この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第9週目「なつよ、夢をあきらめるな」の53話54話です。
無時に東洋映画に入社が決まり、川村屋をでるなつ。次は風車の2階に住むことになりますが…
<前回のあらすじ>
なつは咲太郎が何を考えているのか分からないと光子に相談します。
咲太郎はいつもひとの事ばかり気にして自分自身がいきていないように思えると言うなつでした。
「サイちゃんは、そういうやつなのよ。自分のことよりも、人のために生きるのが好きなのよ。そういう人もいるの。私の祖母はね、なぜかサイちゃんのこと気にいっていて、、、ムーランルージュがなくなったときに、川村屋で雇おうとしたの。でも、サイちゃんは断ったわ⁉」
咲太郎は人を思う気持ちが純粋で人のために生きるのが好きのだと言う光子。
そこに亜矢美が野上に案内されてやってきます。
亜矢美は咲太郎の借金の一部として1万円を持ってきていたのでした。
でも、亜矢美から受け取る筋合いはないと断る光子。
それから亜矢美は咲太郎が描いたと云う絵をなつに見せたのです。
「咲太郎は、その絵を見ながら心の支えてしてたのよ。そういう奴なのよ。あの子があなたにどんな迷惑をかけたかは知らないけど、今もそうやって生きているの。あの子なりに。だから、それだけは分かってあげて‼」
そう言って見せられた絵は父親が描いたものとよく似ていたのでした。
その日の夕方、なつは咲太郎のところへ行きます。
なつが東洋映画の試験におちたのは自分が大杉社長に出過ぎたことをしたからだと言う咲太郎。
でもなつはそれを否定しアニメーターになる事を諦めていないと伝えます。
それから父親の手紙をとりだして今度は咲太郎が持っている様にと渡そうとします。
でも、なつが持っていた方がいいと押し返す咲太郎。
「お兄ちゃん、やっぱり私たちお父さんに似てるんだね⁉。千遥も絵を描いているかな?どこかで、絵を描いてくれてたらいいね⁉」
ふたりは窓から空を見上げてたのでした。
<なつぞら53話54話のあらすじ>
9月がやってきたなつは面接を受けます。
面接で自分の想いをアピールしたなつ。
「どうしても、漫画映画を作ってみたいんです。ディズニーみたいに、絵に命を吹き込む。それを日本の漫画映画で作りたいんです‼」
今回は無事に合格することができたなつは十勝の家族にもすぐに連絡しました。
柴田家では合格を祝って乾杯をしています。
少しでも帰って来れると良いのにと言う皆に帰ってこないのが良い知らせなのだと言う泰樹です。
でも、誰もが泰樹が一番帰ってきて欲しいと思っていることを知っていたのでした。
夕見子も札幌からなつに電話をします。
中に入ったら誰にも負けるなと激励する夕見子が泰樹にそっくりになってきたと感じた微笑むのでした。
その夜、なつは亜矢美から見せてもらった絵を咲太郎に返すために風車を訪れます。
なつは川村屋をでた後に、風車の2階に住ませて貰えないかと頼みに来たのでした。
喜んで風車の2階を案内する咲太郎です。
なつが住みたいと云う部屋には亜矢美の衣装が所狭しと並べられています。
「なまら、すごい。見てもいいですか?」
亜矢美はこれでも一応ムーランルージュではスターだったから同じ服を着てると思われたくなったと説明します。
「気にいったのがあったら、もっていっていいわよ。着てくれたほうが服も喜ぶわ‼」
そう言う亜矢美はなつの給料が5000円であることを聞いて家賃を1500円に決めます。
しかも家にあるものは食べ放題で着放題と云う破格の安さでした。
こうしてなつの東京での職場と住む場所が決まったのでした。
翌日、なつは光子に引越しすることを話します。
「あなたが他人のために無理したらダメだよ。女が働くことは、それでなくても大変。しっかり、自分をもってね‼」
なつにアドバイスしながらなつと握手する光子です。
そしていつでも来てくれと続けて言う光子に謝意を伝えるなつでした。
引越しの日、非番だから何か手伝うと言う雪次郎ですが咲太郎もいるので大丈夫だと言うなつでした。
その時、咲太郎が雪次郎に言いました。
「代わりと言ったらなんだけど、就職祝いをするから参加してよ‼美味しいもん作るから、兄ちゃんは。なんでもできちゃうんだな‼」
咲太郎がなつの就職祝いに作った料理は天丼でした。
天丼を作るコツについて喋りながら手際よく料理を勧める咲太郎。
「天ぷらは、結局衣で決まるんだ。いいネタを生かすも殺すも衣次第なんだ。粉はこうやって優しく混ぜるんだ‼」
それを聞いて雪次郎はまるで修行してきたみたいだと言います。
咲太郎が人生は何事も修行だと言った言葉尻をとらえて、だったら目標をひとつに絞らないのも在りだと雪次郎は返したのでした。
「料理に絞ってみたら?料理人目指せばいいじゃない?昔、お父さんの店立て直すんだって言ってたじゃない⁉」
そう言うなつに咲太郎はいつの間にかその夢がムーランルージュの立て直しに代ってしまったと誤魔化すのでした。
天丼が出来上がったところに信哉がお祝いの花を持ってやってきました。
これで皆が揃ったと言う咲太郎に千遥のことを口にするなつです。
信哉も千遥を探さないのかと咲太郎に尋ねます。
「探してどうするんだ。幸せ壊すのか?」
千遥の話を止めたところに、カスミとレミ子と佐知子も加わりまって皆で天丼を食べたのでした。
雪次郎が咲太郎はダンサーとか役者は目指さないのかと聞くと、亜矢美やカスミは昔から裏方ばっかりをやりたがっていたと言います。
「裏の仕事がなんか好きなんだよね。いい芝居、みれたらそれで満足しちゃうんだ」
仕事と云うものは多くの目立たない人に支えらえてなりたっているものだと信哉は言うのでした。
「俺も、今は裏方だな。今は、、、」
そう言う雪次郎に違和感を覚えた佐知子でしたがその時は何も聞けません。
そして咲太郎が言いました。
「なんでもいい。自分を生かすことができる仕事が見つかったら幸せだ‼」
<なつぞら53話54話の感想>
なつは試験に合格して東洋映画に入社できることになって良かったですね。
周りの多くの人が自分の事のように喜んでくれます。
それにしても咲太郎は多才だったんですね。
何でも出来るから目標をひとつに絞り込めないのかも知れません。
それぞれが自分の為の夢を持っているのに咲太郎だけは自分の為の夢がありません。
皆がそれを気にしはじめていますね。
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