この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年 12月30日から2020年1月4日の再放送235話236話237話238話239話240話の内容です。
<235話から240話の簡単あらすじ>
雄の戦友の川村が新年の挨拶にやってきます。
川村は初子との結婚と雄に代わっておしんへの支援を考えての訪問してきたのです。
土地の結婚と土地の融通は別の話とけじめをつける川村でしたが高利貸の怨恨で殺害されていまいます。
そんな状況なのに仁はおしんの意に反して自分の進むべき方向を定められず短視眼的な行動ばかりです。
新しい店も軌道に乗りかけた頃に奉公にきているゆりと仁の関係を知って驚くおしん。
しかし、仁はもっと驚くようなことをしていたのでした。
<おしん235話から240話のあらすじ>
雄の戦友の川村が訪ねてきていたのでした。
川村の両親は戦争が終わっても満州から引き揚げてこなかったので川村は独り身だったのです。
川村は日本に帰って来てからはペニシリンやエチルアルコールの密売や闇屋で稼いだ金を株に投資したと言います。
その株が朝鮮戦争特需で高騰して大きく儲けて今は小さな貿易会社を営んでいるのだと話すのでした。
そして唐突に雄の代わりに初子と結婚したいと言い出します。
余りにも突然の話に川村の事は何も知らないと断る初子。
その3日後に再びおしんたちの前に川村は姿をあらわします。
川村は駅前に立地の良い土地が見つかったので自分がそれを購入しておしんたちに貸すと申し出たのでした。
川村は時間を掛けて自分を知って欲しいと初子にいいますが、初子は自分の身体は東京で汚されていて嫁になれる人間ではないと川村に伝えます。
「自分にも汚点はある、そんな過去のことは捨て去り忘ればいい‼」
とにかく川村は初子と結婚したがります。
ある日、おしんが行商に出掛ける準備をしているとひとりの女がきて仁が貸した金を返さずに名古屋で居座っているので支払いと引き取りをして欲しいと訪ねてきます。
仁は女のヒモになっていたのだった。
おしんは放置を決め込みますが初子が自分で整理して帰って来いと出向いて仁に言います。
仁は百貨店で自分の思うような仕事に就けなかったため辞めた後、知り合った男とブローカー的な仕事に取り組んだが詐欺にあったりや紛い物をつかまされたりで損をしていたのでした。
仁はあらためておしんの勧めに逆らって大学へ行かなかった事を後悔しますが今更仕方がありません。
世の中は学歴がものを云う社会に代わっているのを思い知らせれた仁。
このまま同じ場所で店を続けていても売り上げものばせないと考えた初子は川村に会って頼みます。
駅前の土地を貸して欲しい。その代わり川村と結婚すると、、、
でも川村はおしんの為に買った土地なのだから雄の形見として受け取って欲しいと無条件譲渡を言うのでした。
おしんは時間がかかっても少しづつ金を返すことで川村の好意に甘えることにします。
ある日、おしんは川村からの書留を受け取ります。
封筒の中には、駅前の200坪の土地のおしんの名義になっている登記簿謄本が入っていたのです。
しかし、その日の夕刊に川村が殺害されたと云う記事が載っていたのです。
新聞には川村が高利貸しをしていて厳しい取り立てを恨んでの怨恨殺人だと報じられていました。
おしんは身寄りのない川村の遺体を引き取り手厚く弔ってから竜三と雄が眠る墓地に葬ったのでした。
おしんは呟きます。
「川村も戦死してしまったのだ、、、」
そして、川村が残してくれた駅前の土地にあらたに田倉商店を開店させたのでした。
川村がこの世を去った翌年には新しい店にゆりが17歳で奉公に来ていました。
昭和30年の雄の命日におしんと希望と初子が墓参りをしています。
その頃になると、おしんはトラックを運転して魚や野菜の仕入れに勤しんでいました。
仁は時々名古屋を経由して東京へ出向くようになりますが、もう髪結いのたかも的屋の健さんも依拠しておりおしんは東京への贈り物を届ける先が亡くなっていました。
仁は地道な道を嫌い簡単に大きな利益を上げる事に執着していて自分とは考えを違えていると嘆くおしんです。
そして初子から仁とゆりが只ならぬ関係になっていることを知らされて驚いていたおしん。
それを聞いて慌てふためいて激怒するおしんですが初子からなだめなれて落ち着きを取り戻していたのでした。
おしんは佐賀の清の事も思い出しながら、自分の息子の嫁には欲がでてしまうのが親の性であるが、冷静に考えてみればゆりは仁の良い嫁になるであろうと思いなおすにしたのでした。
しかし、仁はゆりと付き合いながら新しい彼女の道子との結婚を考えていたのでした。
しかも道子の父親は一代で衣料品店を成功させていた財産家だったのです。
そんなある日、仁は道子の父親から勧められたセミナーを受講するために東京に向かいます。
東京に行った時に道子に会った仁は道子の母親から結婚の話を正式に進めたいとの申し出を受けるのでした。
<おしん235話から240話の感想>
川村のふたつの想いはひとの弱みにつけ込んだ交換条件と誤解されやすいですね。
でも雄に代わっておしんを支えることは土地の譲渡で達成できたのかも知れません。
両親が満州にいったままの川村にとっておしんは母親のぬくもりを感じさせてくれる存在だったのかも知れません。
仁の不安定さは何が原因なんでしょうか。
雄は面倒見の良い優等生として育って希望は心優しい人間になってきているのに仁だけが何か変ですね。
仁は何故か短視眼で心が荒んでいる様に思えてきます。
仁の行動は誰かを傷つけてしまいそうで心配です。
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