おしん あらすじ 113話114話関東大震災で雄と源じいと新しい作業場が…

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この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。

 

2019年8月9日、10日の再放送113話114話の内容です。

 

<113話114話の簡単あらすじ>

加代は浩太とのことを自分のなかでおさめて、加賀屋を守ることを決心するのでした。

おしんは駄目だったら何度でもやり直せば良いと新工場ができあがります。

大勢の人がお祝いに駆け付けてくれます。

そして、来賓の昼食の準備をしているときに関東大震災が起こります。

その揺れで雄をかばって源右衛門こと源じいが…あと出来たばかりの工場と家が崩壊してしまい…

 

<おしん113話114話のあらすじ>

 

昨日、浩太と会って帰ってきてから2階の部屋で布団を被って寝込んでいる加代です。

 

そんな加代を竜三も心配して何かあったら知らせるようにおしんに言います。

 

おしんが台所にいると加代が顔を覗かして言います。

 

「心配かけて悪かった。酒田さ帰るがら、、、」

 

好きなだけここに居て良いと加代に言うおしん。

 

加代は一晩考えたら自分の馬鹿さ加減に気付いたと、、、

 

そして腹が減ったと言うのでした。

 

加代は浩太が好きなのはおしんであって最初から自分はおしんの身代わりでしかなかった事が分かったと言う加代でした。

 

そして一番辛かったのはおしんだと云う事も分かったと、、、

 

これからは親孝行して、加賀屋を継がせるために自分の血を引いた子供も産むという加代です。

 

「今日で、その青春も終わった。これからは加賀屋の女主人に徹して生きてやる!見ででくれなおしん!あ~腹減った。いただきます」

 

その夜、酒田へ帰っていくのでした。

 

でも、加代の後姿は割り切ったと云う言葉とは裏腹にどことなく寂しそうだったのでした。

 

その夜、おしんは布団に入ってから竜三と話をしています。

 

「何かあるたんびに一つ一つ乗り越えて、乗り越えるたんびに大きくなったり強くなったりするのね、人間って、、、」

 

そして続けます。

 

「あなた。作業場建てることもう反対しないわ。あなたの好きなようになさって下さい。私ね、今の幸せ失うことが怖かったの。でも、失敗したらまた一からやり直せばいいんだもんね。夫婦が信頼しあっていたら、どんなどん底からだってまたはい上がれるもんね」

新しい作業場の完成

借金まみれで建てた竜三の夢の作業場が完成したのは8月の終わりでした。

 

「みんなも長いこと狭いところで苦労かけたが、来月から新しい工場で広々と仕事してもらえる。もう少しの辛抱だ」

 

竜三は9月1日に新築祝いをすることを縫子たちにも伝えたます。

 

竜三はその日の為に痩せる思いで頑張ってきていて、玄をかついで髭も剃らずにいたのでした。

 

大正12年9月1日。

 

新しい工場の完成祝いの日がきました。

 

竜三と黒留袖のおしんが工場に入ってきました。

 

縫子たちから口々にお祝いの言葉を掛けられるふたりです。

 

「よか部屋になりましたねぇ。いずれ寮になるとやろうばってん、わしもここで暮らそうごたばんた」

 

雄をあやしながらそう言う源右衛門。

 

源じいは祝典には出ずに雄の子守を買って出ていたのでした。

 

9月1日は倒産寸前の田倉羅紗店から子供服の田倉商会として再出発させた日でちょうど開店1周年に当っていたのでした。

 

田倉の家の方にたかとアテネの女給3人が訪ねてきていました。

 

「みんなおそろいで何事かんた?」

 

雄をあやしている源右衛門が4人を迎え入れます。

 

4人は祝賀会では大勢の来賓でろくに話もできないだろうと早めに来たのだと言うのでした。

 

新しい工場の門前には祝賀会の列席者が続々と詰めかけていて竜三とおしんはひとりひとりに頭を下げていました。

 

工場の2階で膳の準備をしている縫子たちにおしんが声を掛けます。

 

「皆さん、ご苦労様。12時になったらお客様皆さんこちらにお呼びしますから、よろしくお願いしますね」

 

12時になって列席者を案内しようとして階段を降りようとしたとき大きく振らて必死に手すりにしがみついたおしん。

関東大震災で工場と源じいが…

これが関東大震災と呼ばれる地震であることを誰も知る由もありませんでした。

 

激しい揺れに耐えきれず遂におしんは振り落とされて気を失ってしまいました。

 

揺れがおさまった時に2階から降りようとしたたか達が倒れているおしんを見つけます。

 

竜三もかけつけておしんを建物から離れたところまで運びます。

 

そこで気を取り戻したおしん。

 

ふたたびの激しい揺れに竜三とたかはおしんに覆いかぶさります。

 

店の雄と源右衛門が心配と言う竜三に自分も行くと走り出したおしん。

 

ふたりの安否を心配しながら走るおしんはこの地震がただ事ではない事を悟るのでした。

 

やっとの思いで田倉の家についたおしんが見た家は滅茶苦茶にはなっているがぺしゃんこの全壊にはなっていませんでした。

 

おしんはがれきの隙間から源右衛門の手が出てるのを見つけて、急いでがれきをどけ始めます。

 

すると雄の鳴き声がします。

 

そして源右衛門の胸に抱かれていた雄を抱き上げてあやすおしん。

 

「笑った!この子、笑った!」

 

そして源右衛門の胸に耳を当て何も言わないでいる竜三の方を見たおしんです。

 

慌てて源右衛門の頬に手を当てたのでした。

 

「冷たい、、、冷たい、、、」

 

周りではこの辺りは風下だから火が回らない内に避難しろと誰かが叫んでします。

 

竜三は自分の羽織を源右衛門の顔にそっと被せます。

 

「仕方なかぁ!じいは雄を守るために体を張ってくれたんだ。雄にもしものことがあったら、じいが浮かばれん!じい、こらえてくれえ!必ず迎えに来るからな、、、」

 

泣き叫ぶおしんを引いて雄をだいて竜三はそこを離れます。

 

あたりはまさに地獄絵でした。

 

一瞬で全てを失ったおしんと竜三でしたが、落とされた奈落の深さはまだ知る由もありませんでした。

 

<おしん113話114話の感想>

 

加代が抱き続けた浩太への想いは報われる事なく途絶えました。

 

でも加代のこの先の人生は自分を殺して加賀屋の暖簾を守るために捧げるだけなんて寂しいですよね。

 

そして、竜三とならば何度でも這い上がれると思ったから竜三の好きにしても良いと、、、

 

そんな希望に満ちたはずの新工場が一瞬にして壊れ去ってしまいました。

 

源右衛門の尊い犠牲のお陰で雄の命は救われましたが、全てを失ってしまったおしんと竜三と雄に待っている運命が気になりますね。

 


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