この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第3週(4月18日)に放映された「なつよ、これが青春だ」です。
<前回のあらすじ>
重苦しい雰囲気の中でなつは剛男から天陽の牛のことを聞かれてたどたどしく答えます。
「なあ、なつも気になるよな?天陽君はなつの大切な友達なんだから‼」
意を決して農業と酪農を兼業することで皆の生活を安定させることを目的に農協が資金のない人たちに牛を貸し出しているのだと泰樹に説明し始める剛男。
でも泰樹は農協が牛飼いを牛耳ると思い込んでいて聞く耳を持ちません。
「世の中が無駄に明るくなると大事なことが見えなくなるようじゃ‼」
電気が引けたのも農協のお陰だと言う剛男に泰樹はこう言い残して出て行ってしまいます。
その頃は力のある酪農家は乳業メーカーと好条件で取引ができましたが力のない酪農家は良い条件での取引ができない状況になっていたのです。
そんな乳業メーカーとの昔からの付き合いをやめることをしたくない泰樹でした。
困った剛男はなつに泰樹の説得を頼み込みます。
泰樹は自分のやり方を変えるつもりはありませんでした。
逆になつを使って自分を調略しようとしてきたと益々態度を硬化させます。
「わしの牛乳は農協には絶対に売らん‼」
困り果てたなつは通学の途中で自転車を漕ぎながら叫んでしまします。
「私はどうしたら良いの?教えて‼山‼道‼風‼」
15話はここで終わり、そこからの続きで今回は3週16話のネタバレあらすじになります。
<なつぞら16話の視聴率は>
16話の視聴率は22.2%でした。
前回15話から1.4ポイントダウンです。
ちなみに『なつぞら』の最高視聴率は15話の23.6%となっています。
<なつぞら16話のあらすじ>
こまり果てたなつは学校で同級生の雪次郎に相談します。
雪次郎は雪之介の子供で雪月の跡取りだったので農業従事者の子息が通う農学校では
異色の存在です。
なつから相談を受けた雪次郎は国語教師の倉田に相談することを勧めます。
倉田は高校演劇部の顧問もしていて雪次郎は部員になっていたのです。
十勝農業高校演劇部は倉田の指導もあり北海道コンクールで優勝したこともあるほどの実力を持っていました。
なつから泰樹と農協の問題を聞いた倉田はなつ本人がどう思っているのかと聞きます。
「お前が自分で答えを見つけなきゃお爺ちゃんにもお父さんにも何もものが言えないんじゃないのか?自分の問題として考えてみれ‼したらおのずと答えが見つかる筈だ‼」
なつは頷いて見せたものの倉田が何を言っているのかが理解できませんでした。
なつは天陽を訪ねて倉田の話をします。
「なっちゃんが柴田牧場の主だったらどうするのかって事じゃないのか?なっちゃん自身が農協が牛乳を集めて売った方が良いと思うのか?それか直接メーカーに売った方が良いと思うのか?その答えを見つけれって事じゃないのかな?」
天陽の分かりやすい説明で倉田の言っていた意味が理解できたなつ。
さらに天陽は、自分は農協から牛を借りているから農協に従わざるを得ないが柴田牧場の場合は違うと続けます。
その時、さっきまで大人しく草を食んでいた牛が突然興奮し始めました。
慌てて牛の近くいって様子を見るなつ。
なつは天陽に発情しているから明日の午前中までに種牛のところに連れて行くようにと教えてから帰路につきました。
時間を気にしながらなつが戻った時には集乳場で富士子と悠吉と菊介が搾りたての牛乳を冷やしていました。
泰樹は仔牛をみる事になっていたのに遅れたなつを咎めます。
泰樹に詫びてからなつは天陽の家の牛が発情したことを話しました。
「人間が発情したらどうする‼世間の目も考えろ‼お前らはもう子供じゃないんだ‼」
怒っている泰樹の顔を見て悲しくなったなつ。
泰樹は気まずそうな顔をして出て行ってしまいました。
なつは学校の事業中にノートの端に動く絵を描き始めました。
なつの顔が鬼の形相に変わって最後に泰樹の顔になります。
小学校の時に偶然見かけた天陽のノートに描いた馬が動く理屈を映画で理解してなつは時々気晴らしに描いていたのでした。
そんななつを見ていた雪次郎から『俳優修業』と云う本を手渡され次の日曜日に合わせたい人がいるから家に来るよう誘われます。
日曜日になって雪月に向かうなつ。
店はお菓子屋と喫茶室が分かれた創りに変わっていました。
目立つところに天陽が描いた十勝の風景絵が飾られていました。
天陽の絵を眺めているときに不意に倉田から声をかけられたなつ。
驚いているなつをさらに驚かせる倉田。
「奥原なつ‼お前演劇をやれ‼」
なつとテーブルに座っていた倉田を高校生と間違って吸っていた煙草を取り上げたとよ。
雪次郎がきて先生だと分かって雪之介とふたりで平謝りします。
倉田は地域での出来事を戯曲にすることで高い評価を得ていました。
そんな倉田は泰樹と農協の問題を戯曲化した芝居をなつが演じるのだと言うのです。
そして当事者としてもっと深く問題を理解すべきと続ける倉田でした。
<なつぞら16話の感想>
農協の問題になると頑なになる泰樹。
倉田が言う”自分の問題として考えれば答えは見つかる”と云う言葉の意味は天陽の説明で理解できてもどうしたものか全くわからないなつですね。
なつが農協絡みである天陽の家の牛に関わって欲しくない泰樹の言葉は暴走したように波風を荒立ててしましました。
このままではなつと泰樹の間柄も険悪になりそうですね。
なつが相談を持ち掛けた雪次郎と倉田はなつを想像だにしなかった方向へ引き込もうとしています。
この先、なつはいったいどこを向いて進んでいくのでしょうか。
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