この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第25週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」の145話146話です
<前回のあらすじ>
いよいよ『大草原の少女ソラ』のテレビ放送が始まりますが、視聴率が中々伸びずにマコプロダクションのスタッフたちは気を揉みます。
そんなある日、麻子がテレビ局から呼び出しを受け、皆が打ち切りの話かと心配します。
ところが、会社に帰ってきた麻子は笑顔でした。
テレビ局は届けられた視聴者からの好評の手紙を渡すために麻子を読んだのでした。
麻子が持ち帰った手紙の束を読んだ会社のスタッフたちの士気は否応なしに高まります。
それ以降、視聴率も徐々に高くなりマコプロダクションでは週に1本を作り上げるのに目の回るような忙しさが続いたのでした。
そんなある日、『ソラ』のファンだと云うひとりの少女がマコプロダクションの前にいるのを麻子が見つけます。
少女の話を聞いた麻子は喜んで少女を社内に招き入れ作画室を案内したのでした。
“杉山千夏”と名乗った女の子は作画室で使用済みのセル画を貰うとまるで宝物を得たような顔をしながら喜んで帰っていきます。
なつは”杉山千夏”と云う名前を聞き、帰っていくその子を追いかける様に会社の外に飛び出します。
すると物陰に隠れていた母親が少女の手をとって帰路につこうとしていました。
その後ろ姿を見たなつは思わず声をかけます。
「千遥?千遥じゃないの?」
すると、歩き始めた足を止めてゆっくりと少女の母親がなつの方を振り返ったのでした。
<なつぞ145話146話のあらすじ>
「千遥?千遥だよね?」
なつに呼び止められた母親は小さくうなずきます。
母親は千遥だったのでした。
なつが慌てて飛び出して行ったため、心配した一久と優も会社の中からなつを追いかけて出てきていました。
千遥がなつたちに向かって話はじめます。
「娘が『大草原の少女ソラ』が大好きで『ソラ』のファンなんです。毎週の放送を楽しみに見ているんです、、、ふと、どんなところで作っているか私も見たくなって娘を連れてやってきたんです、、、」
そう言って、急いで帰ろうとする千遥に向かって、どこに住んでいるのかを尋ねたなつ。
千遥は自分の娘にはなつたちの事を何も話していないのだと言います。
連絡先を教えて欲しいと懇願するなつに、千遥は自分が神楽坂で『杉の子』という店をやってるから、そこに客を装ってきて欲しいと言い残して帰っていきました。
なつは偶然に成しえた千遥との再会と千遥と切れていた糸がつながったことを大いに喜んだのでした。
千遥と再会してから数日後、なつと咲太郎は光子と信哉と奥さんの明美を連れて千遥から教えられた神楽坂の『杉の子』を客として訪ねます。
カウンター越しに板さんが話しかけてきます。
「皆さん、お友達ですか?」
それに対して、まるで千遥に説明しているかの様に咲太郎がみんなの間柄などを説明しました。
「なつと俺が姉妹で、、、信哉は幼馴染です‼そして、こっちが俺の奥さんで、、、あっちが信哉の奥さん、、、」
カウンターの中で料理を作りながら、千遥は咲太郎の話に微笑みながら聞き耳を立てていました。
みんなは千遥に聞かせるように話ながら料理を食べていきます。
料理も終盤に差し掛かった頃に、咲太郎が千遥に向かって天丼を作って欲しいと頼み込みます。
そして、目の前にだされた千遥が作った天丼をひと口食べるなり、咲太郎は感激して泣き出してしまいました。
「これだよ、、、ずっと、、ずっと探し続けてきた天丼は、、、遠い昔に料理人だった親父がよく作ってくれた天丼と同じだ、、、」
それを聞いてなつが口を挟みます。
「お兄ちゃん、違うよ。天丼をつくってくれたのは母さんだよ、、、」
千遥が天丼を作っている姿を見ていたなつは、忘れかけていた母親の姿の記憶を蘇らせていたのでした。
「女将さんが天丼を作っているのを見て、母の事を思い出したのかもしれません、、、」
そう言いながらなつの目には涙が溢れ出してきたのでした。
<なつぞら145話146話の感想>
やはり母親は千遥でしたね。
しかも、なつと同じように女の子を生んでいました。
でも、何となく訳ありそうな千遥が気になります。
千遥の店で3人の兄妹が集まっているのにお客としての会話しかできないなつと咲太郎は当回しに千遥に話掛けていましたね。
咲太郎となつの目に浮かんだ涙のは懐かしい天丼のせいではなくバラバラになった兄妹が再会できたことの嬉し涙だったに違いありませんね。
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