この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第9週目「なつよ、夢をあきらめるな」の51話52話です
前回50話の振り返りと感想もどうぞ
<前回のあらすじ>
なつの事を不憫に思った咲太郎は翌日に東洋映画を訪れたのでした。
会社に着いた咲太郎はそぐさまに仲を探します。
「どうして、なつは試験に落ちたのですか?」
「ちょっと、無責任じゃないですか?なつに、入社できるって言ったのは、あんたなんでしょう?」
場所を変えて話をするふたり。
「なっちゃんは合格したと思ってたんです。点数は、悪くなかったはずです。もちろん、キャリアがあるわけではないけど、入社後は僕が見ることになっていたので。面接でなにかあったのかな⁉」
咲太郎には思い当たることがありました。
劇団の営業で偶然に東洋映画に行ったときに咲太郎は大杉社長になつの事をお願いしていたのでした。
咲太郎は風車に帰ってきてからやけ酒を飲んでいました。
買い物から帰ってきた亜矢美はそれを見て、咲太郎から酒を取り上げます。
その頃、なつは川村屋で皿洗いをしながら天陽の言葉を思い出していました。
「なにもないキャンバスに向かう自分は、無力ばかり感じる。けど、そこで生きている価値は誰にも邪魔されない。なっちゃんも、道に迷ったときは自分のキャンバスだけに向かえばいい‼」
数日後、信哉が川村屋にやってきます。
試験は落ちたけれど自分の夢を諦めてはいないので、アニメーターになる別の道を探すと言うなつ。
そこに、仲と陽平がやってきました。
なつの絵は悪くなかったと言う仲。
原因は社長の大杉が咲太郎のことをプロレタリア演劇の新劇「赤い星座」の人間で危険な人物だと誤解したことでした。
9月にある仕上げの試験を受けて入社することが先決だと言う仲。
それまでに、咲太郎の誤解も解いておくと仲が言います。
<なつぞら51話52話のあらすじ>
信哉が慌てて川村屋にやってきます。
「咲太郎が警察に取り調べを受けたみたい。歌舞伎町でサンドイッチマンを無許可でしてたらしい。サツ回りしてて、情報が入ったんだ‼」
なつに話をする信哉です。
信哉はサンドウィッチマンも知らないなつを連れて歌舞伎町に行きます。
台の上で看板を前後につけた咲太郎が客引きをしています。
「買ってください。私の真心。売ってくださいあなたの恥じらい。朝まで、あの子と踊ってください。さあ、スウィートホームへ‼」
咲太郎の姿を見て悲しくなるなつ。
そんななつに気づいた咲太郎はふたりを路地裏に連れていきます。
咲太郎のやっていることが分からないと言うなつに咲太郎は応えます。
「何も悪いことはしてないよ。辛いのはわかるけど、もうあんな会社のことは忘れろ。あんな会社入らなくてよかったんだ。俺たちみたいな人間は、差別を受けることがあるんだよ‼」
咲太郎は光子の借金を返してなつを肩身の狭い思いから解放させてやりたいからやっているのだと言います。
自分の為だったらやめてと言うなつは咲太郎に何がしたいのかが分からないと伝えます。
今度はムーランルージュをやりたいと答える咲太郎にそれは亜矢美のためで自分のためではないと言うなつです。
何が分かるんだと言われてなつは言い返します。
「わかるよ。人に騙されて、マダムに肩代わりさせたんでしょ。それだと、人に迷惑かけてるだけじゃない。お兄ちゃんがちゃんとした人にならないと、人を助けることなんてできないよ‼お兄ちゃんが、真面目に働いているんだったら私のことはいいの。自分のために頑張ってよ。人のことは放っておいてよ‼」
なつが泣き崩れていると見回りの警察官がやってきて咲太郎を連れて行ってしまったのでした。
なつは咲太郎が何を考えているのか分からないと光子に相談します。
「いつも、人のことばっかりで、兄自身は生きていないような気がして。それは、私が東京に来たことも影響しているのですけど、、、」
すると光子が話はじめます。
「サイちゃんは、そういうやつなのよ。自分のことよりも、人のために生きるのが好きなのよ。そういう人もいるの。私の祖母はね、なぜかサイちゃんのこと気にいっていて、、、ムーランルージュがなくなったときに、川村屋で雇おうとしたの。でも、サイちゃんは断ったわ⁉」
咲太郎は亜矢美のために川村屋で働くことを断っていたのでした。
咲太郎は人を思う気持ちが純粋で人のために生きるのが好きのだと言う光子。
そこに亜矢美が野上に案内されてやってきます。
亜矢美は咲太郎の借金の一部として1万円を持ってきていたのでした。
でも、亜矢美から受け取る筋合いはないと断る光子。
「いくら、あなたが咲太郎に恋をしていたからって、咲太郎のしたことは許されることじゃないわ‼」
亜矢美の話に何か誤解していると光子は言い返します。
それから亜矢美は咲太郎が描いたと云う絵をなつに見せたのです。
「咲太郎は、その絵を見ながら心の支えてしてたのよ。そういう奴なのよ。あの子があなたにどんな迷惑をかけたかは知らないけど、今もそうやって生きているの。あの子なりに。だから、それだけは分かってあげて‼」
そう言って見せられた絵は父親が描いたものとよく似ていたのでした。
その日の夕方、なつは咲太郎のところへ行きます。
酷い事を言ってすまないと謝るなつが部屋を見渡すと演劇の本がたくさん置いてありました。
亜矢美から本を読めとうるさく言われている咲太郎なのでした。
なつが東洋映画の試験におちたのは自分が大杉社長に出過ぎたことをしたからだと言う咲太郎。
でもなつはそれを否定しアニメーターになる事を諦めていないと伝えます。
そして、アニメーターの試験じゃないけど9月にある試験を受けるのだと話しながらなつは鞄から父親の手紙をとりだしたのです。
「今度は、お兄ちゃんがもってて。今度は、お兄ちゃんの番だよ。この絵を見ると、まるで生きているみたいに動いてたの。お兄ちゃんがタップダンス踊っているのも想像して。だから、漫画映画を作りたいと思ったんだよ。お兄ちゃん、ありがとう。この手紙と一緒にお兄ちゃんが私をずっと、励ましてくれていたの‼」
でも手紙はなつが持っていた方が良いと返すと咲太郎はサンドウィッチマンの格好をして出かけようとします。
「お兄ちゃん、やっぱり私たちお父さんに似てるんだね⁉。千遥も絵を描いているかな?どこかで、絵を描いてくれてたらいいね⁉」
ふたりは窓から空を見上げてたのでした。
<なつぞら51話52話の感想>
咲太郎は金を稼ぐためになりふり構いません。
でもそれが自分のためでなく、なつのためだったり亜矢美のためだったりするのが悲しいなつですね。
光子が言うように咲太郎は人のために生きるのが本当に好きなのでしょうか。
亜矢美が光子に抱く誤解も解消されておらず気になります。
新しい文化の開拓者が集う新宿で咲太郎も何かを目指して開拓者になって欲しいものですね。
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