この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第5週「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」の25話26話 4月29日(月)30日(火)放送内容です。
<前回のあらすじ>
番長の門倉の出番がやってきます。明るい照明と大勢の観客を前にして上がってしまった門倉は台詞を忘れてしまいます。なつが台詞を伝えようとしますが門倉はその振りを見て頷くばかりか唐突に大声で歌い始めます。その間に小道具にかくれて門倉に台詞を伝えたので芝居はなんとか元に戻ったのでした。
そして『白蛇伝説』のクライマックスの場面です。その時、会場の隅に泰樹と天陽が姿をあらわします。村長の娘を嫁がせる代わりに眠り病に効く薬の元になる鮭をもらう話に反対するポポロ。
「私にとって村人は家族です‼血はつながっていなくても皆が私にとって大事な家族なんです‼その家族がもし争い事に巻き込まれて命を落とすような事になったら私は、、、その悲しみに耐えきれない、、、だから私が家族を守るんです‼」
ペチカを失いたくなかったポポロは絶望して山に迷い込みます。目の前に現れた白蛇の化身にペチカを誰のところへも嫁がせないようにと願ったポポロ
ポポロの願いはペチカが眠り病にかかると云うかたちで叶えられました。全てをなくして絶望するポポロの前に再び白蛇の化身が現れます。そして自分を焼いた皮を煎じて飲めば病気が治ると言います。
その後に出てきた白蛇役の白塗りした良子が笑いを取って芝居は終わりました。富士子はロビーにいた泰樹に観れたのかを尋ねます。
そこに衣装のままのなつと雪次郎そして天陽があらわれます。一致団結するために自分の牛乳も農協に預けことにすると言う泰樹。自分が愚かだったんだと寂しそうに立ち去ろうとする泰樹を引き留めるなつ。なつは泰樹が愚かな筈がないと言います。
泰樹はなつの誇りで目標だとも言います。途中からは自分のために演じたんだと泣きながら泰樹に抱き着くなつでした。
<25話26話のあらすじ>
演劇コンクールは残念ながら敗退です。
なつ達は『白蛇伝説』で使った衣装や道具を校舎の裏側でドラム缶に入れて焼いています。
その中には天陽が描いたゲルニカの様な背景画もありました。
あった言う間だったと言う雪次郎。
なつは舞台も天陽の絵も心に一生残ると楽しさを振り返ります。
コンクールは敗退。
原因は誰が考えても明らかに門倉が台詞を忘れて歌い出したことでした。
でも本人はケロッとしていています。
しかも、卒業したら嫁になって欲しいなつにプロポーズまでしたのでした。
当然、なつは門倉にそれは出来ないとはっきり断ります。
演劇への取り組みが終わったなつは再び牧場の手伝いに励みます。
ある日、泰樹は馬車の干し草の上に寝転がって空を仰ぎながらなつに話をしはじめます。
「お前を天陽と結婚させられないと言ったらどうする?」
泰樹はなつに牧場を継いで欲しいと考えていて天陽が養子に来てくれない限り結婚させられないと言うのです。
照男だけでは頼りないしバターも作りたいと思っている泰樹でした。
「じいちゃん、私と天陽くんはそんな仲じゃないよ?」
高校3年生の夏と言えば卒業後の進路を決めなければならない時期です。
だから泰樹もなつと柴田牧場の将来のことを気にして考えていたのでした。
なつは天陽から絵の具をもらって目を輝かせていたのでした。
それを見ていた泰樹。
「なつは絵が描きたかったのか?」
天陽の様にうまく描けないけれど絵を描くことが好きだと言うなつ。
そしてなつはもっと自由に描けたらどんなにいいかと思っていたのでした。
丘の上に登って十勝平野の風景をキャンバスに描き始めるなつ。
すると見覚えのある顔の若い男がなつに手を振って近づいてきます。
「なっちゃんか・・・?俺が誰だかわかるか?」
声をかけてきたのは孤児院で一緒だった佐々岡信哉でした。
信哉はなつが咲太郎宛てに書いた手紙から居場所をしり北海道までなつを訪ねてきたのでした。
なつが柴田家に戻ると信哉がなつを東京に連れ帰るかも知れないと緊迫した空気が漂っていました。
「今更、連れていくなんてことを言わないでほしいんだわ。どこの誰だかわらないけど!!」
菊介は言います。
「そんな気で来たわけではないので安心してください!!」
信哉は今までの経緯を説明するのでした。
「孤児院を出てから4年前までは、新宿の芝居小屋で働いていたことは聞いている。そこから先はわからないけど・・・これからもわかるようなことがあれば連絡するよ!!」
なつは咲太郎のことを信哉に尋ねますが行方不明のままです。
剛男から泊まっていくように言われた信哉でしたが仕事があるとの理由でその日に帰っていきました。
信哉が帰った後で富士子は泰樹に相談します。
「なっちゃんと一緒に東京に行ってお兄ちゃんを探してこようと思うのだけど、、、」
兄に会わない限りなつの時間は止まったままだと言う泰樹。
なつは富士子と咲太郎を探しに東京に向かう事になります。
北海道十勝から東京新宿まで船と列車で丸2日かかりました。
ふたりは川村屋で信哉と待ち合わせていました。
川村屋はパン屋と喫茶店を併設した店でしたが売り物の値段は雪月の3倍もしていました。
信哉にご馳走すると言われたなつはここで食べるのは止めようと飲み物だけを頼みます。
しばらくすると信哉が店主の前島光子を呼んでくれ咲太郎のことを尋ねました。
「ムーランルージュという劇場で働いていたのだと思う。私は、劇場に顔を出すわけでないからはっきりとはわからないけど。役者ではなく裏方のお仕事を手伝っているようでした。よく俳優さんたちに連れてきてもらっていましたから!!」
そう言うと光子はスーツ姿の中年男性を紹介してくれます。
新宿かいわいのことならなんでも知ってると云う本屋を営んでいる茂木社長でした。
茂木は咲太郎が妹たちを迎えに行くって話をしていたと言います。
他に咲太郎のことを知っている人がいないかを茂木に聞く信哉。
茂木から聞いたメランコリーで歌っている煙カスミを訪ねたなつと富士子と信哉。
でも煙カスミも行方を知りませんでした。
富士子に近くの宿屋を聞かれた光子は川村屋の寮の空き部屋をふたりに提供してくれます。
心配する店の従業員に光子はなつがいれば咲太郎を捕まえられるかも知れないと耳打ちするのでした。
<25話・26話の感想>
泰樹に観てもらうために取り組んだ演劇大会は残念ながら敗退してしまいましたが多くの思い出を残してくれましたね。
それにしても門倉の無頓着な性格はある意味で羨ましく思えます。信哉の出現で咲太郎との再会へとつづく道が思わぬ格好でつながっていきましたね。東京で咲太郎の捜索が始まりましたが未だ糸口さえ見つかりません。
さらに川村屋の光子の言動は気になります。なつも富士子も光子を信じて頼っていて良いのか心配ですね。
スポンサード