の最上階に座ることになると自らの将来を夢みる財前教授。

 

その一方で病院側に不利になる証言をした里見は、浪速大学病院を辞職していました。

 

大河内教授から患者本位の地方病院を勧められた里見は、1年後に千成病院へ移り、家族で幸せな時間をすごします。

 

新たな証拠や証人を探し続けていた関口弁護士は、佐枝子の父親で財前の育ての親である東元教授に連絡をとることを思いつきました。

 

しかし、元浪速大学病院の東は簡単には患者側で動く関口弁護士の思うようにはなりません。

 

そんなある日。財前はいつものように総回診をおこなっていました。

 

すると食道癌を患った安田が目に留まると、亡くなった佐々木庸平のことがフラッシュバックしてしまいます。

 

そして後日、自分が安田の手術を引き受けた財前は、手術中に佐々木の面影が重なってしまったことで切ってはいけない静脈を切断を切ってしまったのでした。

 

<第18話のあらすじ>

 

誤って切ってはいけない静脈を切ってしまった安田の手術は、大量出血となりますが財前は平然をよそおいます。

 

しかし、周囲の医局員たちだけでなくケイ子も何らかの異常があったことに気づいたのでした。

 

その一方で、里見と会った東元教授は、自身の退官日にあったできごとを初めて知って驚きます。

 

財前が退官日に顔を合わせずにすむように、急いで佐々木の手術を行ったことで、ひとりの患者の命が失われたとわかった東元教授。

 

そして、これがきっかけとなって東元教授も関口弁護士に協力してくれるようになったのです。

 

別のところでは、財前教授に半ば強要されたとはいえ、裁判で嘘の証言をして以来、柳原は自責の念に苛まれて気が沈んでいました

 

自暴自棄になって酔っぱらった柳原が、財前から婚約者候補として勧められた華子と自宅へ入っていくのを見ていた看護師の君子。

 

君子もまた財前の不正と佐々木の死に関わっていたにもかかわるず、原告側としての証言を拒んでいたのでした。

 

<第19話のあらすじ>

 

関口弁護士に協力することを決心した東元教授は自身の医師生命うをかけて法廷に立つことにしました。

 

しかし、病院側の国平弁護士からは財前教授との確執に違いないと嫌らしく陰湿に攻めらます。

 

東元教授は財前教授との確執を認めながら、”明日の医療に繋げるため”と言い切ってくれたものの、次の尋問者であった船尾は自信なさげな話をされたため、関口弁護士は成すすべもなかったのでした。

 

こうして、原告側はまたしても圧倒的な敗北感に打ちのめされます。

 

事務所に戻った佐々木よし江と庸一が苦悩しながら”医師たちは何を言っているのわからない”と吐露するのを耳にした関口弁護士は新たな戦略を見出そうとしたのでした。

 

そのころ新しく設立されるがんセンターに集める優秀なスタッフをちらつかせながら、自分への忠誠を誓わせようと目論んでいた財前教授。

 

そんなある日、里見は財前から電話越しにがんセンターの内科部長になるよう伝えられますが、当然のごとく拒否したのでした。

 

申し出を拒絶されてなお自信たっぷりの財前でしたが、電話の向こう側で咳こんだのを聞いて思わず心配した里見。

 

次の法廷が始まると戦略を変えてきた関口弁護士が対質尋問をしはじめます。

 

するとそれまで盤石だと思われた財前が次第に問い詰められはじめ、遂には柳原に責任転換しはじめたのです。

 

それを聞いていた柳原は、遂に真実を叫んだのでした。

 

<第20話のあらすじ>

 

“財前先生の言ったことは嘘だ”

 

ようやく真実について声をあげて叫び始めた柳原に法廷中のひとたちがざわつき始めます。

 

すると、ここまで証言することを渋っていた看護師の君子も、遅ればせながら証人席にたつことを引き受けてくれたのです。

 

しかし、財前側は君子によって残されていたカンファレンス記録を処分させます。

 

その後に誰かが医局に忍び込んでカンファレンス記録等を破棄してしまいましたが、君子はカンファレンス記録に代わる証拠を準備していたのです。

 

そうして次の公判の日がやってくると、君子はカンファレンス記録の代わりに”術前説明”を証拠として提出したのでした。

 

君子が提出した”術前説明”によって財前側の旗色は一気に悪くなってしまいます。

 

 

さらに尋問は続き、法廷に立った里見。

 

そして、里見は断言したのです。

 

“たとえどんな治療を受けても助からなかったとしても、患者自身が生き方を選ぶべきだ”

 

こうして遂に財前は裁判での敗北が決定したのでした。

 

しかも財前は裁判終了直後に倒れてしまったのです。

 

長きに渡って浪速大学病院で癌治療に携わってきた張本人が、何と肺癌を患っていたのでした。

 

 

財前には自身が医師として信頼できる人物がひとりしかいません。

 

それは育ての親である東元教授だったのです。

 

ためらった財前でしたが、東元教授に自分の癌切除を頼んだのでした。

 

<第21話(最終回)のあらすじ>

 

こうして東元教授による財前教授の肺癌の切除施術が始まります。

 

ところが財前の胸を開いた東元教授は、目に飛び込んできた状態に言葉を失ってしまったのです。

 

何と財前の肺癌は胸膜全体にまで広がっていて手遅れの状態たのでした。

 

無駄な切除で財前の体力を消耗させまいと、そのまま縫合処置に移行した東元教授。

 

手術が終わったあと、誰一人として財前に真実を告げるものはいませんでした。

 

しかし、癌の専門医として長年やってきた医師として、自身の癌について知らずに死ぬは堪えがたいと、里見に診察を頼み自分の症状を知ろうとします。

 

しかし財前の癌に蝕まれた身体は、着実に最期のときに向かっていき、遂には自身もそれを悟ります。

 

昏睡状態に陥った財前の手を病室で握っていた里見。

 

その傍らには母親のきぬが寄り添っていました。

 

こうして財前は里見や母親に看取られて長かった戦いに終わりを告げます。

 

最期を看取った里見の手には、弱々しい字で綴られていたものの彼の強い意志が込められた手紙が握られていました。

 

“財前五郎は医師人生を浪速大学病院で生き力尽きるまで闘った。”

 


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